【石川県へ夏のぷち旅】醤油が香る港町・大野をぶらりさんぽ旅

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【石川県へ夏のぷち旅】醤油が香る港町・大野をぶらりさんぽ旅

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2024.06.29 更新

【石川県へ夏のぷち旅】醤油が香る港町・大野をぶらりさんぽ旅

日帰り旅プチ旅行

「おおの大橋」から眺める大野の町並みは、地元住民も誇る絶景。船が立ち並ぶ風情ある景色を眺めることができる。

かつて北前船の寄港地として栄えた金沢市・大野は、いくつもの蔵元が醤油や味噌を醸造している“醤油のまち”。

民家や蔵をリノベーションしたお店を訪ねながら、ゆったりとした時間を過ごしましょう。

｜石川県金沢市大野｜

kuru,ru.(クルル) /大野バイシクルベース

大野湊食堂

ホホホ座金沢

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ヤマト・糀パーク

老舗醸造蔵が伝える

発酵食のおもしろさを体感

　創業113年を迎える『ヤマト醤油味噌』は、パリの三ツ星レストランでも使われている日本初の丸大豆生醤油「ひしほ」を筆頭に、素材や製法にこだわる醤油、味噌、玄米甘酒、ぽん酢など、多彩な商品を製造しています。日本の食卓に欠かせない発酵食や糀の素晴らしさを伝えてくれる『ヤマト・糀パーク』は、その醸造工場のすぐそば。敷地内を歩きながら、見て、食べて、楽しみながら発酵の面白さを感じられます。

魚醤“いしる”を隠し味にした特製だし「いしるだし」（702円）、玄米と米糀だけで作ったまろやかな「玄米甘酒」（680円）、芳醇な香りの「かなえ味噌」（972円）は必見。

　直売所「ひしほ蔵」では、ズラリと並んだ品々を食べ比べながら、自分の好きな味を見つけてお土産に。また醤油ソフトクリームが人気の「テイクアウトコーナー」や、糀を加えた手湯を体験できる「糀蔵」、糀料理を味わえる「発酵食美人食堂®」やチーズケーキを販売する「こめトはな」があります。発酵パワーを身体の内と外から吸収しましょう。

「糀パークツアー」ではスタッフの案内でパーク内を楽しく散策。手がすべすべになる糀手湯も体験できる。平日は11時・14時、土日祝は11時、13時、14時に開催。

甘さのなかに深いコクを感じる「醬油ソフトクリーム」（400円）。ほかにも「甘酒ソフトクリーム」などもあり食べ比べも楽しい。

ヤマト・糀パーク

石川県金沢市大野町4-イ170

TEL:076-268-5289（糀パーク）

営:10:00～17:00

休:水曜

P:あり

HP:yamato-soysauce-miso.co.jp/koujipark.html

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金沢チーズケーキ専門店　こめトはな

「こめはなチーズケーキホールサイズ４号」（2,160円）、「ミニサイズ」（430円）。

発酵のプロが手がける

やさしい甘さと深いコク

　『ヤマト醤油味噌』から生まれたチーズケーキ専門店。発酵のプロが手がける、地元金沢産の牛乳と同店の糀を使ったチーズケーキは濃厚なのにまろやか。深いコクと豊かな甘みが口いっぱいに広がります。看板商品は、注文後に目の前で表面を炙って仕上げる「こめはなチーズケーキ～ブリュレ～」。こんがりキャラメリゼされた、芳ばしい香りと苦みに加え、表面はパリッと中はしっとりとした食感が楽しめる贅沢さが魅力です。

