グルメ Gourmet
【とやまもの】伝えていきたい「郷土の味」をご紹介
全国はもとより、世界各国の食材が手に入る時代。そんな今だからこそ、何世紀にも渡って伝わる富山の伝統食を食卓に取り入れて、郷土の味を残していきたいものです。
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伝えていきたい、郷土の味
「富山県の良いところは、海も山もあるところ」。県内外を問わず、このように話す人が一定数います。自然が豊かな土地だからこそ、富山県には土地ごとに特色を持った食文化があります。
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「ねこのくら工房」とやまものセット
堅豆腐をはじめ、がんもどき、あげなどを詰め合わせたとやまものオリジナルセット。
無添加へのこだわり
『ねこのくら工房』の豆腐づくりの大きなこだわりが、合成添加物を使わないこと。原材料は、富山県産大豆「エンレイ」に、天然のにがり、山の湧き水を使用しています。大豆を煮沸するときに発生する泡は、取り除くのが豆腐づくりのセオリー。ここでは消泡剤を使わずに網ですくって泡を取ります。身体にやさしく、食べたときの後味が良い豆腐に仕上げています。
豆乳の濃度、にがりの量、気温など、さまざまな条件が関係するため、高い技術が必要
「堅豆腐」はサッパリかつ食べ応えがあり、サラダにはぴったり
ねこのくら工房
2005年、木工職人だった店主が始めた豆腐工房。添加物を使わないことにこだわり、自然素材を活かした商品を提供。また、地元の事業者との協業も積極的で、地産地消にも貢献。五箇山の「堅豆腐文化」をさまざまな方法で伝承しています。
南砺市下梨2074
TEL:0763-66-2678
営:9:00~17:00
休:1月1日
P:10台
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特選 鱒寿し一段(銘々包み)
厚く切られた天然の桜鱒と、羅臼昆布の出汁で炊いたご飯で作る酢飯が笹の香と一つになった、しみじみとおいしい郷土の味。未来に残したい富山の味。
切り分けられているから、食べやすい
鱒の寿しは木桶に笹を敷き全体を包むのが定番の姿ですが「特選 鱒寿し(銘々包み)」は、8つに切り分けられた鱒の寿しが一つずつ笹で包まれ、手軽に食べられます。今は贈答用の需要が大きいが、青山さんは「地元の人がハレの日の食卓に選んでくれることを目指している」と話します。富山の人に親しまれることで、次世代へ食文化が継承されることを願っているそう。「特選 鱒寿し(銘々包み)」は、革新によって伝統を継ぐ決意をした『鱒の寿し 青山総本舗』の決意表明そのものです。
ピンクがかったオレンジ色の身は、脂がのって美しいです
シャンタン織りの小風呂敷は、魚と波の模様がデザインされています
鱒の寿し 青山総本舗(あおやまそうほんぽ)
鱒やお米、酢、それらを包む笹や曲げ物まで素材にこだわり、伝統的な手作りの技で県内にもファンの多い鱒ずしの名店。
富山市新富町1-4-6
TEL:076-432-5324
営:8:00~16:00 ※売り切れ次第閉店
休:日・月曜 (月曜が祝日の場合は火曜)
P:なし
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