毎日更新!富山県のおすすめグルメ、楽しいイベント情報が満載。日刊オンラインタクト

読者プレゼントに応募 オンライン購入オンライン購入

タクト会員について 読者プレゼントに応募

Follow us インスタグラム フェイスブック ライン ツィッター タクト会員について

毎日更新!富山県のおすすめグルメ、楽しいイベント情報が満載。日刊オンラインタクト

インスタグラム フェイスブック ライン ツィッター

おでかけ Leisure

【富山おでかけ】新店が続々登場!新旧の魅力が融合する『井波エリア』

 今年に入って新しいお店が続々と誕生している南砺市井波エリア。このアツいエリアが盛り上がっている今、歴史がある伝統的な町の様子も改めてご紹介します。
 4月末には、『KUBOTA』『NAT.BREW』『nomi』『haiz coffee』の4店舗合同でイベントも開催するそう。
 新旧の魅力が融合する木彫りの里を、ゆっくりじっくり歩いてみませんか。

|もくじ|


井波の話題スポット

①LAW(ロー) BAKERY/CAFE/PIZZA

104323_02.jpg
フレッシュサラダにローストに、スープにと地物の有機野菜をいろんな形で楽しめる「ランチセット」(1,650円)。天然酵母のパンと味の濃い野菜から元気をもらえそう。

地物を使い環境に配慮した
地域循環型パン屋をめざす

 環境に配慮した地域循環型のお店を作りたい。『LAW』はそんな店主の思いを形にしたベーカリーカフェです。こだわるのは地元産。小麦粉も環境エネルギーのバランスを考えて地元のものを使い、野菜も旬の地元のものを取り入れています。ここは水がよく、空気もいい。環境がいいとパンもよく発酵しおいしくなると店主。超長期熟成した酸味が少なくもちもちとした食べやすいパンは、天然酵母を扱うほかのパン職人が驚く味なのだそう。天然酵母の残りかすやピザ窯の灰は農家の肥料として循環させることも忘れません。環境を第一に考えて作り上げた豊かなパンの味をぜひ感じてみて。


104323_03.jpg

104323_04.jpg
ピザを焼き上げるのは廃材となるような木材で作ったペレットを燃料とした窯。環境に配慮した店づくりはここにも適用されている。

104323_05.jpg
天井が高く落ち着く店内。工務店指導のもと、ほとんどDIYで作り上げたという。お気に入りのアンティークの照明も店に彩を添える。


LAW BAKERY/CAFE/PIZZA
南砺市山見587-1
TEL:0763-77-4030
営:11:00~17:00
休:火・水曜
P:7台
席:カウンター4席、テーブル7席

・ ・ ・ ・ ・

②NAT.BREW(ナット・ブリュー)

104323_07.jpg
井波の文化創造や課題解決を目指す民間団体『ジソウラボ』をきっかけに実現したクラフトビール醸造。一緒に夢を追える仲間がいるのは心強いと店長も語る。

104323_06.jpg
アメリカ映画で見るようなホテルの看板をイメージした電球サインはこの店の顔。オレゴン州ポートランドでクラフトビールの魅力を知ったことへのリスペクトが込められている。

その土地の息吹を醸した
クラフトビールに集う

 2023年2月にオープンしたクラフトビール醸造・販売所『ナット・ブリュー』。“NAT.”とは“Native”の略で、「土着の」という意味。その名の通り、柑橘系の爽やかな香りと苦みが特徴の「HEY HEY HOO」には、利賀産のクスノキ科「クロモジ」の木を使用。華やかなホップの香りのなかにほのかな甘さを感じる「KUMA Massigura」は、福光産の干柿と庄川地域のユズで風味を付けています。
 また、これまで店でしか飲めなかった、高岡と井波産リンゴを使ったシードル「GRAVITY APPLE」も、ボトル販売を開始予定。それぞれが量り売りにも対応しており、おつまみの持ち込みもOK。地域の仲間も集う、話題スポットとなっています。


104323_08.jpg
木こりの掛け声が商品名になった「HEY HEY HOO」(660円)と、干柿の香りに熊が来店しそうな「KUMA Massigura」(770円)、各330ml。

104323_09.jpg
オーナーの手で型を取ったドアノブ。人呼んで“SKS”(セルフ乾杯システム)。一人での来店もこれがあれば頼もしい。


NAT.BREW
南砺市山見1721
TEL:0763-77-3891
営:月曜13:00~18:00、金・土曜13:00~20:00、 日曜(隔週営業)10:00~16:00 
休:火~木曜
P:4台
席:カウンター2席、テーブル6席(立ち飲みスペースあり)

