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グルメ Gourmet

【富山のワイン】芳醇な香りに満ちた旅へ、とやまのワイン2025


土地の恵み、太陽の光、吹き抜ける風、そして造り手の情熱と哲学。
さまざまな要素が重なり合い、ワインの豊かな味わいは生まれます。
今年の葡萄は、近年にないほど素晴らしい出来栄えだとか。
県内には、個性豊かな4つのワイナリーが点在し、その香りや味わいの鮮やかな違いを愉しむことができます。
秋が深まるこの季節、心に響く一本との出会いを求めて、
芳醇な香りに満ちた旅に出てみませんか。


●目次●


・ ・ ・ ・ ・ ・

SAYS FARM

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どこか海を思わせるミネラル感が特徴のワイン。県内外のレストランや酒販店からも高い評価を受け、今や富山のワインを全国に知らしめる存在に。


潮風を感じる丘の上で
氷見のテロワールを堪能

 富山湾と立山連峰を一望する小高い丘の上に『セイズファーム』がオープンして14年が経ちました。現在は12haの畑で1万9千本のワイン用ぶどうを栽培し、自社原料100%にこだわったワインづくりを行っています。
 近年は、スペイン原産で“海のワイン”と呼ばれるアルバリーニョの栽培に力を注いでいます。氷見の土壌と気候にしっくりと馴染み、魚介との相性も抜群なのだそう。ここで醸されたワインと地元食材のマリアージュを楽しめるのが、併設するレストラン「KITCHEN」。さらに一棟貸しのゲストハウス「STAY」にはワインセラーが備えられており、時間や周りを気にせず心ゆくまでワインに浸れます。来春には新セラー棟がオープン予定。さまざまな過ごし方ができるワイナリーで、氷見のテロワールを堪能しましょう。


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ランチコースは事前予約制で7,500円。氷見が誇る山海の幸を活かした料理と自社ワインのペアリングは、ここでしか味わえない特別な体験。

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木の茂みを抜けた先にあるレストラン棟。入口を入って右側にある「SHOP&GALLERY」は、予約なしでもふらりと訪れられるのがうれしい。

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ショップでは醸造長がセレクトした常時5種類のワインを販売しており、有料で試飲もできる。自家農園でとれた果物を使ったジュースやジャムも並ぶ。

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醸造棟の地下セラーには木樽やタンクがずらり。ワイナリーの見学はレストランまたはゲストハウスの利用者限定(※前日までに要予約)。


SAYS FARM(セイズファーム
氷見市余川字北山238
TEL:0766-72-8288
営:「SHOP&GALLERY」10:00~17:00、
  「KITCHEN」ランチ 11:30~14:30、
  カフェ 15:30頃~17:00(LO16:30)、
  ディナー 17:00~21:30(LO21:00)
休:「SHOP&GALLERY」無休、
  「KITCHEN」不定休
 P:25台
Instagram:@saysfarm


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ホーライサンワイナリー やまふじぶどう園

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思わず笑顔になるネーミングとエチケットが、楽しいひとときをいっそう盛り上げてくれる。毎年11月1日に解禁される新酒も見逃せない。


100年の歴史を刻んできた
北陸最古のワイナリー

 1927年の創業以来、家族で代々受け継がれてきたワイナリー&ぶどう園。小規模ながら多彩な味わいのワインを生み出し、長年のファンを魅了し続けています。実に消費の約9割が県内で、県外にはほとんど流通していません。だからこそお客さんの声を間近で聞き、ワインに反映できるのが強みです。「年齢とともに味覚が変わっても、自分にぴったりの一本が見つかるはず」と4代目の山藤智子さん。園内の売店では、豊富なラインナップからワイン選びを楽しめます。
 ぶどう園という非日常空間で開かれる音楽ライブやナイトイベントには、世代を超えて多くの人が集います。2年後にはいよいよ100周年。家族経営ならではの温かさに包まれ、人々が思い出を重ねていくワイナリーの心地良さに触れてみて。


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営業日およびイベントの情報はInstagramまたはホームページをチェック。子供から大人まで、ぶどうの樹の下で同じ時間を共有しよう。

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和洋中問わずどんな料理やおつまみにも寄り添ってくれるワイン。辛口 or 甘口、重め or 軽めなど、好みをスタッフに伝えて試飲しながら選ぼう。

