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おでかけ Leisure

【石川県へ秋の癒し旅】美しい湯の町でデトックスの旅~石川県山中温泉方面

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松尾芭蕉も愛したといわれる開湯1,300年以上の美しい湯の町。秋になると木々が色づきこの時期ならではの景色も楽しめます。心も身体も温まるデトックスの旅へ出かけよう。


|石川県山中温泉方面|

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厨八十八

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ロビーの前には田んぼテラスが。昼は天狗岩を望め、夜はライトアップで幻想的な風景が広がる。稲刈りや田植えの体験イベントも開催。

米にこだわるおもてなしの宿で
日本の原風景と心に触れる

 料理場を意味する「厨」。お米を意味する「八十八」。ロビー前の田んぼテラスで米を育て、厳選した石川県産こしひかりを陶器釜での炊きたてをいただける朝食や、繊細な味と美しさに目を奪われる丁寧に手間ひまかけた季節ごとの料理など、『厨八十八』の名のとおり米と料理を中心に、心を尽くしたおもてなしが随所に感じられる宿です。
 部屋は全室竹林に面し、風が通り過ぎると聞こえる葉音が心地よく、温泉の湯はさらりとやさしくじっくりと浸りながら雄大な自然を眺めることができます。おすすめは1日2室限定の露天風呂付き客室。湯と四季折々の風景をほしいままに、非日常の至福のときを過ごすことができます。


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水素量豊富なさらりとした湯が流れる露天風呂付きの客室は2室限定で一番人気。人目を気にせず湯と景色を存分に味わえる

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風呂の真ん中に丸太が渡してあり、室内にいながらにして自然の気配を感じることができる大浴場。ゆっくりと浸かれば日々の疲れが溶けてゆく。

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部屋は全室竹林に面しており和モダンな雰囲気がくつろぎを与えてくれる。部屋着は作務衣のほかフロント脇で好みの柄の浴衣のチョイスもできる。

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厨八十八
石川県加賀市山中温泉菅谷町口62
TEL:0761-78-8080
営:チェックイン/ 15:00、チェックアウト/ 11:00
¥:1泊27,000円~、露天風呂付客室1泊44,000円~ ※2名1室の場合
休:無休
P:あり
Instagram:@yamanaka_yasohachi

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mokume(モクメ)

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山中温泉の中心にある通り・ゆげ街道を少し入ったところにお店はある。木の香り漂う店内には多くの仕上げを待つ体験作品が。

木を見て触れて自ら削って
世界に1つだけの器を作ろう

 椀などの丸い木製の器を作る職人・木地師。『モクメ』はそんな木地師の作業に気軽に触れ器作りができる体験工房です。所要時間は約30分。コースと作りたいイメージを決めたら体験スタート。ろくろに木をセットし、カンナという刃物を当てて削っていきます。初めての作業は緊張するが、職人歴16年の店主・佐藤勇士さんがマンツーマンで丁寧に教えてくれるので安心。外側のフォルムが完成し底に文字を刻んだら、難しい部分は職人におまかせ。完成は1〜2か月後。世界で1つだけの自分の器が手元に届いた日にはちょっとした感動を覚えるはず。基本予約制で空きがあれば当日対応も可能なので、ふらりと訪れてみましょう。

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木の器づくり体験 “木地”lightコース(3,850円)所要時間20分。ろくろにセットした木にカンナを当て削っていく。手に振動が加わり怖さはあるもののしっかりサポートしてくれるので安心。

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山中には木地師が多く、木地の生産量は日本一。出来上がった器はとっても軽く、この軽やかさや木目の美しさが山中漆器の特徴。

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mokume
石川県加賀市山中温泉栄町二60
TEL:0761-78-1757
営:10:00~16:00
休:木曜
P:あり
¥:3,850円~(出来上がりの配送料は別途必要)
Instagram:@mokume_2013

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山中PORTAL(ポータル)

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「しみ旨あんバタートースト」(650円)。鉄板で焼き上げるパンは外はカリッと中はもちっと。上質なあんとバターとのハーモニーがくせになる。

作家の器でスイーツを楽しむ
温泉街の表玄関にあるカフェ

 山中バスターミナルの近く、かつて山中駅駅前だった地にカフェ『山中ポータル』はあります。「表玄関」という意味を持つ店名はその立地とポータルサイトのような役割で地域の魅力を発信したいとの思いが込められています。趣のある家具やビンテージチェアが並ぶ素敵な店内でいただけるのは、素材の味をいかしたシンプルで飽きのこないスイーツなど。器やカトラリーにもこだわり、作家さんと直接対話し作り手の思いとともにお店に取り入れています。上質なものに囲まれた空間でほっと一息つけば、豊かなときが流れていでしょう。