・ ・ ・ ・ ・

③haiz coffee(ヘイズコーヒー)roastery

104323_10.jpg
ドリップコーヒーのラインナップはその時どきで変わる(1 ヵ月に1回程度)が、だいたい600円ぐらいからのメニューが3~4種類揃う。平日は2種類ほどの焼菓子も土・日曜は充実。

一杯のコーヒーに見る
視界が変わるロースタリー

 このロースタリーが提供するのは、生産者から直接買付けすることで生まれる特別なおいしさと、一杯のコーヒーが持つストーリー。世界が注目する生産地・コロンビアの生産者が愛情を込めて栽培や精製する生豆に、焙煎士の技術を加えてできあがるコーヒーを求め、オープン早々、県外からもコーヒーファンが多数訪れています。スペシャリティコーヒーの本来の味わいを楽しめるよう、温度や濃淡を調整したカップを出してくれます。真に良い豆だと分かる浅煎りの味をご賞味あれ。


104323_12.jpg
首都圏での出店を考えていたと焙煎士の清水さん。地元である富山県で縁があり井波で出店した経緯だが、ここでの若手起業家たちとの縁も楽しく心強いという。

104323_11.jpg
手仕事で製作された井波彫刻「木製ドリッパー」の販売も予定。コーヒー豆の販売もあり、自宅で楽しみたい人におすすめ。


haiz coffee roastery
南砺市本町3-35
営:11:00~17:30(LO17:00)
休:水・木曜、ほか不定休あり
P:共同駐車場10台
席:2Fテーブル6席
E-mail:haizcoffee@gmail.com
HP:Instagram:@haiz-coffee


中新町通り・中京通り

井波・旧町のなかにある2つの通り。商店が立ち並ぶ「中新町通り」を表とするなら、その裏に細くひっそりとした「中京通り」があります。実は、そこにも話題店が点在。どんどん裏路地に迷い込もう!

④baker's house KUBOTA(クボタ)

104323_13.jpg
富山県産の小麦粉を使用したハード系の食事パンをメインに地元素材を使用したパンなどを揃えるが、どれもあっという間に売れていく。

まちに刺激され進化する人気のパン屋

 開店と同時に飛ぶように売れていく人気のパン屋。井波の環境にほれ込んだ店主は、ここでのパン作りは楽しいと笑います。土地の恵みたっぷりの地元素材を、一層おいしくするために工夫を凝らしたり、職人たちとの会話から新たなヒントを得たりと、日々刺激的だといいます。職人の町ならではの、ここでしか味わえないパンをぜひ味わってみて。

104323_14.jpg
アンティークの窓からやわらかな光が差し込む2Fイートインスペース。レトロ可愛いトースターや壁のかわいらしい絵がやさしく招き入れてくれる。


baker's house KUBOTA
南砺市山見1713
TEL:0763-23-4748
営:火・土曜11:30~17:00、金曜16:00~ 20:00、隔週月曜11:30~17:00
 ※いずれも売り切れ次第終了
休:水・木・日曜、隔週月曜
P:共同駐車場10台
席:テーブル8席(昼営業時のみイートイン可)
HP:Instagram : @bakers_house_kubota
 ※営業情報はInstagramを確認

・ ・ ・ ・ ・

⑤nomi(ノミ)

104323_15.jpg
地元の職人がよく使うヒノキやクリ、サクラ。木によって違う薫りの個性と食材の組み合わせが味わい深い「燻製盛り合わせ6種」(3,000円)。完成まで20~30分。


木彫りの里ならではの燻製で余韻に浸る

 100本ものノミによって、削り出されるという木彫刻。そこで生まれる木くずを使って、いかにも井波らしく、燻製料理やドリンクを提供する『ノミ』。地元の人が大切な日にコース料理を味わう隠れ家的ビストロでもあるが、街歩きの最後に訪れて、旅の余韻に浸るのもおすすめ。蔵を改装した店構えの素晴らしさも見どころです。


104323_16.jpg
燻製したレモンの皮を浮かべ、さらに瞬間燻製した「燻製ハイボール」(1,000円)は、ふたを開けた途端スモークが立ち昇る。提供までに約10分。


nomi
南砺市本町3-41
TEL:0763-77-4163
営:18:00~23:00(LO22:30)
休:月・火曜
P:10台
席:テーブル8席、ソファー8席
HP:nomi-cafe.com、Instagram:@nomi_smoke
 ※営業情報はInstagramを確認


