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グルメ Gourmet

富山でこだわりの手打ち蕎麦を堪能できる名店【2023年最新】

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厳選されたそばの実を石臼挽きし、職人の手で打つそば。
そば本来の香りと味を楽しみながら味わって。

|目次|

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手打ち蕎麦 あかり

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二種盛り蕎麦 1,100円
「粗挽きせいろ」と「玄挽き田舎せいろ」の両方を半料ずつ楽しめる二種盛りは、はじめて来店したお客さんにも人気。味や香りを食べくらべてみて。


風味豊かな福井県産在来種と
入善の天然水で打つ十割そば

 アズマダチの趣ある佇まいが目印の『手打ち蕎麦 あかり』。福井県産在来種の玄そば・丸抜きを、毎朝その日使う分だけ石臼で挽き、つなぎを使わずそば粉と水だけで手打ちする十割そばの専門店です。在来種のなかでも、大野や丸岡など、品種は2〜3週間ごとに変わります。自家井戸から汲む清らかな天然水は、そば本来の風味やダシの旨みを素直に届けてくれます。


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毎月第2、第4日曜日には「プレミアム蕎麦」として、手挽きした粉を手打ちする“究極の十割そば”も提供。店主がこだわりを詰め込んでいる。


 「そばを楽しんでほしい」と十割そばは2種類から選ぶことができ、一つは殻のないそばを粗く挽いた、香りの立つ「粗挽きせいろ」。もう一つは、玄そばを殻ごと挽きこんだ、風味の強い「玄挽き田舎せいろ」。江戸風の端正な細切りにされたそばは、どちらも心地いい喉ごしを楽しむことができます。食べくらべて、自分好みの香り・味・食感を探してみましょう。


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すだち蕎麦 1,400円
9月上旬までの季節限定メニュー。十割そばにさわやかな柑橘の香りが移り、さっぱりと楽しめる。

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大きな梁と高い天井が印象的な、モダンで落ち着いた店内。ゆったりとそばを楽しむひとときにふさわしい。

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大通りから少し入った、住宅街のはずれに静かにたたずむ一軒家。予約をしてから行くと、スムーズに入れる。


手打ち蕎麦 あかり
入善町上野818-1
TEL: 0765-33-4132(予約優先)
営: 11:00~最終入店13:30
休:火・水曜
P:8台
席:テーブル10席
HP:teuchisoba-akari.com、Instagram:@teuchisoba_akari

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手打ち 石臼挽き蕎麦 福助

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本日の魚の天せいろ 3,300円
写真のそばは喉ごしの良い「細挽きせいろ」。そばは当然のこと、素材を大切に揚げた天麩羅も一流。この日はふっくらとした鱧に、小坂れんこんやヘビナスなど。


素材の一つひとつに
想いを込めた贅沢な味

 県外からも数多くのそば好きが訪れるという『福助』。砺波市の田園地帯にあり、山間部から移築してきた情緒ある古民家で手打ちそばを提供しています。使われる素材はどれも店主によって厳選されたもの。そばは富山県産の在来種を使用し、仕入れ日に合わせて皮を剥いて届く丸抜きを、お店で石臼挽きして手打ち。打ちたて、切りたて、茹でたての、香り高く甘みのあるやさしい味わいを堪能できます。


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そばの実は、栽培の仕方や保存法など納得のいく品質のものだけを仕入れる。現在は八尾産在来種を中心に、富山の在来種を使用している。


 そばとともに頼みたいのが季節の素材を使った「天麩羅」。「その土地のものを使いたい」と、富山・石川の信頼できる生産者から仕入れた野菜などを揚げたての状態で味わえます。それぞれの素材の味を最大限に引きだした天麩羅の数々に、満たされること間違いなし。日本庭園を眺めながら、四季折々の地の恵みを贅沢に感じましょう。


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生うに蕎麦 4,400円
生うにをふんだんにのせた贅沢な一杯。つゆや薬味、海苔を上からかけて、よく和えてから食べればクリーミーなうにの甘さが口いっぱいに広がる。数量限定。

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かつては養蚕場だったという古民家をリノベーションした建物。当時の面影を残す重厚感ある空間に、民芸調の家具やしつらえが映える。

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手打ち 石臼挽き蕎麦 福助
砺波市林947-1
TEL:0763-33-2770
営:11:30~15:00(LO14:30) ※売切れ次第終了
休:月曜(祝日の場合は翌日)
P:13台
席:テーブル28席、座敷6席
HP:tonami-fukusuke.com、Instagram:@soba_fukusuke

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神通町 田村

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夏そば・九州 1,250円
春に種をまいて夏に収穫する夏そば。薄緑の瑞々しい色艶と、さわやかな清涼感ある味わいは十割そばだからこそ存分に楽しめる。