店頭には「チーズプリン」や店舗限定販売の「チーズソフト」、できたてのチーズクリームとラクレットチーズをかけた「こめはなチーズケーキふわとろフロマージュ」なども。

金沢チーズケーキ専門店　こめトはな

石川県金沢市大野町4-イ170　ヤマト・糀パーク内

TEL:076-268-5289（糀パーク）

営:10:00～16:30（LO16:00）

休:水曜

P:あり

席:テーブル14席

HP:kometohana.com

Instagram：＠kome_to_hana

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発酵食美人食堂®

月替わりのメニューが楽しい「発酵美人ランチ」（2,500円）。ランチはもちろんカフェメニューも充実している。

糀料理を味わって

発酵食のおいしさを再認識

　『ヤマト・糀パーク』内の『発酵食美人食堂』は、活きた酵素を持つ糀を使ったメニューを提供しています。和食がベースの「発酵食美人ランチ」は、７～９品からなる料理のすべてに、醤油や味噌、塩糀などの発酵調味料を用い、糀そのものの個性が引き立っているだけでなく、食材の旨味も活きています。また熟成によってモチモチとした食感が生まれた「特製寝かせ玄米」にも注目。「味噌屋のおにぎり定食」や「玄米甘酒カレー」で味わって。

約100年前に建てられた糀室を改装した空間。石川県の県木であるアスナロの切り株を埋めた床、漆喰の壁などが印象的。

発酵食美人食堂®

石川県金沢市大野町4-イ170　ヤマト・糀パーク内

TEL:076-266-8500

営:10:00～16:00、

ランチ11:30～14:00(LO13:30)

カフェ14:30～16:00(LO15:45)

※「発酵食美人ランチ」は会員制・要予約

休:水曜

P:あり

席:テーブル52席

HP:www.yamato-soysauce-miso.co.jp/cafe_lunch.html

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まほうのだがしや　チロル堂金澤店

夏限定のひんやり冷たい「かき氷」（500円）。

子供も大人もワクワクする

やさしさが巡る憩いの場

“まほうのだがしや”の由縁は、子供がお得に駄菓子や飲食を楽しめることにあります。子供は来店すると１日１回、100円でカプセルトイを回せます。カプセルの中身は、１～３枚の「チロル札」という店内通貨。運がよければ最大300円分の買いものを楽しめます。大人の飲食やレンタルスペースの利用費からその費用が賄われ、やさしさが循環する仕組みに。たくさんの人達の想いが詰まった憩いの場は、今日も子供達の笑顔であふれています。

18歳未満の子供だけが回せる「まほうのガチャ」。チロル札１枚で、「こどもカレー」や「冷やしうどん」とも交換できる。

まほうのだがしや　チロル堂金澤店

石川県金沢市大野町３-15

TEL:076-213-9451

営:12:00～18:00

休:火・木・日曜、祝日

P:あり

席:座敷16席

Instagram：@tyrol.do_kanazawa

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はなくま食堂

「大野ランチ」（1,400円）。車麩のフライ、だし巻き卵、鶏もも肉の酒麹みそ漬け、サラダ、糀納豆など盛りだくさんのラインナップ。

地元の醤油と味噌を活かした

身体が喜ぶランチを堪能

　醤油蔵をリノベーションした小さな食堂。定番人気は、まろやかな甘みのある大野醤油や味噌を使用した料理が並ぶ「大野ランチ」。オリジナルの「糀納豆」はごはんが進むしっかりとした味わいで、一度食べるとやみつきに。バジルが香るガパオライスや夏野菜を使ったグリーンカレー、タコライスなど、その時々で旬の素材を活かしたアジアンランチも楽しめます。どちらもなくなり次第終了なので、来店前には電話にて確認して。

はなくま食堂

石川県金沢市大野町4-カ85-1

TEL:090-4687-2745

営:11:00～14:30 ※なくなり次第終了

休:火・水曜

P:共同駐車場あり

Instagram：@87hanakuma

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こつこつおやつ凪

甘さ控えめなホイップが乗った「凪プリン」（450円）。むっちりとした食感で、卵の香りと味をしっかり感じられる。

丁寧に作られたおやつに

心凪ぐひとときを

　住んできた人々の歴史が詰まった長屋の佇まいに一目惚れした店主が、2019年にオープンした喫茶店。メニューには、定番のプリンや旬のフルーツを使ったタルト、ショートケーキ、ロールケーキなど、日によって５～６種類のおやつが並びます。どれも一つひとつ丁寧に作られていることがわかる美しさで、素材の味が活きるよう甘さは控えめ。ノスタルジックな空間で季節を大切にしたおやつを味わい、心穏やかに凪ぐような時間を過ごせます。

