グルメ Gourmet
久しぶりに合うあの人と一緒に 昭和10年創業のアイスクリームのお店『平野屋』
残暑厳しいお盆。かつての懐かしい日々を思い出すこの時期に、ぴったりのアイスクリーム屋さんをご紹介。
2018.Takt7月号/P83掲載
Takt7月号特集『魅惑のジェラート&アイス』にもご登場いただいた、昭和10年創業のアイスクリームのお店『平野屋』。2代目当主が始めたアイスクリームは大人気となり、その後多くの人々に愛されながら富山の懐かしい味として定着した。
お手頃な値段も嬉しい
17、8年ほど前に後を継いだ現在の3代目当主は「昔ながらの味に慣れ親しんだ人がたくさんいるので」と、材料もレシピも変えず、頑なに昔ながらのアイスとソフトの味を守っている。一口食べれば、あの日の思い出といっしょに広がる懐かしい甘さ。じんわりとひんやり感を味わうことができる。
手前が昔から変わらないモナカの「あずき」と「バニラ」
しかしその一方で、新たな味の挑戦も怠らない。基本の平野屋アイスをベースに研究熱心な3代目がフレーバーを広げ、いまでは「生キャラメルアイス」や「黒蜜しょうゆアイス」など、その数はなんと15種類ほど。なかでも「ずんだ」は枝豆を薄皮までひとつひとつ手作業で取り、手間ひまをかけて作られている。
持ち帰り用のアイスは各¥220~270(税込)
淡い緑が爽やかな「ずんだ」
お盆中は懐かしい顔ぶれが揃うことも多い。いつものモナカアイスを食べた後は、お土産にいろんなフレーバーのあるカップアイスはいかが? きっと思い出話に花が咲くはず。
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アイスクリームのお店
平野屋
富山市一番町5-1 千石町通り商店街
TEL:076-421-7289
営:10:00~19:00
休:水曜(ただし夏期は無休)
P:4台