土地が育むそば粉の風味を
十割そばで噛みしめる

 富山駅南口を背に右へまっすぐ進むと神通川の手前に本格十割そば屋『神通町田村』はあります。北海道から九州まで、各地で育まれたそばから地域の特色を感じられるものを吟味、選び抜いた定番5種と月替わり1種の計6種類を提供しています。各産地で丹精込めて作られて、丁寧に製粉されたそばのおいしさをそのまま楽しんでほしいと新鮮さにもとことんこだわっています。


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越前(福井)1,330円
福井県から富山県で唯一「美味しい福井県産そば」と認定された一枚。在来種ならではの豊かで力強い風味が印象的。


 そば粉のよさを十二分に味わえる、打ち粉やつなぎを使わない純粋な十割そばだからこそ、まずは何も付けずにそのままでいただきたい。そして塩をつけて甘さを際立たせて。じっくりと仕込んだ出汁つゆで堪能したあとに、山椒香味油を足して変化をつければ、そばの魅力をさらに引き立ててくれます。さて、つぎはどのそばを食べようか。選び味わう喜びに、今日も店に足が向く。


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美容と健康にいいとされる話題のスーパーきのこを使った「黄金タモギ茸天ぷら」(750円)。旨みたっぷりでそばとの相性も良い。

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「山椒香味油」は出汁つゆに数滴たらして。上質のぶどう山椒のフルーティーさとほどよい刺激がそばの風味により深みを与えてくれる。

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暖簾をくぐり待合席を過ぎると重厚なカウンターと開放的なテーブル席が。席は来客順なので、どのそばにしようか悩みつつ、待ち時間も楽しもう。


神通町 田村
富山市神通町2-1-3
TEL:076-432-1505
営:11:00~15:30(LO14:30)
休:毎月10、11、20、21、30、31日
P:8台
席:カウンター6席、テーブル14席、座敷8席

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拾遍舎

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ざるそば 1,200円
皮ごと挽いた挽きぐるみの粉を使った二八そばは、揚げたてのとうふ揚げ付き。そばつゆを付けていただく。


軽快なのど越しですする
みずみずしい二八そば

 そば打ち歴33年のご主人が営む、五箇山のそば処。毎日石臼でそば粉を挽き、挽きたての香りが失われないように素早く打つそばは、細身でコシがあり喉ごしが秀逸。清らかな水をまとったみずみずしい麺は、豪快にすすって楽しみたい。利尻昆布、干し椎茸、本節鰹、花鰹からダシを引いたつゆは、甘すぎず、そばの香りを引き立ててくれています。季節により全国から玄そば取り寄せており、この時期は新潟・福井・栃木のそばをブレンドしたものを使用。9月には北海道の新そばを提供するそう。

 そばのほかにも、さしみ豆腐や揚げ出し豆腐、豆腐ステーキなどの五箇山の豆腐料理も充実。眼下を流れる庄川のせせらぎや、山の自然が気持ちいい、ほっとくつろげる一軒です。


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ふきのとう、ネギ、木の芽の3種類の味噌で味わう「とうふ田楽」(600円)。そば、揚げ出し、田楽、ステーキ、さしみ豆腐がセットになった「とうふコース」(2,700円)もおすすめ。

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川岸の高台に建っており、窓側の席で眼下に流れる庄川を見ながらゆっくりと味わうのがおすすめ。

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拾遍舎
南砺市上梨747
TEL:0763-66-2744
営:11:00~15:30
休:水曜(冬期不定休)
P:あり
席:テーブル30席、座敷15席

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そば蕎文

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もりそば 1,080円
通年のそばは「もりそば」と「田舎そば」の2種類。そば本来のおいしさを味わえるシンプルさが魅力。


空間と味わう
シンプルな外一そば

 ギャラリーを併設したモダンな空間が個性的な『蕎文』。元家具職人という経歴を持つ店主は、独学でそばの道を探求。日々おいしいそばのために試行錯誤を重ね、2021年にはミシュランプレートも獲得。繊細な佇まいのそばは、そば粉とつなぎの小麦粉が10対1の外一そば。そば粉は、生産量が少ない北海道産在来種「牡丹種」のみを使用しています。歯切れがよくさらっとした口当たりで、あっさりとした風味が特徴です。

 つゆは、北海道礼文島産の昆布でとったダシに、鹿児島枕崎産の鰹節を入れます。提供まで5分以内の削り立てを使うというこだわりもにくい。そばのシンプルなおいしさに、美しい器やアーティスティックな雰囲気が合わさりほかにはない魅力が生まれています。


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9月中旬ごろまでの「すだちそば」(1,500円)は『蕎文』を代表する名作。水出しの昆布ダシに薄口しょう油というさっぱりとしたつゆに、すだちの搾り汁と輪切りをたっぷりと。

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店内に置かれた一枚板の大きなテーブルや内装などは、家具職人でもあるご主人の手によるもの。

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そば蕎文
高岡市下島町181-1
TEL:0766-25-2570
営:11:00~14:00(LO13:30) ※なくなり次第終了、未就学児は来店不可
休:月・火曜、ほか不定休
P:8台
席:テーブル8席、座敷8席

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