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【神主さんに聞いてみた④】福を招く、年末年始の過ごし方とは?
12月中にやっておくべき年末の準備について、教えてください。
まずは、掃除です。お家や神棚をきれいに掃除して新年を迎えましょう。正月はめでたいものですので、清々しい気持ちで迎えることで、「今年一年も頑張るぞ!」と気持ちが盛り上がります。
神棚といえば、お神札(おふだ)は、毎年交換が必要なのでしょうか?
はい、毎年末に交換します。お神札は、神社の代わりのようなものです。新しいお神札を家に迎えることで、いつでも神棚にお参りすることができます。
お神札の種類は、大きく2種類です。「神宮大麻」と「氏神大麻(氏神神札)」を地元の氏神さまから受けて、交換してください。1体1,000円ほどになります。
お神札について、詳しいことはこちらから読んでみてください。
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実は、あまり知られていませんが、神宮大麻には種類があるのです!
大きさによる御神徳の違いはありませんので、神棚の大きさに合わせて選ぶことができます。
2024年(令和6年)は、十二支でもっとも大きく力強い「龍」の辰年。神宮大麻をお祀りして、神さまの恵みや力が授かるように祈りをささげましょう。
正月には、神社で厄祓のお祓いをするイメージがありますが、なぜそのような習慣があるのでしょうか?
昔から、一生のなかで何かと災難が多いとされている歳は、厄年として忌み慎む習慣があります。医学が進歩している今でも、慎重に過ごす年齢と意識されています。
男性は25,42、61歳の3回、女性は19、33、37、61歳の4回です。
これらの年齢を「本厄」として、それぞれの前後の年齢を「前厄」、「後厄」として、用心します。
とくに、男性の42歳と女性の33歳の本厄は、特に気を付けるものとして「大厄」と言われています。
お祓いは、「本厄」にだけするのでもよいのでしょうか?
厄年が3年あるうちの「本厄」の1回だけお祓いをすればよいと、考えている人も多いかと思います。祈願する本人の気持ち次第ではありますが、「前厄」も「後厄」も厄に変わりはありませんので、3年間すべてでお祓いを受けることをおすすめしています。
また、お神札と同様にどこの神社でも良いということではなく、地元の氏神さまでお祓いを受けるようにしましょう。
お祓いを受けるのは、正月の三が日でないとよくないのでしょうか?
正月三が日のうちに受けたいとの思いもあるかと思いますが、2月の節分までを目安として、お参りしやすい時期に済ませれば問題ありません。正月から遅れたからといって、お祓いのご利益がかわることはありませんので。
ありがとうございました!
新年を迎えたら、まずは家の神棚、地元の氏神さまにお参りして感謝の気持ちと今年もよろしくお願いしますという祈りをささげましょう。
神社庁に年末年始の過ごし方を今年も作成し、県内のスーパーやホームセンターにおいてあるのでご覧ください。
また、神社庁HP、Instagramでも日頃から情報を発信しているので、ぜひご覧ください!
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