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グルメ Gourmet

【とやまもの】とやまの和菓子をご紹介

昔からあるものを守りながら、新たな味にチャレンジする「とやまの和菓子」をご紹介します。次の時代にも残したい、富山が誇る美味です。

とやまの和菓子
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脈々と受け継がれている伝統と文化。その一つに「和菓子」があると思います。
さまざまな発展を遂げてきた現代でも、お茶とお菓子を楽しむ日本人の心は変わらないはず。

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とこなつ、高岡ラムネ詰合せ(大)
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『大野屋』の和菓子には、揺るぎない美しさがあります。明治期から受け継ぐ「とこなつ」も 、平成末期に生まれた「高岡ラムネ」も、素材選び、職人の技と美意識の賜物。

高岡ラムネは「現代の落雁」

ラムネというと子供の頃に食べた懐かしい駄菓子を想像しますが、悠さんが友人と共同開発した「高岡ラムネ」は『大野屋』の目線で素材を選び工夫を凝らした、和菓子屋にしか作ることのできない「現代版の落雁」。原料は富山県産のコシヒカリの米粉に、拍子木のような棒を使って押し込むようにしながら果汁を混ぜたもの。木型に打ち粉をしたら、親指でギュッと押し込み、小さなラムネをおこします。製造は手加減に頼る部分が大きく、職人の日々の積み重ねが発揮されています。

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木の棒で米粉に果汁を合わせています

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地元の伝統文化を映した「御車山」は、国吉りんごの果汁をブレンド

とこなつ本舗 大野屋(おおのや)
1838年の創業から、山町筋でお店を構え続ける老舗『大野屋』。素材を大切にしながら丁寧に作られる季節に合わせた和菓子から、ケーキなどの洋菓子まで揃います。
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高岡市木舟町12
TEL:0766-25-0215
営:8:30~19:00
休:水曜
P:4台

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よごと3種セット
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和菓子とは何か。『引網香月堂』の店主が、そんな問いを自分に投げかけて生み出した「よごと」。良い事が重なることをみんなで願う日に味わいたい、和の焼き菓子。

良い事が重なるのを願って

『引網香月堂』の創業地である高岡市・伏木は、貿易港としても知られます。引網さんは子供のころ、港に来た外国人と接点を持つ機会もあったという。外国船でご馳走になったおやつのことは、親に叱られた思い出とともに今でも心に刻まれています。

伏木といえば『万葉集』も忘れてはならないです。歌人の大伴家持が国守だった時代にいくつもの歌を詠みました。「よごと」の菓銘は、家持の歌に由来。新年に降る雪のように良い事(よごと)が重なりますようにという願いが込められています。

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重なった断面が美しい

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「よごと」の開発について語る、引網さん

引網香月堂(ひきあみこうげつどう)
季節を感じさせる、さまざまなお菓子が揃うお店。昔からの伝統を守りながら、和菓子の面白さを伝えています。
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富山市古沢111-3
TEL:076-471-8755
営:9:00~18:00
休:火曜、ほか不定休あり(主に月曜)
P:11台

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季節の薄氷と木.林の詰合わせ
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創業270年の老舗菓子店『五郎丸屋』の看板“干菓子”の季節版と、5色に彩るスティック状メレンゲ菓子の詰め合わせが登場。

薄い菓子なのに、歴史は重い

家で過ごす時間が増えた昨今、甘いものを購入する頻度も増えたのでは。そんな数年の出来事とは対照的に270年、変わらない場所に、変わらない菓子があります。県産もち米と新大正米を薄く延ばし、阿波産の和三盆をはけ塗りし、冬の田んぼの水面に張る今にも割れそうな氷を表現した「薄氷」。幕府に献上され、宮内省の御用達とされた“レジェンド干菓子”とも言えるでしょう。日本らしい季節感をより細かな四季に色分けた「季節の薄氷」には、先人たちへのリスペクトが溢れています。手にとると繊細な薄い菓子ながら、その歴史の重さをひしひしと感じます。

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夏の「薄氷」は蛍がモチーフ

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天然素材により、やさしいタッチの色合いに

薄氷本舗 五郎丸屋(ごろうまるや)
加賀と越中の交通の拠点・石動に始まり270年。江戸時代から続く「薄氷」は、幕府や宮内省からも認められた確かな看板商品。現代版にアップデートされた「T五」も新しいスタンダードとして広がりを見せています。
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小矢部市中央町5-5
TEL:0766-67-0039
営:9:00~18:00、日曜9:00~17:00
休:月曜
P:あり(3台)

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▼今回ご紹介した特集の詳細ページはこちら

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「とやまのものをとやまのひとへ」
▼とやまもの


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