グルメ
Gourmet
【富山のしみる麺】素朴でありながら奥深い味わい とやまのうどん
富山の水と風土が育てたうどんは、素朴でありながら奥深い味わい。
鍋焼きや釜揚げ、手打ち麺、氷見うどんまで、ひと口にうどんと言っても、店ごとに個性が光ります。
●目次●
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好日庵

期間限定メニュー
鶏の炭火焼き 釜揚げうどん 1,200円
炭火で焼いた鶏と焦がし九条ネギ、しし唐の香ばしさに箸が思わず進む。丼試作の途中、たれをまとわせて食べたおいしさから、うどんメニューに仕立てたそう。
鶏の炭火焼き 釜揚げうどん 1,200円
炭火で焼いた鶏と焦がし九条ネギ、しし唐の香ばしさに箸が思わず進む。丼試作の途中、たれをまとわせて食べたおいしさから、うどんメニューに仕立てたそう。
師匠直伝のコシの強い讃岐うどんと
日々の探究から生まれる熱い一杯
四国出身の先代から受け継いだ讃岐うどんの味を守りつつ、新たな魅力でファンを広げる『好日庵』。国産小麦をブレンドし、徳島の塩を溶かした"海水′で打つうどんは、角が立つ強いコシと噛むほどに広がる旨みが持ち味。ダシやつゆ、揚げ玉まで先代ゆずりの手間を惜しまない仕事が生きています。炭火焼き鶏や明太バターなど発想豊かな人気メニューや器づかいには、2代目店主の感性が光ります。その背景には、和洋問わず評判の店へ足を運び、「うどんに合うかも」と思えばすぐ試作する探究心と、お客様に支えられてきた喜びがあるといいます。のどかな住宅街に溶け込む店からは、横に広がる立山連峰を望めます。「毎日眺めても、ふっと元気が湧いてくる」と微笑む店主。丁寧に紡ぐ一杯に心も身体もじんわりあたたまります。

「海苔香る明太バターうどん」(1,100円)。選り抜いた明太子と刻み海苔、無塩バターのまろやかなコクが温かな天然ダシに溶け合い、リピーターが増え続けている一杯。

「牛ごぼうしぐれどんぶり」(600円)は、たっぷりのショウガとともにじっくり煮込むことで、やさしい味わいに。体の芯からぽかぽか温めてくれる。

「イカどんぶり」(600円)は、やわらかなイカ天のサクサク食感と、特製たれの絶妙な甘辛さがクセになる“ここだけ”の味。うどんに添えるもう一品にも最適。
好日庵(こうじつあん)
富山市婦中町塚原113
TEL:076-466-2800
営:11:00~15:00(LO14:30)、
18:00~21:00(LO20:30)
※夜は金・土曜のみ
休:火・水曜
P:13台
席:カウンター6席、テーブル20席、
小上がり6席
Instagram:@kojitsuan
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梅乃家

モツ煮込みうどん 1,350円
(トッピングバター 120円)
絶妙な歯ごたえを残して仕上げた国産モツは弾力のあるもちもち麺との相性は抜群。バターを加えることでコク深くマイルドになり、くせになる味わいに。
(トッピングバター 120円)
絶妙な歯ごたえを残して仕上げた国産モツは弾力のあるもちもち麺との相性は抜群。バターを加えることでコク深くマイルドになり、くせになる味わいに。
妥協なき手仕事が生む渾身の一杯
噛みしめるほどにうまい技ありうどん
もちもちの食感に程よいコシ。噛みしめるほどに小麦の風味が広がり、麺だけ食べてもうまいと評判の『梅乃家』のうどん。機械に頼らず、伝統的な手こね足踏み製法で仕込み、一定温度でじっくり熟成させ完成する自慢の麺。その存在感はもちろん、ダシや具材に至るまで徹底的に素材を吟味し、うどんを構成するすべての要素に妥協を許さないのが店主の流儀です。どれも逸品ぞろいで満足度は高いが、なかでも6割の人が注文するという人気メニューが「モツ煮込みうどん」。丁寧に下処理し、麺になじむように食感と味付けを工夫したモツが、ぐつぐつと沸き立つダシの中で麺と絶妙に絡み合い、熱々でも箸を進める手が止まりません。こだわりぬいた店主渾身の一杯を、ぜひ味わいに足を運んでみましょう。

