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グルメ Gourmet

【富山のパン】長く続けてほしい老舗パン屋さん5選

 子共のころからあったあのパン屋さんは、今も変わらずパンを焼き続けています。愛すべき老舗のパン屋さんの、こだわりや看板商品をご紹介します。

目次

・ ・ ・ ・ ・

1.PAIN D’OR(パンドール)

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1946年に店主の祖母が開いたお店が原点。長い歴史のなかで、お客さんからのリクエストに応えて復活したパンもあるという。


目移りする多彩な品揃え
時代とともに進化する名店

 創業から70年以上の歴史をもつ富山駅前の老舗。昼どきや土曜の朝などは、お客さんが引きも切りません。グレードの高いカナダ産の小麦粉や北海道産バターなど上質な材料を生かし、粉の香りを引き立てたクロワッサンや、数十年愛されてきたロングセラーの「スポンジケーキパン」をはじめ、ハード系、惣菜系、スイーツ系まで100種類以上がバランスよく揃います。
 さらに、店主の息子さんが作る、トレンドを取り入れた新作も毎月1〜3種類登場。パンは朝7時の開店後も次々と焼き上がり、最も種類豊富に揃うのは、12時半ごろ。どれにしようか迷う時間も楽しみましょう。

自慢のパン
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口どけのいいチョコを使った「チョコとくるみのロデブ」(518円)は、水分量が多めの高加水パンで、もちもちとした食感が魅力。

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ふんわりしっとりした「スポンジケーキパン」(302円)は、パン生地でスポンジケーキと一から手作りするバタークリームをサンド。

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一番人気の「クロワッサン」(194円)。生地を16層に重ねることで、外はザックリ、中はもっちりとした食感に仕上げている。

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小麦粉やバターなど上質な材料を使用し、食材や時代にあわせてレシピを少しずつ変えながら、おいしいパンを追求し続けている。


PAIN D'OR
富山市桜町1-6-11 山崎ビル1F
TEL:076-431-6638
営:7:00~18:00
休:水・日曜
P:4台
席:テーブル2席
HP:Instagram:@paindor_since1946

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2. 羽馬製菓

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これまでも、これからも、
五箇山の世界遺産とともに

 世界遺産・相倉合掌造り集落のほど近くにある〝はばパン〞こと『羽馬製菓』。昭和30年代初めに和菓子店として創業するが、上平地域唯一のパン屋が移転したため、学校給食用のパンを頼まれたのが、パン作りの始まりです。五箇山名物「栃餅」に使う自家製あんこを入れるのにちょうど良かった「あんドーナツ」は、以来50年近く看板を張ります。
 小学生のころから父の仕事を手伝っていたという秀憲さんに代は変わり、観光客をもてなす役割も大きくなりました。「特別なものは使っていない、水と空気がうまいだけ」と謙遜しつつ、地元の人や旅の人のため、今日もせっせとパンを焼く。

自慢のパン
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早朝4時半から1日600個も作る「あんドーナツ」と、「カレーパン」(各160円)。『道の駅 福光』、石川県のスーパー『どんたく』でも購入できる

こだわり
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昨年春、食パンは、生クリーム入りにリニューアル。甘さのあるこの食パン生地を、ほかの菓子パンにアレンジすることもある。

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「あんドーナツ」、「カレーパン」とも、揚げるのは油をくぐらせる程度。軽い口あたりなので、どれだけでも食べられそうに錯覚してしまうかも。

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北海道産小豆を100%使用。つぶあんとこしあんをミックスする製法は変わらないものの、時代の変化に合わせ、甘さはやや控えめにしている。


羽馬製菓
南砺市下梨2096
TEL:0763-66-2536
営:8:30~17:30
休:不定休
P:5台
席:テーブル4席

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3.清水製パン直売所

田んぼの中のパン屋さん ピエール

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喫茶店からも多くの引き合いがある「絹食パン」(280円)、発酵バターが香り良い「クロワッサン」(200円)、フランスパンをタケノコに見立てた「たけのこパン」(180円)、厳選したライ麦が自慢の「ライフルーツ」(280円)ほか。


地域にとって、どのパンも
“ヒスイ”のような宝物

 地元のヒスイ海岸をイメージした「ヒスイパン」がメディアに度々登場する『清水製パン』。60年以上、入善町と朝日町の学校給食のパンを作ってきたため、子供時代を懐かしむ人も多いです。
 また昨年に工場直売所へ移店するまでの30年間、入善町のショッピングセンターに『ピエール』というパン屋を出店していたことでもお馴染み。現在も各所にパンを卸すが、最も多くの種類が並ぶのはこの直売所。お気に入りのパンを求め、引きも切らずにお客さんがやってきます。「がんばってきた甲斐があった」と語る現店主夫妻の笑顔からは、74年の歴史を経て、今が一番充実しているように見えます。

