暮らし Life
【MAKE TOYAMA STYLEレポートVol.12】ソーシャルディスタンスに配慮し、高岡銅器に親しむ「KANAYA」の取組み
新型コロナウイルス感染拡大防止と社会経済活動を両立させ、新型コロナに負けない元気な富山県を創っていくシンボル「MAKE TOYAMA STYLE」。
本記事では、新型コロナを乗り越えるための県内事業者や県民の皆様の取組みを紹介していきます。
※本記事は富山県の「MAKE TOYAMA STYLE」実践事例発信業務とのタイアップ企画です。
第12回目は、400年以上続く高岡銅器の伝統技術を受け継ぎながら、現代のライフスタイルにマッチした製品を提案する『KANAYA』の取組みをご紹介します。
『KANAYA』は高岡銅器の金属鋳造技術によるブランド。職人の手によって丁寧に作り上げられる金属鋳物にデザインや機能を付加し、現代の空間になじむような家具や小物などを手掛けています。
石畳と格子戸の風情ある金屋町の古い街並みに溶け込むようにたたずむ『KANAYA』は、国内外で活躍するデザイナーによるモダンなアイテムを展示・販売しています。また店内では、錫を使ったうつわと箸置きの製作体験も行っていて、スタッフにマンツーマンで教えてもらえると人気です。
コロナ禍で状況は一変しましたが、訪れた方の安全・安心を最優先しながら、高岡銅器に親しんでほしいと、さまざまな新型コロナウイルス対策に取り組んでいます。
まず店内では
・入口のアルコール消毒液での手指の消毒、マスク着用のお願い
・ソーシャルディスタンス確保への対応
このほか、店内が密にならないために入場制限、定期的な店内の換気、商品や訪れた人がよく触れる場所の消毒や拭き取り、スタッフのマスク着用などの取組みを行なっています。また、オンラインショップでの商品販売にも力を入れているそうです。
飛沫対策パーテーションで
マンツーマン指導も継続
そして人気のワークショップもソーシャルディスタンスなどに配慮した方法で行われていますよ!
最初に、体験する方の検温を行い、体調チェックシート・連絡先の記入、手指のアルコール消毒、マスク着用をお願いしています。
体験を行うテーブルには、飛沫を防ぐ「エチケットパーティション」を設置。『KANAYA』メンバーの会社が扱う製品で、丸円柱を半分にした形になっています。アルコールで拭いても劣化しないPET樹脂の透明シールドで万全。さらにスタッフとは対角に座るよう配慮しています。
そして製作体験が終わった後は、使用した道具を一つひとつ消毒しています。現在、体験は予約受付分のみで、体験1回(約1時間)につき1組(家族・グループの場合4人まで)に限定し、他のお客様と一緒にならないよう配慮しています。
今回お話を伺ったスタッフの坂井さん。
「金屋町には、当店だけでなく他にも高岡銅器を製作体験できるお店や、クラフトビールなどの飲食店、宿泊施設もあります。コロナが落ち着いたら、ぜひまちめぐりを楽しみながら、現代のインテリアにも溶け込むKANAYA製品を見にきてほしいですね」とスタッフの坂井陽子さん。
さまざまな魅力を持つ高岡銅器と金屋町の観光資源を発信し続けたい。そんな熱い思いと万全の感染対策で、訪れた方をもてなしています。
KANAYA(かなや)
所:高岡市金屋町2-5
TEL:070-5630-9206
営:10:00~16:00
休:木・土・日曜、祝日
※金屋町イベント時は営業、木曜以外は予約で営業。
P:2台
HP:kanaya-t.jp
【製作体験】
実施日:月〜水曜・金曜
※土・日曜、祝日は予約のみ。
時間:営業時間内
料金:錫のうつわ・1人3,000円(税込)、錫の箸置き:1人1,500円(税込)
※現在は予約のみ受付。 info@kanaya-t.jp
混雑状況でお断りする場合あり。
作品は当日持ち帰り可。
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