シンプルに麺を味わいたいなら、もっちりとした食感と小麦の風味が際だつ「かまあげ」(850円)がおすすめ。のり天がついてくるのもうれしい。

小麦粉と塩水のみで作る自家製手づくり麺。小麦粉の状態に合わせて加水量を調整し、踏んでは寝かせる工程を重ねる。一定温度で一晩熟成させ、翌日に手切りで仕上げる。

日々状態の違う粉と対話しながら麺を仕込むという店主。麺のゆで加減も長年のカンでわかるという。
梅乃家(うめのや)
魚津市港町4-5
TEL:0765-32-5515
営:11:00~14:00
休:木曜
P:5台
席:カウンター9席、小上がり8席
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手打さぬきうどん ひのや

しっぽく あんかけうどん 1,200円
提供期間:12月~3月
里芋やさつまいも、筍、ふき、ネギや油揚げなど、旬野菜を中心に多彩な具材がのる。おろししょうがが効いた、身体が芯から温まるおいしさ。
提供期間:12月~3月
里芋やさつまいも、筍、ふき、ネギや油揚げなど、旬野菜を中心に多彩な具材がのる。おろししょうがが効いた、身体が芯から温まるおいしさ。
本格派の手打ちさぬきうどんに
たっぷりの具材とあんを絡めて
創業36年、本格的な手打ちさぬきうどんを味わえる名店『ひのや』。気温や湿度で加水を変化させ、何度も生地を足で踏み込むことで、もちもちと強いコシのある麺に仕上げます。夏はするすると食べやすいよう細めに、冬は食べ応えのある太めに切り、茹で時間も調整。日高昆布とかたくちいわしの煮干しからとるシンプルな出汁が、麺のおいしさを際立たせます。冬に期間限定で楽しめるのが「しっぽくあんかけうどん」。「しっぽく」は、多様な食材を使った料理を円卓いっぱいに並べた長崎発祥のおもてなし料理が由来。うどんの上に13種類の豊富な具材を乗せ、あんで包み込みます。熟練の技が光る手打ち麺のおいしさを噛みしめて、心身を温めましょう。

生卵や牛肉、椎茸、焼き豆腐など盛りだくさんの具材を、こだわりの麺とともに土鍋でグツグツ煮込んだ「鍋焼きうどん」(1,200円)。

壁に飾られた絵やインテリアからも、和の趣を感じられる。うどんが茹でられる間、ゆったりとくつろぎながら待つのも贅沢なひととき。
手打さぬきうどん ひのや
高岡市戸出町3-18-4
TEL:0766-63-2898
営:11:00~20:00
休:不定休
P:14台
席:カウンター8席、座敷32席
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うどん茶屋 海津屋

鍋焼きうどん(卵入り) 1,000円
出汁は前日から昆布を浸し、鰹節と鯖節を使用して風味良く仕上げる。あっさりとしたやさしい味わいで麺のおいしさを引き立てる。
出汁は前日から昆布を浸し、鰹節と鯖節を使用して風味良く仕上げる。あっさりとしたやさしい味わいで麺のおいしさを引き立てる。
昔ながらの手延べを貫く氷見うどん
熱々の鍋焼きで強いコシを堪能
昔ながらの手延べにこだわり、随所に手打ちの技を生かした『海津屋』の氷見うどん。その日の天候、気温、湿度などにより、食塩や水分の配合を微妙に調整しながら生地を練り上げ、油を使わず手作業で延ばす麺は、麺そのものの味をしっかりと感じられます。製麺所のすぐそばにある直営の食事処では、つるっと喉ごしの良い定番の細麺と、独特の強いコシとしっかりとした歯応えが楽しめる太麺を使用した多彩なメニューを楽しめます。冬にぴったりな「鍋焼きうどん」は、ダシが染み込んだもちもちの太麺が魅力。国産牛肉やえのき、ネギ、お麩などの具材に、半熟卵がとろりと絡んで食欲をそそります。麺の切れ端を使用したクリーミーな「ばち麺コロッケ」もぜひ。