自慢のパン
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小麦の香りを楽しみ、そのまま食べても、ジャムとクリームチーズをつけて食べてもおいしいという「くるみパン」(180円)

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自家製あんぱんに羊羹をコーティングする「ヒスイパン」(220円)。鮮やかな翡翠色には、15年以上前から、クチナシと紅麴の天然色素を使用している

こだわり
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毎日食べても、毎日おいしいと思うパンを作るため、二代目店主は、無添加・天然酵母・国産小麦といった、からだ思いの素材を重視している。

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約60種類のパンや、お餅も販売する工場直営店。『大阪屋ショップ入善店』、『あいさい広場』、朝日町の『まめなけ市場』に並ぶパンもここで作られる。


清水製パン直売所
田んぼの中のパン屋さん ピエール
朝日町金山406
TEL:0765-82-0507
営:10:00~18:00
休:日曜
P:10台

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4.パンドリーム

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朝食用や通勤・通学のお客さんが買い求める時間に間に合うよう、朝6時半から営業。開店時にはほとんどの種類のパンを並べて出迎える。


新装開店しても継承される
愛されパンに新顔が続々

 高岡市伏木の十間道路沿い、25年間地元で愛される『パンドリーム』が、昨年11月に交差点角に移動して新装開店。同時に新店長に就任した二代目が、親しみやすく毎日食べても飽きのこない先代レシピをベースに、さまざまな具材や流行を取り入れた新作を考案しています。
 パワーアップしてもお手ごろ価格は変わらず、「特売ご奉仕品」として108円で並ぶ日替わりパンも楽しみの一つ。サンドイッチや惣菜パン、菓子パン、ハード系まで幅広く、気取らない馴染みの味を求めて老若男女が訪れます。朝早くからの営業もずっと変わらず、付近をドライブする際の立ち寄りもおすすめ。

自慢のパン
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厚さとボリュームに大満足の「カステラサンド」(216円)は、イチゴジャム、金時豆、チョコクリームの定番3種類に加え、季節限定も登場。

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先代考案の「ヴィエノワ」(291円)は、長さ60センチのソフトフランスに自家製クリームを挟んでスプレーチョコをかけた人気No. 1。ハーフは183円。

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先代が築き上げたパン生地をベースに、二代目店長がアレンジした新作パンなどが次々と焼かれていく。

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誰でも気軽に入店できる、明るく広々とした店内。棚にずらり並ぶパンは常時50~60種類。バリエーションの豊富さに圧倒される。


パンドリーム
高岡市伏木古府3-429-1
TEL:0766-44-3944
営:6:30~16:00
休:火曜、第3水曜
P:7台
席:テーブル8席
HP:Instagram:@pandream_fushiki

・ ・ ・ ・ ・

5.キングパン

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地域とともに歩む老舗の
懐かしくもおいしいパン

 今年で創業73年を迎えた砺波市の老舗パン屋『キングパン』。砺波市、南砺市、小矢部市の給食用パンを担い、介護関係施設や市役所など週1回約150ヵ所へスタッフが直接販売に回ることで、地域の人々の生活に寄り添っています。懐かしく、おいしいと誰もが笑顔になれるパンを目指し生地は甘めに、やわらかくもちもちっとした食感には湯種製法を取り入れています。
 また給食のパン開発で培った技を用いた米粉のパンも自慢の品です。一晩寝かせて焼き上げた風味豊かなパンたちは、自社直売所ほか『ヴァローレ』(毎日販売)、『サンキュー』(店舗により週1、2回)などのスーパーでも購入可能。

自慢のパン
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こだわりの生地を使った「大辛カレーパン」(194円)やブラジル発のもちもちパン「ボービリア」(4個入り172円)ほか、多種多様なパンが揃う。

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たっぷりチョコの大ぶりのパン「チョコベエ」(194円)は学生に大人気。チョコが塗られた面を内側に折り込んで食べるのが流儀だとか。

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奥から焼きあがった食パンが押し出されてくる大型オーブンの様子は、さながら立体駐車場のよう。ミルクや練乳、生クリームなどがたっぷり入ったリッチな生地のパンは根強い人気。

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約3℃に設定された低温貯蔵室には、焼くときを待つパンがずらり。ここで一晩寝かせることで、風味がよくよりやわらかなパンに仕上がる。


キングパン
砺波市苗加4346-1
TEL:0763-33-4588
営:10:00~17:00(自社直売所)
休:土・日曜、祝日
P:6台


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