上質湯をめぐる。富山・石川・新潟の日帰り温泉【温泉上級者向け情報も】

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上質湯をめぐる。富山・石川・新潟の日帰り温泉【温泉上級者向け情報も】

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2023.09.15 更新

上質湯をめぐる。富山・石川・新潟の日帰り温泉【温泉上級者向け情報も】

日帰り入浴温泉日帰り旅プチ旅

泉質・効能が素晴らしいと名高い上質湯を目的地に、日帰り旅はいかが？今回は、自然の中で非日常なひとときを味わえる、富山・石川・新潟の秘湯・名湯をご紹介します。温泉上級者向けの情報もあるので、チェックしてみてくださいね。

●目次●

・中宮温泉　にしやま旅館／石川県

・ひみ松田江温泉　民宿あおまさ／富山県

・燕温泉　黄金の湯／新潟県【温泉上級者向け】

・蓮華温泉　白馬岳蓮華温泉ロッジ／新潟県【温泉上級者向け】

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中宮温泉　にしやま旅館

明るく開放的な男性専用浴室「御前の湯」。かつては江戸幕府の天領だったという温泉にゆっくりとつかり、殿さま気分を味わおう。

お風呂の特徴

約60℃の源泉に加水せず、浴槽への注入量で温度を調整。完全源泉かけ流しのため、温泉の有用成分が直接浸透する。温泉は飲むこともでき、「胃腸の湯」として親しまれている。

胃腸の湯で親しまれる秘湯で

素朴な宿の温かみに触れる

　白山の山道を車でひた走る。標高700ｍ付近、白山白川郷ホワイトロード中宮料金所手前を右折、急な坂を登ってようやく中宮温泉『にしやま旅館』にたどり着きます。創業は明治２年。古くから胃腸の湯として親しまれ、交通が不便であっても全国から湯治客が訪れたというこの地で150余年。館内は時の流れを感じつつも丁寧に整えられており、秘湯の風情たっぷりの趣のある湯殿もとても清浄でぬくもりを感じます。

　上質な湯は飲泉もでき、その湯を使ったお粥や温泉卵、漬物などをお土産として購入することもできます。素朴だけど温かい。山の恵みに囲まれた秘湯に癒されに行きましょう。

目には雄大な山々とブナ林。まるで自然のなかに溶け込んだような一体感を味わえる露天風呂。忙しい日常を忘れ、ゆっくりと心と身体をほぐそう。

夕食は山菜や川魚など、山の恵みをふんだんに取り入れた心づくしの料理。朝（写真）は温泉で炊いたお粥が好評。味噌や漬物にも温泉が使われている。

ブナの原生林のざわめきに、沢のせせらぎ。鳥の声や子ザルの鳴き声。自然や動物たちが奏でる音を楽しみつつ、ゆったりとくつろげる囲炉裏付客室。

「おんたまさん」（４個入り400円、６個入り550円）。温泉を使った商品は『にしやま旅館』フロントと『道の駅瀬女』『道の駅一向一揆の里』で購入可能。

中宮温泉　にしやま旅館

石川県白山市中宮温泉ク5-1-12

TEL:076-256-7219

休:11月下旬～４月下旬、ほか不定休あり

P:10台

HP:www.nishiyamaryokan.jp

入浴料:700円

利用可能時間:10:30～14:30

利用可能日:宿の開館日に準ず

利用についての注意事項:タオル持参、もしくは250円で販売

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ひみ松田江温泉　民宿あおまさ

お湯の特徴

地下1,200mから湧き出る天然温泉「ひみ松田江温泉」は、琥珀色で成分濃厚。温泉好きにはたまらないという“アブラ臭”も特徴。サラッとしたお湯で肌によく、身体の芯から温まる。

濃厚な温泉成分が癒す

海のそばの名湯スポット

　今春誕生したプライベートサウナが話題の『あおまさ』は、実は温泉好きが全国から訪れる名湯としても人気を集めています。石造りの浴槽に湛えられた湯は、加水なしの源泉かけ流し。マニアが“オイル系”と分類する褐色の湯には、とくに皮膚系の疾患にも効能があるそうです。その上質な泉質を水風呂で堪能できるのも『あおまさ』の魅力の一つ。浴室直結のサウナで火照った身体を、その「冷やし温泉」で冷やすのも、目の前の海や地下水の水風呂につかるのもいい。

