【2022最新】富山から行く世界観を味わう贅沢な宿５選【北陸・中部の温泉宿】

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【2022最新】富山から行く世界観を味わう贅沢な宿５選【北陸・中部の温泉宿】

おでかけ Leisure

2022.10.03 更新

【2022最新】富山から行く世界観を味わう贅沢な宿５選【北陸・中部の温泉宿】

温泉石川県長野県新潟県温泉宿

　発売中のTakt10月号の第一特集は『心うるおう温泉宿へ』。秋も深まり、おでかけには最適な季節。湯舟に浸かってのんびりと過ごす温泉が恋しくなります。今回は非日常な温泉ステイができそうな世界観に浸る温泉宿をご紹介♪

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『界　アルプス』

土間では囲炉裏番がおやきを振る舞ってくれます。暖をとりながら、焼き上がるのを待つのも至福の時間。

昔ながらの囲炉裏を囲み

素朴で贅沢な田舎体験を

　星野リゾートが全国に展開する温泉旅館ブランド「界」。日本各地にある宿には、それぞれ地域のカルチャーを再定義した独自のコンセプトがあり、旅の醍醐味として体感できます。北アルプスの玄関口に佇む『界アルプス』は、信州の贅沢な田舎体験ができる宿。入口の門を抜けた先は、どこか凛とした空気に包まれています。

　ここでのお楽しみは、囲炉裏を中心とした憩いの時間。囲炉裏が設えられた土間では、チェックイン後におやき、夕食後に燗酒、朝食前におめざがゆが振る舞われ、その素朴で贅沢なおもてなしに心が温まります。また、忙しい現代人のライフスタイルに合わせた湯治体験も。効果的な入浴法を教わるプログラムや朝の体操があり、滞在を通して心と身体を整えられそう。

中庭の小川には、北アルプスの冷たい湧水が流れています。ベンチに腰かけて、川のせせらぎや虫の声に耳を傾けたい。

公道を挟んだ両側に客室や温泉棟が建ち並びます。屋根付きの通路「雁木」から、雪国の暮らしと文化がうかがえるとのこと。

アルプスの山々を望む露天風呂。手前に見えるカラマツの林は、季節によって表情を変えます。

モダンな雰囲気の大浴場。葛温泉からの引き湯は、いつまでも入っていられるほど身体にやさしい。

夏秋限定の鍬焼き会席。農作業の合間に鍬を使って料理をしたのが始まりと言われる「鍬焼き」を、『界アルプス』流のアレンジで。

全客室が信州の自然をテーマにした「ご当地部屋」。松崎和紙で作られた行灯や、地元の切り絵作家によるアートワークが飾られています。

１泊２食付き（２名１室の場合）

１人平日28,000円～、休前日35,000円～

室数／ 48室

チェックイン＆アウト／ IN15:00、OUT12:00

泉質／単純温泉

日帰り入浴／なし

食事／半個室食事処

露天風呂付き客室／なし

界　アルプス

長野県大町市平2884-26

TEL：0570-073-011

休：不定休

P：36台

HP：hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaialps

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『べにや無何有』

すべての客室は自然の山庭を眺められる造りになっており、外の景色が流れ込むような開放感のある設計がなされています。

「余白」の豊かさに気付く

やすらぎと癒しの空間

　「べにや無何有」は山代温泉薬師山の高台、その山庭を囲むように佇む宿。名前には「何もないからこそ、自由に満たされた時間がある」という意味が込められています。ここでは自然の息づかいを感じながら、静かに自分と向き合う時間を満喫してみたい。山庭を望む客室にはすべて露天風呂が付いていて、誰の目を気にすることもなく贅沢な湯浴みを楽しめます。

　もちろん露天風呂付きの大浴場もあり、カルシウム・ナトリウム硫酸塩泉の湯に身も心も整います。そして夕食は、創意工夫を凝らした地の食材による料理。トリートメントを受けられるスパや図書室などもあり、自然のなかで過ごす非日常に満たされて。

客室はすべて露天風呂付き。山庭を眺めながら、自分だけの湯浴みのひとときを堪能しよう。

スパ「円庭施術院」では温泉と薬草を用いた「薬師山トリートメント」で心身をケア。日々働いた身体が癒されます。

建築家・竹山聖による「方林円庭」は「水の力をたたえ、人が集い、心と身体が、大地と天空が喜びを交換する」をコンセプトにしたスペース。

揺れる木漏れ日、そよぐ風。エントランスからテラス、そして山庭へと続く散歩道は、無心で歩きたくなります。

石川県で採れる７種類のきのこを使った「白山七茸鍋」は身体の芯から温まります。９月20日ごろ～11月６日まで（２名から要予約、別途１人6,050円）。

１泊２食付き（2名1室の場合)

１人平日52,030円～、休前日58,080円～

室数／ 16室

チェックイン＆アウト／IN15:00、OUT11:00

泉質／カルシウム・ナトリウム硫酸塩泉

日帰り入浴／なし

食事／レストラン

露天風呂付き客室／あり

べにや無何有

石川県加賀市山代温泉55-1-3

TEL：0120-07-1340、0761-77-1340

休：不定休

P：５台

HP：www.mukayu.com

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『松本十帖』

ブックストアは５つのエリアで構成。元浴場の内装を生かした「オトナ本箱」は、『松本十帖』を象徴する空間となっています。

2つのホテルを起点とした

温泉街の新たな楽しみ方

　今年７月、浅間温泉にグランドオープンした『松本十帖』。各地でライフスタイルホテルを手がけてきた雑誌「自遊人」が、浅間温泉全体のエリアリノベーションを目指して立ち上げたプロジェクト。創業３３６年の老舗旅館を２つのホテルに再生し、そこにレストラン、ブックストア、ショップ、ベーカリー、醸造所を併設。さらに敷地外には２つのカフェがあり、温泉街を周遊して楽しめる仕掛けとなっています。

