高岡市にあるお好み焼き屋『RURU』の息子夫婦が営むお好み焼き屋さん。以前は喫茶店だったという落ち着いた雰囲気の店内には、夫婦こだわりのメニュー表や装飾が施され、かわいらしさや遊び心が垣間見えます。

　鉄板焼きメニューは、すべて厨房で焼き上げ目の前の鉄板で仕上げられるスタイルなので、最後までアツアツの状態を味わうことができます。おすすめのお好み焼きは、甘いソースと酸味のある自家製マヨネーズで香ばしくふわふわに焼き上げられた生地との相性が抜群。また、2024年10月からは月・水・木曜の平日の夜限定でクリームソーダを提供。仕事や学校でがんばっている自分へのご褒美にしてほしいというオーナーの思いからはじまりました。新しいアイデアとお好み焼きのなつかしさをぜひ楽しんでみて。

　県内では数少ない｢もんじゃ焼き｣を看板メニューに据えた鉄板焼き酒場。特製の昆布ダシをベースにした絶品もんじゃ焼きはもちろん、お好み焼きや鉄板焼き、お酒にぴったりの居酒屋メニューも種類豊富に揃えています。

　もんじゃ焼きは、定番から変わり種まで30種類以上もあり、多彩なトッピングで自分好みにカスタマイズが可能。目の前の鉄板で、自分で焼くことも、お店の人に焼いてもらい、流れるような職人技を楽しむこともできます。グループ利用には、｢こんなもんじゃ８品コース｣(2,600円)や｢どんなもんじゃ10品コース｣(3,600円)などのお得なコース料理もおすすめ。ビールやサワーなどお酒を片手に、熱々の焼きたてを味わう至福。鉄板を囲む仲間との距離も縮まりそうです。

　富山市の市電通り沿いに店を構える『もんじゃ屋吉兆』。老若男女問わず長く愛され、２代目の店主になってからは今年で15年目。歴史を感じる店内には、カウンター席と鉄板付の座敷テーブルが並んでおり、目の前で焼いたアツアツの状態で食べるもんじゃ焼きは格別です。

　お好み焼きはカウンターの鉄板で焼き上げたものをテーブルへ届けてくれるスタイル。ふわとろ食感に濃厚ソースが絡み、ついついお酒がすすんでしまうかも。ダシはすべて鶏ガラを使用することで、ほどよい脂にコクと旨みが加わり、一度食べるとやみつきになるおいしさ。また焼きそばには富士宮焼きそばを使用するなど、材料の一つひとつに店主のこだわりが感じられます。家族や友人と鉄板を囲みながらワイワイ楽しんでほしいと、店主は語ります。

富山市上本町５-24

　五百石駅から徒歩１分のところにあり、レトロな建物に焼きそばの絵が施された白い暖簾が目印の焼きそば屋さん。2023年７月に、創業から60年以上のこの店を受け継いだ新店長の深川さんは、鉄板や材料、調理方法など、当時のままに伝統の味を提供しています。

　看板メニューの焼きそばは、もちもちの麺とキャベツや肉などの具材にしっかりソースが絡む、ヤミツキになる味わい。スパイシーで濃厚なソースは、ほかの店ではあまり提供されていない、めずらしいものなのだそう。また、最近新しく登場した米粉のお好み焼きは、外側カリッと内側トロッとした食感が特徴。小麦粉を控えている人でもおいしく食べられるのがうれしい。これからもいろんな人が店を訪れ、地域が活気付いてほしいと、営業を続けます。

　一風変わったネーミングのオリジナリティあふれるメニューが並ぶ『ドンドン』。お好み焼きの常識を破る形、焼き方、素材の組み合わせは話題性があり、華やかな創作お好み焼きが評判。芸術性の高い見た目と、味、さらにはマスターのユニークな人柄で、お客さんの心をしっかりと掴んでいます。「伝統を守りながら、お好み焼きの可能性を追求し続けたい」と、洋食屋で培った技術と経験を生かしたメニューは鉄板焼きの新境地です。

　要となる生地は大阪から仕入れており、それぞれの料理に合うよう配合を調整。生地と具材が絡み、おいしさが一体となって口の中で広がります。大きな鉄板を前に繰り広げられる、マスターの巧みなコテさばきは、まさに“鉄板ショー”。料理が完成していく様子を眺めているのも楽しい時間となるでしょう。

　昭和38年に初代が店を構えて現在は２代目夫婦が切り盛りする『竹生(たけふ)』。アツアツのお好み焼きは、定番からベーコンとコーンが入った「アメリカン玉」といったオリジナルまで揃い、焼きそばや焼きうどんも含め、粉物は満足の充実ぶり。単品メニューにプラス350円で定食（ライス、ミニサラダ、漬物、味噌汁）にもできます。富山の味覚「ホタルイカ一夜干し」などの居酒屋メニューもあり、その豊富さと良心的な価格で学生や家族連れ、最近では外国人観光客も訪れ賑わっています。福野高校生が育てた野菜を使用するなど、地元のつながりを大切にしながら、昔ながらの味を守り続けています。