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おでかけ Leisure

【北陸新幹線で小松へお出かけ】お隣なのに、まだまだ知らない魅力がたくさん!

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小松には魅力的な穴場がたくさん
富山から新幹線で約35分、プチ旅行におすすめのエリア
 
 朝8時30分に、新幹線開業で盛り上がる小松駅で待ち合わせ。羽田空港から小松空港まで約1時間のフライトでやって来た東京組と合流して、小松市を巡るプレスツアーへ参加してきました。ちなみに富山駅からは北陸新幹線で35分程。朝ごはんを座席で食べている間に、あっという間に到着しました。
 小松市はお隣の石川県なので、何度か訪れたことはあるのですが、今日のスケジュールを見てみると行ったことのない場所ばかり。楽しい1日になりそうです。




1| ポムポムプリン パンが人気の老舗パン屋

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 創業70年、地域に寄り添うパン屋『あづまや』。現在注目を集めているのは、サンリオ公式コラボの地域限定「ポムポムプリン パン」。キャラクターデザインを小松出身のデザイナーが手掛けたことから、今回のコラボが実現したそう。一つひとつ手作業で生み出されたフォルムがなんとも愛くるしく、連れて帰りたくなること間違いなし!

 看板商品は、自家製のホワイトクリームを食パンではさんだ「ホワイトサンド」。レトロなパッケージが親しみやすく、長年愛されてきたソウルフードです。全6種のクリームサンドのなかでも、店主のおすすめは粒入りの「ピーナッツサンド」だそう。ふわふわの食パンと素朴な甘さのピーナッツクリームが相性抜群です。

 さらに、グッズコーナーではTシャツやカプセルトイなどの公式グッズを販売中。あづまやのレトロでときめくデザインを、普段の生活に取り入れてみては。



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あづまや 駅前本店
石川県小松市土居原町112 
TEL:0761-22-2625
アクセス:JR小松駅から徒歩約6分


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2| 鮮魚で作る干物や弁当、小さな漁港の新名所

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 日本海側にある小さな漁港『安宅漁港』は、季節ごとに種類の違うさまざまな魚が獲れるところが魅力です。元々は地産地消の推進を目的として開かれた漁港でしたが、2024年5月に土曜限定で直売所を開設。徐々に来場者が増加し、売り場拡大のため11月にリニューアルオープンしました。

 直売所の立ち上げは、組合のメンバー数人で行ったそうです。組合員の中島さんに話をお聞きすると、できるだけ多くの人に安宅の魚を好きになってほしいという思いから、干物や真空パックなどの加工品の考案に力を入れているとのこと。中島さんは船での漁を手伝ったり魚の加工をしたりと大忙しで、睡眠時間は3時間だそうです。「元気に働けて嬉しい。海が好きなので、毎日魚を見られて幸せです。」と語ってくれました。



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▲今回は、特別に9種類のおかずを試食させてもらいました。
左上から時計回りに/あずき貝の煮つけ、ほうぼうのポアレ、赤いかのボイル(能登の塩使用)、イカリング、あずき貝の炊き込みご飯、かますフライ、ぼらの甘酢あんかけ、ふぐのたたき、えいひれ煮つけ

 ぼらは一般的には臭みがあると言われますが、ここのは鯛にも劣らぬ美味しさ。あずき貝も水槽で丁寧に泥抜きをするなど、丁寧な下処理と味付けの良さに人気の秘密がわかりました。
 その日の釣果と販売予定はインスタグラムで告知。日替わりのお魚弁当(500円)も販売しています。安宅の人々の温かさと海の幸を堪能しに、ぜひ訪れてみて。



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安宅漁港直売所
安宅漁港敷地内(安宅町へ20-1付近)
TEL:0761-21-6732
アクセス:JR小松駅から車で約15分
Instagram:@ata85102


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3| 冷燻製された猪肉のソーセージは濃い旨み

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 小松市の山間部にある『加賀の國ジビエ』では、里山の鳥獣と人間の共生を目標に、ジビエ事業による地域貢献の役割を担っています。捕獲から販売までを自社で担うことで、高水準の衛生管理と安定した供給を可能にし、認証機関の審査を通過した施設に与えられる「国産ジビエ認証」を取得。家庭で安心して食べられるジビエ製品を提供しています。

 自社ブランド製造の「しし肉ソーセージ」は、低温でじっくりと燻製するため香り高く、あっさりとして食べやすい!その上品な味わいと弾力のある食感は、ワンランク上のおつまみにピッタリ。現在は猪肉を使用したジャーキーを考案中だそう。ほかにも、しし肉スライスやミンチを販売しており、月に一度の直売会だけでなく、道の駅や空港、ふるさと納税の返礼品としても手に入れることができます。