　『松本本箱』は本の世界に浸れるブックホテル、『小柳』はファミリー向けのホテルと、２つのホテルがそれぞれ異なるコンセプトを持つのも特徴。滞在スタイルに合わせて拠点を選びたい。

「オトナ本箱」手前には本の世界に没頭できる「おこもり空間」や、ブックディレクターの幅允孝さんによる選書が並ぶコーナーも。

『松本本箱』の最上階角部屋に位置するグランスイート。足元まである大きな窓から、松本市街や北アルプスをパノラマで楽しめます。

『松本本箱』『小柳』ともに、全客室が源泉かけ流しの露天風呂付き。豊富な湯量を誇り、日常に温泉文化が根付く浅間温泉ならでは。

薪火を使ったグリル料理が主役のレストラン『三六七（367）』。長野の食材と発酵文化を取り入れた、信州ガストロノミーを体験して。

ホテルから少し離れた場所にあるカフェ『おやきと、コーヒー』。ホテルのレセプション機能を備えており、チェックインもここで行います。

ウェルカムサービスは、蒸したてアツアツのおやきとコーヒー。小腹を満たしてから坂の上にあるホテルへ向かおう。

１泊２食付き（２名１室の場合）

１人平日23,888円～、休前日29,616円～

室数／松本本箱24室、小柳14室

チェックイン＆アウト／IN15:00、OUT11:00

泉質／アルカリ性単純温泉

日帰り入浴／なし

食事／レストラン

露天風呂付き客室／全室あり

松本十帖

長野県松本市浅間温泉

TEL：0570-001-810

休：不定休

P：25台

　※カフェ「おやきと、コーヒー」横（松本市浅間温泉3-15-17）

HP：matsumotojujo.com

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『カーブドッチヴィネスパ』

大きな窓からぶどう畑や角田山を望める洋室。ぶどう畑に立ち込める朝もや、山陰に日が落ちていく様子を体験できるのは滞在するからこそ。

温泉×本×カフェの

ワイナリーリゾート

　実をつけたぶどう畑が広がる『カーブドッチワイナリー』。敷地内にはワインを醸造する施設はもちろん、マルシェやガーデンレストランなど、ここでの時間を満喫するためのスポットがいくつも用意されています。なかでも「ヴィネスパ」は２本の自家源泉を持つ温泉施設。くつろげるわずか７つの客室に、オーガニックブランド『AVEDA』のスパ、滋味豊かな地元素材を使った和食レストランを完備。

　そして滞在の魅力をさらにアップさせるのが、今年リニューアルされた「ワイン＆ブックラウンジ」。ゆっくりと本を読みながら、グラスワインはもちろん、季節のパフェなどのカフェメニューが楽しめます。自分への贅沢なご褒美に、大人の休日を過ごせるはず。

併設された「ワイン＆ブックラウンジ」には4,000冊の本が10のテーマで並びます。湯浴みのあと、１杯のワインを片手に普段とは違ったひとときを。

料理は洋食プランと和食プランの２つから選択できます。出汁にこだわった季節の会席コースは、和食に合うワインをおすすめ。

『カーブドッチ』で醸造されたワインを中心に、温泉、料理、読書、スパと、とっておきの休日を楽しめます。

ワイナリーの見学ツアーを申し込むこともできます。木の樽の中で、ゆっくりと熟成しながら、時間をかけてワインが造られています。

１泊２食付き（２名１室の場合）

１人平日18,000円～、休前日21,600円～

室数／７室

チェックイン＆アウト／IN15:00、OUT和室10:00・洋室12:00

泉質／アルカリ性単純温泉

日帰り入浴／あり

食事／レストラン

露天風呂付き客室／なし

カーブドッチヴィネスパ

新潟県新潟市西蒲区角田浜1661

カーブドッチワイナリー内

TEL：0256-77-2226

休：不定休

P：あり

HP：vinespa.jp

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『金具屋』

渋温泉の石畳が続く中央ほどにあり、豪華かつ重厚な佇まい。映画「千と千尋の神隠し」に登場する湯屋のモデルになったと言われています。

古き良き時代の

技術の粋を集めた名宿

　昭和初期に木造４階建ての「金具屋斉月楼」と「金具屋大広間」が国の登録有形文化財に認定もされている『金具屋』。２６０年以上の歴史を持つ絢爛豪華な建屋に一歩足を踏み入れると、工夫をこらした建築技術に圧倒されます。宮大工の匠の技を駆使し、歯車水車の部品を使った手すりや階段の踊り場にある富士山に見立てた窓枠など、館内の至るところに斬新な意匠やモダンさが溶け込んでいます。

　また、趣の異なる８つのお風呂も大きな魅力。浴びるほど豊富な湯量を持ち、すべて源泉かけながしの館内の湯めぐりを堪能したい。ライトアップされた幻想的な夜の外観もゆっくり眺め、文化財の贅沢な空間に包まれる幸せを。