解体される町屋から譲り受けた家具や照明を活かし、アンティークな雰囲気に。ひとりでゆったりと過ごせる席や、お子様連れでも安心な座敷席もある。

こつこつおやつ凪

石川県金沢市大野町７-108-４

TEL:076-255-2327

営:11:00～17:00（LO16:30）

休:月・火・日曜、８月

P:９台

席:テーブル７席、２F座敷８席

Instagram:@nagi.kotsukotsu_

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kuru,ru.(クルル) /大野バイシクルベース

氷室守抹茶小豆(1,100円)は、大粒小豆と白玉をのせ、宇治抹茶シロップをかけた逸品。

魅力詰まった大野の街並みを

レンタサイクルで散策

　自転車のレンタルサービス、つぼ焼き芋や地元作家の器などの販売を通じて、大野の魅力を発信する『Kuru,ru.』。つぼ焼きいもには紅はるかやシルクスイートなど地元産サツマイモを使用し、石川の伝統工芸「九谷焼」のつぼでじっくりと焼き上げます。暑い時期にぴったりな「冷やし焼きいも」や「やきいもフローズンラテ」の販売も。周辺のおすすめスポットのマップも用意されているので、金沢港エリアの観光の拠点としてぜひ立ち寄りたい。

生活に彩りを添える小皿や豆皿、「自転車」をモチーフに制作された器など、地元作家の想いが込められた作品を販売する。

kuru,ru.(クルル) /大野バイシクルベース

石川県金沢市大野町１-34-２

TEL:090-5680-6389

営:10:00～17:00、冬期（12月～２月）11:00～17:00

休:不定休

P:２台

Instagram:@kuru_ru_sns

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大野湊食堂

「大野しょうゆラーメン」（800円）。味がしっかり染みたチャーシューと刻みネギ、ゆで卵のシンプルなトッピングで、どこか懐かしい味わい。

醤油が効いたスープが

心身に染み渡るおいしさ

　地元大野の醤油を使ったラーメンやチャーハンなどを楽しめる、映画の舞台となった建物の中華料理店。作り置きをせず、スープも毎日一から手作りするのがこだわりです。「大野しょうゆラーメン」は、割り下に塩を使わず、くせのない大野醤油のみで味付けています。丸鶏と少しの豚骨を使用したシンプルなスープと合わせ、あっさりとしたやさしい味わいに。ホロホロとやわらかなチャーシューも絶品。最後の一口まで飲み干したくなる味わい深さを堪能して。

大野湊食堂

石川県金沢市大野町４-125

TEL:090-8262-5661

営:11:30～14:00、17:30～スープがなくなり次第終了

休:月曜

P:あり

席:テーブル８席、小上がり８席

HP:Facebookあり

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ホホホ座金沢

菓子製造業も営むデザイン会社から販売されている米粉クッキー「ボスケット」(399円)。石川県産の食材を主に使用した、卵不使用・グルテンフリーの身体にやさしいお菓子。

穏やかな海を眺めながら

ゆるりと気ままな時間を

　金沢港に面した海沿いにある、鉄工所をリノベーションした建物。デザイン会社が営むこの施設では、デザインにまつわる雑貨や器、書籍などを販売。また基本無人の喫茶スペースを併設し、ドリンクを注文した後は自由に過ごすことができます。日によってチーズケーキやガトーショコラなどの「ケーキセット」も用意。仕事や読書をするも良し、ただぼーっとするも良し。ゆったりとした海を窓から眺めながら、気ままな時間を過ごしましょう。