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BBQ営業で提供してきた自家製の秘伝タレを、今年ついに商品化。熟成赤ワインを贅沢に使うとともに、できる限り富山県産の素材にこだわった。

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事前に予約すればワイナリー見学も可能。地下室には半世紀以上前につくられたワインが眠り、北陸最古という歴史の長さを感じられる。


ホーライサンワイナリー やまふじぶどう園
富山市婦中町みさご谷10
TEL:076-469-4539
営:11:00~19:00、
  土・日曜、祝日 10:00~18:00
休:不定休
 P:100台
Instagram:@yamafujibudou


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Domaine Beau

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併設のショップには『ドメーヌ・ボー』のワインが全種類揃う。そのうち常時5種類が1杯200円で試飲可能。新商品がラインナップに加わることも。


立野原の自然が育んだ
ピュアなワインと出合う

 身土不二の考え方で、富山の風土をそのまま映すワインをつくる『ドメーヌ・ボー』。南砺市立野原に点在する畑で欧州系品種を育て、この地だからこそ生まれる味わいを追求しています。醸造責任者は元蔵人で、日本酒で培った技法や知見をワインづくりに応用。独自性がありながらも、ピュアで洗練された味わいを実現しています。「美しいワイナリー」という名にふさわしいロケーションは、県内外から訪れる人々を魅了。ショップではワインや地元事業者とコラボした商品を販売するほか、畑や工場を巡る見学ツアーも随時受け付けています。10月11日(土)・12日(日)には5周年祭を開催。富山の自然と技が織りなすワインに出合いましょう。


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傷んだ粒を手作業で取り除き、さらに機械を通して粒と茎を分ける。2025年は猛暑だったが、ぶどう栽培にとっては比較的いい年だったという。

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最高の出来栄えとなった「ピノ・ノワール 2023」を2年熟成させてリリース。ベリーを思わせる香りに、カカオやバニラのようなアロマが続く。

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樹齢の若いぶどうから生まれる、すっきりとした辛口のワイン。富山の海の幸はもちろん、揚げものや鍋料理といった和食との相性も抜群だ。


Domaine Beau(ドメーヌ・ボー
南砺市立野原西1197
TEL:0763-77-4639
営:10:00~16:00
休:月曜、ほか不定休あり
 P:30台
Instagram:@tresbeau1197


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KANATA WINERY

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醸造長が「赤の代表選手にしていきたい」と語るピノ・ノワール。試飲には、ワインの魅力を最大限に引き出すリーデル社のグラスが用いられる。


新しい醸造の拠点から
魚津の食とワインを発信

 果樹栽培の盛んな魚津に誕生した『カナタワイナリー』。地元の食に合うワインづくりを目指し、2022年に醸造をはじめました。その翌年にグランドオープンしたワイナリーは、訪れる人が気軽にワインと出合える場所。エントランスをくぐり、まずはプレゼンテーションルームでワイナリーの想いに触れましょう。その後、ガラス越しに醸造室や貯蔵庫を眺めながらテイスティングルームへ。ワインをゆったりと試飲し、気に入ったものはその場で買い求めることができます。地元飲食店とコラボしたイベントや、畑や工場を巡るワイナリーツアーも不定期で開催。魚津の豊かな食文化をより彩ってくれるワインが、ここから発信されていきます。


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魚津の鮮魚や郷土料理に合わせることを想定されてつくられたワイン。それぞれどんな食材と相性が良いのか、スタッフに聞いてみて。

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まるでギャラリーのようにワインが展示されており、その一部は購入可能。気になるワインはQRコードを読み取れば、特徴を詳しく知ることができる。

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ワイナリーからほど近い畑で、ワイン用10品種と生食用15品種のぶどうを栽培。天候や気候を見極めながら、手作業で丁寧に収穫する。


KANATA WINERY(カナタワイナリー
魚津市天神野新字西大野147-1
TEL:0765-55-2027
営:10:00~16:00
休:月~木曜
 P:16台
Instagram:@kanata_winery_uozu


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2024年秋から2025年にかけて、続々とオープンしたお店。
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※Takt 11月号内で掲載されている価格は、消費税込の価格となっております。
※Takt11月号内に掲載されている情報は、すべて9月現在のものです。その後変更される場合があります。あらかじめご了承ください。


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