暮らし
Life
【富山の新米】4品種が勢ぞろい。どれが好き⁉

今年も新米の季節がやってきましたね。暑い夏を乗り越え、生産者の方が一生懸命に育てた富山のお米。もう味わいましたか?2025年の富山の新米は、8月下旬に早生(わせ)品種「てんたかく」、9月に中生(なかて)品種「コシヒカリ」、10月には「富富富(ふふふ)」や晩生(おくて)品種「てんこもり」が店頭に並び、富山米4品種が勢ぞろいします。
この富山米“4兄弟”。それぞれ異なる魅力や、おすすめの食べ方・調理法があります。今年はぜひ食べ比べをして、お気に入りの銘柄を見つけてみませんか♪

早生品種「てんたかく」
8月中旬には稲穂が色づき、8月下旬に収穫されました。
目次
ほおばる幸せ。「富山米」がおいしいわけ
「ほおばる幸せ。富山米」をスローガンに、富山県では「美味しい・安全・安心」な米の生産に取り組んでいます。立山連峰の雪どけ水を水源とする、夏場でも冷たいミネラル豊富な清らかな水。稲が健やかに育つ肥沃な大地。そして日本一の「水稲種子」出荷を誇る高品質の種子。これらの恵まれた米づくり環境と作り手の技術・知恵の結晶が、富山米です。

富山県で最も栽培面積が多いのは「コシヒカリ」。しかし多様なニーズに対応した品ぞろえの充実や、猛暑などの気象変動に打ち勝つため、「富山オリジナル品種」の改良に長年取り組んできました。そこで生まれたのが「富富富」「てんたかく」「てんこもり」です。

猛暑に強い、万能米
「富富富」中生(なかて)品種
笑顔ひろがる、毎日「ふふふ」。の新しいキャッチコピーとともに、ますます注目を集める「富富富」。品質低下につながる夏の猛暑や風、病気に強く、農薬や肥料を減らした環境に優しいお米です。
2018年のデビュー以来、栽培面積は年々拡大。近年は家庭用だけでなく、市販のおにぎりや弁当、飲食店などの業務用でも需要が増しています。レンジでチンするお手軽なパックごはんも登場し、より身近な存在に。炊き上がりは香り高くツヤがあり、冷めてもご飯が硬くなりにくくおいしさが続くため、お弁当やおにぎりにもおすすめ。
甘み・旨みのバランスが良く、食べ飽きないのでふだん使いにぴったりの万能米です。あっさりとした食感なので、和洋中あらゆる料理や調理に使いやすいですよ。

もちもちとした粘りと甘み
「コシヒカリ」中生(なかて)品種
富山県の生産量ナンバーワン「コシヒカリ」。令和6年産米では特Aを獲得するなど、富山県のコシヒカリは全国でも高評価です。コシヒカリは他の富山米3品種より暑さに弱いため、高温障害などで品質が低下しないよう、農家のみなさんが土壌や水などの徹底した栽培管理をしています。
もちもちとした粘りのある食感と甘みのバランスが絶妙で、根強いファンが多い品種。炊き立てはもちろん、冷めると甘みが一層引き立つため、「富富富」と同様、お弁当やおにぎりにもぴったりです。

粒ぞろいがよく軽やかな食感
「てんたかく」早生(わせ)品種
「ひとめぼれ」と「ハナエチゼン」の組み合わせから生まれた、富山県第一号のオリジナル早生品種「てんたかく」。粒が大きく形がそろっていて透明感があり、炊き上がりがシャキッとしています。
食感が軽やかで味があっさりしており、粘りすぎずしっかりとした歯応えが人気。酢飯と合うためお寿司のシャリに使われることも多いです。4品種のなかで粒が一番大きいため食べ応えがあり、モリモリ食べたい若い世代にも好評です。

甘みたっぷり、食べ応えも◎
「てんこもり」晩生(おくて)品種
食べ応えでは負けていないのが「てんこもり」です。粒感がしっかりしていて、粘りと硬さのバランスが良く、もっちり。炊き上がりはツヤツヤして張りがあり、甘みが強いことも特徴です。2025年にパッケージが新しくなりました。
つゆとの相性もよく、汁を吸ってもふやけにくいので丼ものにもおすすめ。中食・外食用の業務用米として、全国からも人気のある銘柄です。富山弁でてっぺん、頂という意味の「てんこ」。最高のおもてなしをするという思いも込められています。お茶碗にてんこもりにして味わいたいですね。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
~お米、豆知識~

エコで楽ちん。無洗米のススメ
無洗米は精米行程でていねいにヌカを取り除いているため、洗う必要がないと知っておるかな? 水洗いをせずに炊けるからお米を傷つけず、白米に含まれるナイアシンやビタミンB1といった水溶性の栄養や旨みも逃しにくいのじゃよ。
ヌカを取り除いてある分、普通の精米より計量カップに多くお米が入るから、炊くときは水を若干多めにするのがコツじゃ。炊飯器の目もりで1〜2ミリを目安に、あとは好みの水加減を探してみてくれたまえ。
富山県産コシヒカリにも「無洗米」があるぞ。 研ぐ必要がないから楽ちんで、忙しい人にもぴったりじゃ。節水や環境にも優しいエコな無洗米を試してみてはどうかな?

富山米4品種「富富富」「コシヒカリ」「てんたかく」「てんこもり」は絶賛発売中。お求めはお近くのJA直売所、販売店で。
また、JA全農が運営するオンラインショップ、JAタウン内の「越中自慢」では、富山県産「富富富」のパックごはん(200g)のほか、富山米の食べ比べセットや、富山県産コシヒカリの無洗米が登場することも。自分用はもちろん、富山のお米を贈り物として使いたいときにも便利ですね。
その他の暮らし記事
-
暮らし
Life【富山新店】革作家のオリジナル小物を販売『TOMARIGI watsuki店』が富山市にオープン
-
暮らし
Life【とやまもの】表情が異なるのも手作りならでは『宇津彫刻店』の「招きねこ」をご紹介
-
暮らし
Life【富山のローカル街めぐり】昔ながらの風情溢れる「南砺市福光」エリア
-
暮らし
Life【富山のローカル街めぐり】藤子不二雄Ⓐ先生のキャラクターを探しながら街を散策「氷見市氷見漁港周辺」エリア
-
AD
暮らし
LifeダイハツNEWムーヴと行く!紅葉と富山を巡る旅
-
AD
暮らし
Life【この夏はじめたい】あなたにぴったりの学びを見つけましょう♪習い事・体験NAVI