グルメ Gourmet
【富山のおでかけごはん】非日常なおでかけ気分になれるごはん処5店
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氷見温泉郷くつろぎの宿 うみあかり
海を見渡すアフタヌーンティーコース 3,300円+入湯税150円
海に映えるアフタヌーンティー風のランチ。この日は氷見牛のひとくちBBQやフルーツタルトなど10種。メニューのソフトドリンクは120分飲み放題。
2段目には和食の八寸をイメージした前菜、自家製サンドイッチ2種は下段に。一つひとつの料理には、料理長をはじめスタッフの思いも込められている。
海の雄大な景色に癒され
ランチと温泉で満たされる
窓の外に広がるのは圧巻の富山湾。温泉宿『うみあかり』では地元出身のスタッフも見とれるほどの景色を眺めながらランチを楽しめます。晴れた日は立山連峰も見渡せる特等席でいただくランチは色彩や味わい、調理法などにバラエティに富んだアフタヌーンティー風。3種のスイーツをはじめ氷見牛や氷見産の魚介や野菜をあしらった前菜、自家製サンドイッチがスタンドに美しく盛られており、メニューは季節ごとに変わる海の色に合わせ変化させているそう。
ランチの前後にはぜひ温泉へ。入浴も料金に組み込まれており、海にたゆたうような感覚を味わえる露天風呂や離れの岩風呂につかれば日々の疲れがゆっくりとほぐれていく。景色と食と温泉と。氷見で気軽にプチ旅行気分に浸りましょう。
窓から眺める景色の見事さに、初めての人は皆歓声を上げるというカウンター席。
本館と別館、泉質の違う温泉に入れるのもこのコースのうれしいところ。内湯に海を一望できる展望露天、雰囲気のよい岩風呂とミニ温泉巡りも楽しい。
氷見温泉郷くつろぎの宿 うみあかり
氷見市宇波10-1
TEL:0766-74-2211
営:10:30~15:00(気軽に日帰りプラン対応時間)
休:無休
P:あり
席:カウンター10席(5組10名様対応、2名以外の予約は要確認)
HP:umiakari.jp、Instagram:@umiakari_himi
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村上山荘
イタリアンコース 4,000円
※2~3日前まで電話にて要予約
山の前菜、ピッツァまたはパスタ、デザート、コーヒーのコース。この日の前菜は、ローストビーフと天然行者ニンニクのタレ、イラクサのきんぴら、ふきのとうの生ハム巻きなど、山の幸と旬素材をたっぷり味わえるラインナップ。
山道を抜けた秘境で出逢える
自然の恵みを味わうイタリアン
八尾から険しい山道を進んだ先に辿り着く、富山県最南端の秘境「大長谷」。豊かな自然に囲まれて佇むのが、イタリアンと和食を提供する『村上山荘』。店主の恵美さんは栄養士として勤めていたころ、同じ職場の料理人の姿に感銘を受け、料理の道へ。大阪のイタリアンレストランで9年間修業を積み、Uターン。もとは伯父が営んでいた山荘を、12年前に引き継ぎました。
料理に使うのは、採れたての山菜や野菜、ジビエなど地元ならではの山の幸。山菜は、周辺で暮らす“山のお母ちゃん”たちが採ってくるもの。コースでは10種類ほどの多彩な前菜からピザ、パスタまで、山の幸をふんだんに味わい尽くせます。人と人との縁を繋ぎながら、滋味深い料理の数々で、訪れる人の心をほっと癒してくれます。
山菜とホタルイカと春野菜のパスタ 1,700円
すすたけやウド、クレソン、アサツキ、シャクなど、季節ごとの山菜をふんだんに使用。サラダとパン付き。
ふきのとう味噌のピザ 1,700円
ピザは旬素材を使ったものなど5種類を用意。通年人気の「ふきのとう味噌のピザ」は、春らしい苦味のある甘辛い味噌とチーズが好相性。
昔ながらの山荘といった佇まい。背後にそびえる「白木峰」の登山客や、料理を目当てに訪れる観光客、地元住民など、皆が思い思いに過ごす。
村上山荘
富山市八尾町庵谷10
TEL:076-458-1415
営:11:00~15:00
※宿泊の場合は夜営業も可
休:木曜
P:10台
席:カウンター4席、小上がり20席
HP:Instagram:@murakami_mountain_lodge
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il clima(イルクリマ)
Pranzo /ランチ「水」 5,500円
前菜2品、パスタ、メイン、デザートとカフェがつく。蛍烏賊の前菜、富山県産小麦粉のパスタなど、地元素材で見事にイタリア風郷土料理を作り上げる。
砺波の散居村ならではの
風土を感じるイタリアン
砺波平野の田園風景である“散居村”に佇む古民家アートホテル『楽土庵』。その敷地内にある『イル クリマ』は、地元の食材を独特のスタイルでいただけるイタリアンレストラン。辻調理師専門学校の講師を勤め、フランスやイタリアでも経験を積んだシェフが語るのは、イタリア料理は郷土料理の集合体であるということ。富山をイタリアの一つの土地と見立て、ここならではのイタリア風の郷土料理を再現しています。