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ビンテージ家具や作家の器など上質なクラフトが彩る店内。スイーツを盛るガラスの器は能登島のガラス作家有永浩太氏の作品が中心に揃う。


山中PORTAL
石川県加賀市山中温泉湯の本町ク-27
TEL:なし
営:平日、祝日11:00~17:00、土・日曜10:00~17:00
休:火・水曜
P:あり
席:テーブル12席
Instagram:@yamanaka_portal

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無限庵

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壁一面に金箔で連山と雲が描かれた御殿をはじめ贅が尽くされた造りに圧倒される。予約すれば特別な部屋でお抹茶体験(1名2,000円~)もできる


贅を尽くした文化財に触れ
自然が生み出す絶景に癒される

 大聖寺川の美しい渓谷・鶴仙渓にかかるこおろぎ橋の橋上にある『無限庵』。加賀藩前田家の家老、横山家が婚礼を行う場として明治末期に建てられた歴史ある書院で、石川県の指定文化財となっています。欅の一枚板の欄間、銘木黒柿の手すりに群青の漆喰壁と当時の贅を尽くした造りには思わずため息。入り口瓦の上の鳩や釘隠しの尾長鳥など、格式あるなかにかわいらしさが見えるのも趣深いです。
 文化財に触れたあとは茶房「うるはし」へ。大きな窓から望むのは自然が織りなす絶景。とくに紅葉の時期は息を飲むほど美しい。ランチやスイーツは山中塗の器で提供され、漆器のよさを身近に感じることができる場でもあります。


無限庵茶房うるはし
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白漆の器で提供される、加賀棒茶の風味が効いた『和-NAGOMI-パフェ』(1,300円)。飲食の料金にはすべて『無限庵』の入場料が含まれる。

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やわらかな日差しが広い窓から差し込む茶房「うるはし」の店内。不定期でコンサートも開催され、絶景の中で上質な音楽を楽しむこともできる。

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湯気の通り抜ける高い天井が特徴的な元浴室は人気の写真スポットで通称「ほっこりの間」。香狭間透かしといわれる窓がかわいい。

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秋の紅葉時期は茶房の窓から望む木々や山が色づき、素晴らしい景色が広がる。赤い葉のじゅうたんの上を散策したら、ぜひ茶房で休憩しよう。


無限庵
石川県加賀市山中温泉下谷町6
TEL:0761-78-0160
営:11:00~15:00(最終入館)
休:火曜
P:40台
席:テーブル20席
¥:入館料:500円(茶房うるはし利用の場合、飲食代に入館料込み)
Instagram:@mugen_an_yamanaka

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あやとりはし

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糸遊びのあやとりをしているような形状のモダンな橋。11月末までは橋のたもとに川床が開設され人気スポットとなっている。

紅紫色の“鶴仙渓を活ける”
あやとりを模したモダン橋

 鶴仙渓のこおろぎ橋と黒谷橋のほぼ中間に位置する『あやとりはし』。いけばな草月流家元・勅使河原宏氏によって「鶴仙渓を活ける」というコンセプトのもとデザインされた橋は紅紫色でS字型のユニークな形状が特徴的。橋から見る鶴仙渓の景色は素晴らしく、紅葉の時期は多くの人でにぎわいを見せます。夜には九谷焼きの色である「九谷五彩」をイメージした風情あるライトアップも行われています。


あやとりはし
石川県加賀市山中温泉河鹿町
TEL:0761-78-0330(山中温泉観光協会)
P:あり

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菊の湯

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歴史ある総湯の「ゆで処」で
温泉たまごづくりを楽しむ

 山中温泉の中心にある総湯『菊の湯』。ここの男湯の前には源泉が流れ込む「ゆで処」があり、温泉たまごの手作り体験ができます。男湯番台前の券売機でチケットを買い、たまごを受け取ったら早速湯に投入。待つこと40~90分。黄身がトロトロか固めがいいか、自分好みのゆで加減になるまで菊の湯に入浴したり、近隣を散策したりと過ごしましょう。ゆであがったたまごはその場でパクリ。出来立て熱々の味は格別です。


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男湯と女湯が別棟になっている総湯。「奥の細道」の途上に立ち寄った松尾芭蕉も称賛した湯はさらりとして傷をいやすといわれている。

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菊の湯
石川県加賀市山中温泉湯の出町レ1
TEL:0761-78-4026
営:6:45~22:00、温泉たまご作り7:00~20:00
休:第2・4火曜(祝日の場合は翌日)、ほか不定休あり
P:あり
¥:入浴料金:大人(12歳以上)490円、中人(6歳以上12歳未満)130円、小人(3歳以上6歳未満)50円、3歳未満無料
温泉たまご作り料金:300円(3個入り)、500円(5個入り)

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\ほっこり秋の癒し旅/
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