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知ってる?食べられる花「エディブルフラワー」が実は身近に富山で栽培されているコト
今注目を集めるエディブルフラワー(食用花)の栽培が、富山県南砺市で行われていることをご存知ですか?全国的にみても年間を通して出荷している農家は少なく、県内外から注文や問い合わせがあるそうです。今回は、地元の生産者「フラワーンダフル 千華園」から話を聞きました。さらに、富山県内で「千華園」のエディブルフラワーが味わえるお店もあわせてご紹介します。
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もっと知りたい 花のこと
生産者の現場
フラワーンダフル 千華園
(フラワーンダフル せんかえん)

花の大きさは品種によって違う。直径10~40㎜ほどと、かなり小さい。
化学肥料を使わずに育てる
『千華園』は、山並みを間近に望む南砺市城端町でエディブルフラワー(食用花)のハウス栽培を行っている。全国的にみても年間を通して出荷している農家は少なく、県内外から注文や問い合わせがあるという。
ハウスに並ぶ姿を見ると、観賞用の鉢花と変わらない印象。「見た目は同じようでも、口に入るものなので、化学肥料を使っていません」と話す、生産者の石村修子さん。土には、五箇山の合掌造りの茅葺き屋根の古茅を発酵させたものをブレンドしており、有機質が多く含まれている。
現在は、年間40種類のエディブルフラワーを出荷。どの花も無味無臭に近く、多少の酸味や苦味があるものの料理やお菓子の味への影響はほとんどない。料理人のリクエストを受けて植える品種もあり、栽培数は増え続けている。今後はエディブルフラワー専用のハウスを増やし、さらに出荷量を伸ばそうと意気込む。
フラワーンダフル 千華園
南砺市信末37
0763-62-0679
Mail:info@senkaen.net
●エディブルフラワーの購入について
電話かメールで事前に問合せが必要。
Yahooショップでも販売中。
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料理やお菓子を花畑のように彩る
『千華園』のエディブルフラワー
vege&bar シンバル

野菜を使った料理に定評のある『シンバル』。3~4年前に、お店の看板メニューとして考案したのが『千華園』のエディブルフラワーを使った「花と大地のサラダ」(1,180円)である。花の内容は季節によって変わり、いつも6~7種類が散りばめられている。種類ごとの微妙な味を体験してもらうために、最初はドレッシングをかけずに食べることを勧めているそう。
vege&bar シンバル
富山市一番町4-26
076-493-5050
営:火~木曜、日曜18:00~深夜0:00 (LO23:00)、
金・土曜、祝前日18:00~深夜1:00 (LO深夜0:00)
休:月曜 (祝日の場合は営業、翌日休み)
P:なし
席:カウンター6席、テーブル18席
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19HITOYASUMI 砺波店
(いっきゅう ひとやすみ)

『19HITOYASUMI』では、県内の食材を積極的に使っている。「美食花クッキー」(6枚入り980円、バラ1枚200円)も、その中のひとつ。焼きあがったプレーンタイプのクッキーに、アイシングを塗って、ドライのエディブルフラワーを飾っている。サクッとしたクッキーとパリッとしたアイシングの相性もいい。富山土産としても人気で、県内の新幹線駅でも販売している。
19HITOYASUMI 砺波店
砺波市幸町3-5
0763-58-5110
営:9:30~18:30
休:木曜
P:6台
席:カウンター8席、テーブル8席
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ほかにも、まだまだ富山のお花情報が盛りだくさんです! Takt4月号の『もっと知りたい 花のこと』で、ぜひチェックしてみてくださいね♪
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