小麦粉と塩水のみで作る本格手打の自慢の麺。適度な弾力をもたせるため、打っては寝かせる工程を3セット。その後熟成させ、手切りで麺を仕上げる。

氷見うどんならではのコシと粘りのある食感をしっかりと楽しめるよう、ベストな茹で時間に調整。温かな細麺はするすると食べやすい。
うどん茶屋 海津屋(かいづや)
氷見市上泉20
TEL:0766-91-3030
営:11:00~15:00
休:木曜
席:カウンター15席、テーブル10席、
小上がり12席
Instagram:@himiudon_kaizuya
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鶴喜 手打ちうどん

天ぷらうどん 1,200円
叩いて食べやすくした大きなえび天が2本付いている「天ぷらうどん」。同じようにえび天2本が付いた「天釜揚げうどん」(1,250円)も人気だそう。
叩いて食べやすくした大きなえび天が2本付いている「天ぷらうどん」。同じようにえび天2本が付いた「天釜揚げうどん」(1,250円)も人気だそう。
もっちもちのうどんを出来立て
あっつあつのうちにお腹いっぱい
魚津市の文化町で創業し、昭和37年に富山駅前に進出した『鶴喜』。長きに渡り愛されてきた店の二代目は、父から引き継いだ数寄屋造りの店で日々うどんを打ち、庭造りも手がけます。手でつかんだ感覚で盛り付けるという麺の量は、どう見ても普通の店の1.5人前はありそうなボリューム。小麦粉に餅粉を少量混ぜているという麺は、太目でもっちもち。利尻産の昆布と真昆布、数種類の鰹節を使ったダシは、サクサク衣のえび天とも相性抜群。30人前は茹でられるという大釜から湯気が立ちのぼり、パートの女性がきびきびと動く厨房は、何だかずっと見ていられる気持ち良さがあります。「自分がおいしいと思うものを提供している」と、店主。名店の味をぜひ。

丼ぶりから溢れんばかりにたっぷり入った麺とつゆに、卵を落とした「月見うどん」(950円)。卵のまろやかなコクが、麺に絡む定番人気の一品。

赤い毛氈が敷かれた椅子や灯篭のある日本庭園が、まるで京都の料亭にいるような気分にさせてくれる雅な店内。

伝統を引き継ぎ、自分なりに改革も重ねてきた二代目。古くからの常連客に声をかけられ、「生まれる前からありがとうございます」とお礼を伝えることもあるそう。
鶴喜 手打ちうどん(つるき)
富山市新桜町6-2
TEL:076-441-8496
営:11:30~14:00(LO13:40)
休:日・月曜、祝日
P:なし
席:テーブル44席、小上がり12席
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手延べうどん 田舎

もつ煮込みうどん 1,150円
エビ天、かまぼこ、ネギ、えのきなど具材がたっぷりで、大満足のボリューム感。+100円で辛味噌を追加し、コク深いピリ辛味に味変するのもおすすめ。
エビ天、かまぼこ、ネギ、えのきなど具材がたっぷりで、大満足のボリューム感。+100円で辛味噌を追加し、コク深いピリ辛味に味変するのもおすすめ。
じっくり煮込んだやわらかなモツと
コシのあるもちもち麺に大満足
小矢部で根強い人気を誇る昔ながらのうどん屋さん。メニューにはすべて「海津屋」の氷見うどんを使用し、北海道から取り寄せた昆布と鰹から出汁をとります。やさしい出汁としっかりとコシのある麺が絶妙にマッチし、シンプルながらも飽きのこない味わいを楽しめます。鍋でぐつぐつ煮込まれ身体の芯から温まる「もつ煮込みうどん」は、冬の定番人気。氷見うどんの太麺を沸騰してから7分茹でた後、蓋をして約25分蒸らすことで、もちもちとした弾力のある食感に。半日かけてじっくり煮込んだ国産モツは、臭みがなくてやわらかく食べやすい。店舗前に設置された自動販売機の「冷凍もつ煮込みうどん」も売り切れ必至の人気商品。自宅で気軽にお店のおいしさを楽しめます。