富山県西部で作られる豆腐を用いた精進料理“丸山”は、チーズやトマトソースを合わせてアレンジ。ホタルイカは里芋やカポナータと合わせて根菜サラダ風に。地域の豊かな食材や文化と触れ合うことで進化していく、一皿一皿の面白さを直に体験しに行きましょう。
ホタルイカの前菜、富山県産小麦粉のパスタなど、地元素材で見事にイタリア風郷土料理を作り上げる。使用している皿の一部はホテル内のショップで購入可能。
「イル クリマ」とはイタリア語で風土のこと。散居村の風景になじむシックな店内でいただく料理はまさにこの土地の風土を感じられる。
三方を水田に囲まれたホテルとレストラン。夕日が沈むタイミングには、昼とはまた違った美しさを見せる。
il clima
砺波市野村島645『楽土庵』内
TEL:0763-77-3999
営:11:30~13:00(LO)、18:00~20:00(LO)
休:火曜
P:9台
席:カウンター6席、テーブル12席
HP:Instagram:@il_clima_toyama
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Bistrot Cadeau(ビストロ カドゥー)
シェフのおすすめランチ 2,640円
前菜、スープ、パンorライス、ドリンクに肉か魚を選ぶ日替わりのメインのプチコース仕立て。この日の魚はサーモンのパイ包み。手作りのパンも好評。
豊かな自然を感じながら
繊細でやさしい料理に舌鼓
井波地区は八乙女山の麓に広がる閑乗寺高原。美しい南砺平野の景色が一望できる自然豊かな環境のなかに、フレンチベースの繊細な料理が味わえる『ビストロカドゥー』はあります。
ホテルのパティシエ経験もあるシェフが作り出すのは、味はもちろん色彩や盛り付けにこだわった美しい品々。自慢のソースやパンも一からすべて手作りで、一皿一皿丁寧に仕上げた料理はやさしく、身体にしみわたります。
「シェフのおすすめランチ」では、日替わりのメインほか、季節ごとに変わる盛りだくさんな内容で心配りの味を存分に楽しめると人気です。窓に目を向ければすぐそこに大自然の息吹。そんな贅沢な空間へ心もお腹も満たされに行きましょう。
心地よい音楽が流れるグレーが基調の落ち着きのある店内。開放的な窓から望む四季折々の風景もこのお店で味わえるごちそうのひとつ。
田畑の中に家が点在する独特の風景はここならでは。田に水のある夕日の時間帯はとくに美しく一見の価値あり。
Bistrot Cadeau
砺波市庄川町金屋1-1
TEL:0763-55-6653
営:11:00~20:00(LO19:00) ※ランチは13:30LO、夜は完全予約制
休:火曜、第2・4月曜
P:あり
席:テーブル20席
Instagram:@bistrotcadeau
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パノラマレストラン 光彩
蛍烏賊御膳 2,400円
お刺身、天ぷら、酢の物、素干し、松前漬けと、すべてがホタルイカ尽くし。滑川産コシヒカリのごはん、お吸い物、香の物がセットに。
生きたまま定置網で獲られる滑川のホタルイカは、傷みが少なく、まるまるとふくよか。「蛍烏賊御膳」は5月末ごろまでの期間限定。
きらめく波とホタルイカ
視覚と味覚で海と一体に
『ほたるいかミュージアム』2Fにある『光彩』。富山湾が見えるレストランの中でも、これほど圧巻のパノラマを持つ店はめったにありません。視覚とともに、海の味覚を堪能できるのが魅力で、和洋問わず、豊富な海鮮メニューを取り揃えています。
主役のホタルイカは、春がまさに鮮度抜群な旬の季節。一品一品頼むと高価になってしまうメニューが、三段の野点弁当箱におさまった「蛍烏賊御膳」はとくに人気だそう。また、滑川と言えばもう一つ忘れてはならないのが”海洋深層水”。食後には、深層水を使ったコーヒーやコーヒーゼリーを楽しみながら、ぜひ海との一体感を味わってください。
店内から一望できる壮大なオーシャンビュー。海風に吹かれながら、すぐに散歩ができるのもうれしい。
パノラマレストラン 光彩
滑川市中川原410 『道の駅ウェーブパークなめりかわ』2F
TEL:076-476-1370
営:11:00~18:00(LO17:30)
※4/28~5/5は11:00~16:00(LO15:30)、17:00~21:00(LO20:30)
イベント予約が入った場合は変更あり
休:火曜
P:160台
席:テーブル72席
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ぽかぽか暖かく、思わず外に出かけたくなる季節がやってきました。
おでかけのおともにぴったりなTakt5月号です。
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