15度の「水風呂」と25度に温泉を冷やした「冷やし温泉」。ヒノキの浴槽に足を伸ばしてつかり、海と繋がれる至福のひとときを。

氷見漁港で水揚げされた海鮮や旬の食材をふんだんに使ったコース料理。若旦那セレクトの地酒とのペアリングも楽しみたい。

ひみ松田江温泉　民宿あおまさ

富山県氷見市窪3203-１

TEL:0766-91-5157

休:不定休

P:20台

HP:Instagram:@aomasa.himi

入浴料:600円（入湯税込）

利用可能時間:10:00～22:00

利用可能日:利用できない日時があるため、事前に電話で問合せを。

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燕温泉　黄金の湯

【温泉上級者向け】

岩で囲まれた、自然のなかの天然温泉。秋には黄金色に色づいた紅葉が一面に舞い降りることから『黄金の湯』と名付けられたといわれる。

お湯の特徴

硫黄泉が香る、乳白色のきれいなにごり湯。美肌効果のほかにも、切り傷、冷え症、アトピー性皮膚炎などにも効能があるといわれている。

妙高山の登山口にある秘湯

源泉100％かけ流し露天風呂

　標高1,100mにある秘湯の地『燕温泉』。湯治場として100年以上の歴史を誇る上質な源泉があり、全国の温泉通や登山客の心と身体を癒しています。温泉街の入口から坂道を徒歩で15分ほど登ったところにある『黄金の湯』は、白い湯花が特徴的なにごり湯。主たる泉質は塩化物泉・炭酸水素塩・硫酸塩で、湯には美肌効果があるともいわれ、なめらかな肌になると評判です。ほのかな硫黄泉の香りと、渓谷の豊かな自然に包まれてリフレッシュしましょう。

入口に向かって左が男湯、右が女湯と分かれそれぞれ脱衣小屋もあり。入口の賽銭箱への入金は任意で、基本的に無料で入浴可能。

『黄金の湯』の眼下には、温泉まんじゅうや地域の特産品などが買えるお土産店や喫茶店など、風情ある温泉街が広がる。

燕温泉　黄金の湯

新潟県妙高市関山6078

TEL:0255-86-3911（妙高高原観光案内所）

休:開湯時期３月中旬～11月下旬（降雪状況により変動）は無休

　※月・金曜の午前は清掃のため利用不可

P:30台（燕温泉日帰り駐車場）

入浴料:無料、入口の心づけ賽銭箱は任意。清掃・管理費として利用。

利用可能時間:日の出～日の入り

利用可能日:開湯期間中

利用についての注意事項:３～５月上旬は雪道を歩くため長靴を持参すること。ゴミは持ち帰ること。洗剤の使用不可。

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蓮華温泉　白馬岳蓮華温泉ロッジ

【温泉上級者向け】

天気の良い日は北アルプスの山々が眼前に広がり、まさに雲の上の仙人気分を味わえる「仙気の湯」。単純酸性泉のすっきりした湯。

お湯の特徴

４ヵ所の野天風呂とロッジの内湯はすべて源泉も泉質も異なるのが特徴。共通して慢性皮膚病に効能があるといわれている。自分に合ったお気に入りの湯を探してみて。

白馬岳の魅力を五感で満喫

山道に点在する絶景野天風呂

　大自然のなかに湯船だけがこしらえられているという、非日常な開放感を味わえる野天風呂が点在する『白馬岳蓮華温泉』。新潟県側からの北アルプス登山口にあるロッジは、野天風呂を利用する際の窓口でもあり、日帰り利用もできる内湯も完備。野天風呂は緩急ある山道で繋がっているので、向かう際は歩きやすい靴が必須です。

　全国的にも珍しいアルミニウムを含んだ「三国一の湯」。その昔、仙気という病に効果をもたらしたという「仙気の湯」。目に良いとされる酸性硫酸塩泉の「薬師湯」（女性優先）。アルカリ性で上がり湯にぴったりの「黄金湯」。それぞれの違いを開けたお風呂で堪能しましょう。