たっぷりのチーズを香ばしく炙り、生クリームでクリーミーに仕上げた「焼きチーズカレー煮込みうどん」(1,400円)。コショウが味を引き締めるアクセント。

テーブル席だけではなく畳の座敷席もある広々とした店内。小さなお子様連れでも安心して食事を楽しめる。

氷見うどんの太麺は、煮込んでも煮くずれしにくいのが特徴。小麦の旨さが引き立つもっちり麺は、一度食べたらやみつきに。
手延べうどん 田舎(いなか)
小矢部市岡158
TEL:0766-67-6338
営:11:00~14:30、17:00~20:30
休:月曜、水曜の夜
P:30台
席:カウンター12席、テーブル28席、
小上がり10席
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白兎亭

かまあげうどん 530円
ネギや天かす、鰹節などを自由にトッピングできる。お客さんの健康を気遣い、ミニサイズの野菜ジュースと副菜一品が付いている。
ネギや天かす、鰹節などを自由にトッピングできる。お客さんの健康を気遣い、ミニサイズの野菜ジュースと副菜一品が付いている。
それはそれはぷるぷるもちもちな
生地の清水で仕込んだ名水うどん
転勤族だったため全国各地で暮らした経験をもつ大阪出身の店主。黒部に移住したのは、黒部名水マラソンに参加した時に飲んだ水のおいしさに感動したからなのだそう。脱サラして、生地の清水を使ったうどん店を開業。店はこの1月、ちょうど3周年を迎えます。麺の層に水分をたっぷり含んだうどんは、ぷるぷるでもちもち。まずこの食感に驚く人が少なくないのだとか。麺自体が魅力的なので、シンプルなメニューはもちろん、そこに明太子バターやチゲ鍋スープなど、何を合わせてもおいしいのは言うまでもありません。山登りも好む店主がマイペースに営んでいるため、お店の休みはインスタグラムで確認を。また、茹であげるのに25分かかるので、タイミングによっては待ち時間が長くなることを念頭に来店しよう。

「玉子とじうどん」(680円)。2種類の昆布に鰹節、鯖節、鰯節、さらに煮干しで取ったダシに、ほんのり生姜を効かせたとろみのあるスープは、最後の一滴まで飲み干したくなるおいしさ。

農協だった建物を利用した店舗。金庫室がうどんの打ち場に。店内には、あちこちに、かわいい白うさぎのアイテムが散りばめられている。
白兎亭(はくとてい)
黒部市生地経新4416
TEL:0765-55-1650
営:11:30~14:00
休:不定休
P:7台
席:カウンター5席、テーブル12席
Instagram:@hakutotei_udon
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発売中のTakt2月号の特集は『冬にたべたい しみる麺』。
寒さが深まるこの季節、恋しくなるのは身体の芯まで温めてくれる一杯。
湯気とともに立ちのぼる香り、器を包む両手のぬくもり、ゆっくりと味わう時間さえも、冬のごちそうになります。
今こそ食べたい、冬に恋しくなる〝あったか麺〞を集めました。

※Takt2月号内で掲載されている価格は、消費税込の価格となっております。
※Takt2月号内に掲載されている情報は、すべて12月現在のものです。その後変更される場合があります。あらかじめご了承ください。
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