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おでかけ Leisure

【石川へ日帰り旅】棚田地帯の町おこしムーブメントを秘めた5つのスポット~石川県羽咋市神子原~

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江戸末期の建材を一部再利用した築70年の古民家を改装。“神聖な気配”に耳を傾ける場所、というニュアンスが含まれた店名『神音』どおり、キャンドルの火を眺めながら心癒される時間を。


 氷見市のすぐ隣にある県境の羽咋市。とくに神子原地区は、万葉の時代から、山の恵みが豊かな、石川県最大級の棚田地帯でもあります。近年は、土地とそこに住む人の魅力に惹かれた移住者が町おこしに貢献。新たなムーブメントを秘めた注目のエリアです。


●もくじ●

神音 ― kanon kaffee ―(かのんカフェ)


・ ・ ・ ・ ・

自家焙煎珈琲店 神音 ― kanon kaffee ―

(かのんカフェ)
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日によって3種類ほどが用意されている「本日のスイーツ」(450円)と、挽きたて、淹れたての「自家焙煎コーヒー」(430円)

町おこしの旗印でもある
山合いの古民家カフェ

 細い山道をそろそろ進むと出合える『神音カフェ』。この地域では一般的な“入母屋造り”の農家の家をリノベーションした自家焙煎珈琲専門店で、上質なコーヒーと地元素材を生かした自家製スイーツやカレーを味わうことができます。
 店主は、岐阜県出身で「いしかわ移住応援特使」も務める武藤一樹さん。コーヒーマイスターであり、野菜ソムリエの資格ももつ武藤さんが、畑を耕しながら営めるカフェを求め、たどりついたのがこの場所でした。今では、地域になくてはならない存在で、今後はさらに納屋などを改修し、自然の中でサウナも楽しめる民泊施設をオープンさせる計画。カフェはほぼこのままのスタイルで運営されるものの、工事による休業期間が発生するため、SNSで営業を確認してからお出かけを。


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レトロな建具の窓から見える竹林に心和む店のキッチン。今後は、カフェステイができるオーベルジュを目指し、改修予定だという。

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すべてのコーヒーは、カフェからも眺められるこの土間空間で焙煎されている。まろやかでほどよいコク、すっきりした後口の「かのんブレンド」をはじめ、多彩なオリジナルブレンドが揃う。


自家焙煎珈琲店 神音 ― kanon kaffee ―
石川県羽咋市菅池町カ54
TEL:0767-26-1128
営:11:30~17:30(LO17:00)
休:火・日曜、ほか不定休あり
 ※工事による休業期間の予定あり
P:5台
席:テーブル7席、ソファー5席、囲炉裏6席
(改装後はカウンター席を増設)
HP:Facebookあり


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神子原農産物直売所 神子の里

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地元のお母さんたちが朝握った「神子原むすび」(各130円)は、お昼にはほぼ完売の人気商品。梅、昆布、塩むすびと、シンプルに神子原米のおいしさが味わえる。

神子原の魅力が集結
手作りいっぱいの店

 地元住民が出資してできた『神子の里』は、この町に来たならぜひ立ち寄りたいスポット。ローマ法王に献上したことでも話題を呼んだ、化学肥料に極力頼らず、棚田で丁寧に育てられる「神子原米」。そして新鮮な地元野菜が並ぶ農産物直売所には、手作り惣菜やおやつを買って休憩できるイートインスペースを完備。町内の散策に役立つ情報も集まっているので、地元スタッフとの会話を楽しみながら計画を立てるのも良さそうです。


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神子原米の米粉をMIXした、さっぱりした甘さの「みこはらソフト」(280円)。ほかに「いちじくソフト」や「あずきソフト」も。

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左/ころんとした電球風のフォルムがかわいい神子原米「かみまる」(2合680円)。
右/甘さと深い余韻が上品な「純米大吟醸 神子」(300ml1,980円)。神子原の棚田で育てられた酒米だけを使用。


神子原農産物直売所 神子の里
石川県羽咋市神子原町は-190
TEL:0767-26-3580
営:9:00~17:00
休:不定休
P:40台
席:カウンター7席、テーブル8席
HP:Facebookあり


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御菓子司 八野田 大町本店

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やわらかい生地の「神子原米だんご」(1本162円)。米粉ならではの、しっとりモチモチの皮に、粒あんをサンドした「神子原米どら焼」(224円)。

神子原米を使った
団子やどら焼きを味わう

 地元では、お祝いごとにも法要にも欠かせないお菓子を作り続ける『八野田』。神子原米を使った、しっとりやわらかな団子やどら焼きは、お出かけ途中で頬張るにもぴったり。お米の真っ白なイメージを形にすべく、スポンジ生地に黄身まで白い特別な卵を使用した「神子原米ロール」(1,620円)は、おみやげにおすすめです。


御菓子司 八野田 大町本店
石川県羽咋市大町む54
TEL:0767-26-0208
営:8:00~18:00
休:水曜
P:3台


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曹洞宗 洞谷山 永光寺

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永光寺川を眺めながら、中道門を通り、さらに奥へ。苔むした長い階段をのぼりきると、山門には大きな仁王像が待ち構える。

桜の美しいお寺で
心を鍛える、整える

 鎌倉末期、曹洞宗の太祖・瑩山禅師によって創建された『永光寺』。中庭を囲むようにして回廊が結ばれた伽藍様式が美しい、由緒ある山寺です。座禅体験もできるので、心を整えたいという人は予約して訪問を。そばには自然を肌で感じられる公園があり、散歩するだけでもリフレッシュできそう。春はお花見に人が集まる桜の名所でもあります。

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曹洞宗 洞谷山 永光寺
石川県羽咋市酒井町イ-11
TEL:0767-26-0156
営:8:30~17:00
休:無休
¥:拝観:300円、子供無料、座禅体験:大人500円、子供300円
P:60台


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そば処 里山

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野性味のある太めの十割そばと、色白で細く切られた二八そばが両方味わえる「めおとそば」(990円)。石臼挽きの手打ちそばは、ダシの効いたそばつゆでも、能登の塩でいただいても美味。

一皿に十割と二八が
寄り添う「めおとそば」

 『神子の里』と同じ並びに、行列のできるそば屋があります。能登産のそば粉を使って打つそばと、山の幸たっぷりの天ぷらが人気で、開店から30分で完売してしまうことも珍しくないのだとか。看板メニューは、一皿に十割そばと二八そばが寄り添う「めおとそば」。その器も店主自作の珠洲焼で、すべてを地元尽くしで堪能できます。席は押さえられないが、そばは予約可能なので、遠方から来店する場合は電話をしておきましょう。

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30種類以上の野菜を揚げた「天ぷら盛り合わせ」(1,430円)は、2 ~4名で分け合えるボリューム。これからの時期は山菜が豊富に。

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店内にも飾られている、陶芸家でもあり店主の木下良さんの作品は、『神子の里』で購入することもできる。


そば処 里山
石川県羽咋市神子原町は-190
TEL:0767-26-0126
営:月・金・土・日曜11:00~14:00
 ※そばがなくなり次第終了
休:火・水・木曜
P:40台
席:テーブル22席


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