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加賀の國ジビエ
石川県小松市江指町甲96−1
TEL:0761-41-1129
アクセス:小松ICから車で約18分


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4| 囲炉裏で焼いた川魚と、ジビエ料理も堪能

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 4月にリニューアルオープンした『中ノ峠物産販売所』。大人気の「峠みそ」に加え、特産品や朝採れ野菜、地元の食材を使った料理を提供しています。

囲炉裏を囲んで頂く川魚の塩焼きや、『加賀の國ジビエ』の猪肉をふんだんに盛った「しし肉うどん」など食欲をそそるメニューが用意され、旅の疲れを癒します。季節に合わせて開催されるイベントでは、限定メニューを販売。夏はベンチから原風景を楽しみながら、冬は囲炉裏を囲んでのんびりと過ごすことができます。



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中ノ峠物産販売所
石川県小松市中ノ峠町ヌ103乙
TEL:0761-47-5263
アクセス:小松ICから車で約25分
Instagram:@nakanotoge2024


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5| 自分に合った靴の大切さを実感

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 富山市にも店舗を展開する『NOSAKA』。今回は小松市にある自社工場近くの『のさかフラッグシップショップ』を取材しました。シューフィッティングと呼ばれる足の計測から靴合わせを担当するのは、知識と経験を積んだ専門スタッフ。その背筋が伸びた立ち姿と洗練された手つきから、フィッティングに対するこだわりがうかがえます。さらに、足を一目見ただけで腰痛や疲労感を言い当てる、というスゴ技を披露。まさに足のプロフェッショナルです。こうした綿密なカウンセリングで、自分の身体はもちろん生活スタイルにもマッチした一点ものの靴を選ぶことができます。

 また、傷やシワがある革を利用してカードケースなどの小物を制作するワークショップを定期的に開催。品質の良い靴を作るだけでなく、サステナブルな社会の実現に向けても力を注いでいます。



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のさか フラッグシップショップ
石川県小松市吉竹町1丁目39
TEL:0761-46-6627
アクセス:小松ICから車で約15分


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6|夏はブルーベリー狩り! 大粒が人気

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 2024年春にオープンしたばかりの体験型ブルーベリー農園『きらぼしファーム』では、32品種約600本のブルーベリーを栽培しており、毎年夏に摘み取り体験を楽しむことができます。ここで育ったブルーべリー「きらぼしべりぃ」の特徴は、その大きさと甘さ。苗木ではなくポットを使用し、一本一本に栄養を与えることで糖度の高いブルーベリーが育つそうです。私たちも頂いてみてビックリ。大粒の実が弾ける食感とともにジューシーな甘味が口いっぱいに広がりました。冷凍の商品も販売していますが、これはぜひ生で食べていただきたいです。

 また、併設のカフェではスムージーやジェラートなど、ブルーベリーを使用したスイーツを頂くことができます。大切な人との思い出作りに、ぜひ足を運んでみては。



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きらぼしファーム
石川県小松市林町み3番地
TEL:050-3552-6080
アクセス:JR小松駅から車で約15分


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7|風情ある龍助町に佇む、町家をリノベした宿

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 築90年の町家をリノベーションして生まれたゲストハウス『龍助25』。建物の随所に昭和初期の小松の歴史文化と当時の職人技を見ることができます。長年空き家でしたが、当時の建築技術を残したいという思いから、オーナーの北市さんが4年前に買い取ったそうです。自慢は小松町家の特徴である石蔵を改装した「石蔵の湯」。そして土間スペースには持ち込みが可能なシェアキッチンを用意。雨の日もゆったりと過ごせる環境になっています。
 各階は貸し切り予約のみで、1日2組限定。広々とした空間で町家のぬくもりを感じながら、家族や友人と非日常的な時間を過ごしてみては。


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時を愛でる旅籠 龍助25
石川県小松市龍助町25
TEL:070-8950-5306
アクセス:JR小松駅から徒歩約5分

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 かつて城下町だった小松市での1日は新鮮な驚きがたくさん。富山からすぐ近くに、こんなに旅情たっぷりの良い場所があったとは! 中でも歴史の香りを肌で感じられる龍助町の雰囲気の良さには、まだまだ見足りない後ろ髪をひかれる思いでした。
 地元の方に聞いてみると、小松市には他にもたくさんの見どころがありそうです。どうやら個性的なパン屋さんもいくつもある様子。今日は行けなかったところへ、今度は1泊旅行で訪れてみたいです。グルメあり歴史あり、さまざまな角度から楽しめる小松の旅を、ぜひ味わってみてください。



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