井波の名刹をたずねて

井波の町並みを形づくる求心力となった瑞泉寺。施された一つひとつの彫刻技術に感銘を受けつつ、静かな寺院で心穏やかな時間を過ごしてみるのもおすすめ。

⑥井波別院瑞泉寺

104323_17.jpg
井波彫刻の粋を集めて大正7年に再建された太子堂。十二支をモチーフにした作品や、繊細で荘厳な彫刻の数々に、再建に携わった人々の信仰の深さが伺える。

先人の偉業が随所に光る
井波彫刻で彩られた寺院

 1390年に創建された、真宗大谷派の寺院である『瑞泉寺』。火災により焼失した際、再建のために京都から派遣された御用彫刻師が地元の大工に技術を伝えたのが、井波彫刻の始まりと言われています。その高い技術力が余すことなく発揮された見事な彫刻に、ときを忘れて見入ってしまいそう。雄大な本堂の隣には、聖徳太子像を安置する『太子堂』があり、毎年7月には聖徳太子の生涯を八幅の絵伝を用いて絵解きする「太子伝会」という行事も行われます。井波の歴史に思いをめぐらせる、心静かなひとときを過ごしましょう。


104323_18.jpg
聖徳太子二歳像と和讃を心静かに書き写し、気分も頭もリフレッシュ。体験後は太子堂の御厨子壇にその絵を奉納し、参拝記念を受け取れる。
開:月・金・土・日曜
最低参加人数/1名~、持物・服装/指定なし
¥:4,600円(小学生以上)
問:南砺市観光協会
TEL:0763-62-1201


104323_19.jpg
総けやき造りの重厚な山門。正面の梁の龍が、明治12年瑞泉寺大火のとき、近くの傘松に登って水を吐いたので山門が焼け残ったという言い伝えがある。


井波別院瑞泉寺
南砺市井波3050
TEL:0763-82-0004
営:9:00~16:30
休:無休
P:『井波交通広場駐車場』利用がおすすめ
¥:一般(高校生以上)500円

・ ・ ・ ・ ・

⑦瑞泉寺山門前 テラまち雑貨店

104323_21.jpg
地域の人たちの協力で作り上げた店内。入り口の取っ手は木製で瑞泉寺山門の瓦をモチーフに井波彫刻の職人が彫り上げたもの。

「やってみたい」を応援する雑貨店

 カフェをはじめ、お寺と町の物語のある雑貨の販売や近隣主婦手作りのお菓子の販売など、「あるといいね」を実践してきた『テラまち雑貨店』。次に手がけるのは「やってみたい」の応援。イベント、ライブに展示会。やりたいことを一緒に考え実現するスペースに育てていきます。もうすぐ1周年。サプライズ発表があるとのことなのでお楽しみに。


104323_22.jpg
絵本「井波・瑞泉寺ものがたり」(1,500円)やらんまをモチーフにした手ぬぐい「ずいせんじもよう」(1,500円)など、物語のある雑貨が並ぶ。


瑞泉寺山門前 テラまち雑貨店
南砺市井波3050 瑞泉寺山門前
営:不定期営業なのでInstagramを確認
P:あり
席:テーブル6席
E-mail:tera.machi.connect173@gmail.com
HP:Instagram : @inami_kawaiitrip


八日町通り

格子戸の町家と白い石畳が延びる「八日町通り」。木彫刻師の工房や地元に親しまれる店舗も並び、立ち寄りスポットもたくさんあります。通りには木彫りのネコが隠れていたり、通りをそれても見どころが満載。

⑧野村彫刻工房

104323_23.jpg
粗彫り200本、仕上げ200本のノミを使用。時代の変化とともにらんまの受注が減り、井波の彫刻工房のなかでも、らんまを手がける工房を見学できるのは数少ない。

職人の技術を
間近で堪能できる工房粗

 約45年前、日展工芸家、また伝統工芸士である現代の名工・野村清宝氏の工房としてスタート。2代目の光雄さんは40年前に弟子入りし、現在もらんまを中心に、獅子頭や置物など幅広い彫刻作品を手がけています。らんまの製作だけでも、使用するノミはなんと約400本。それらを使いこなす熟練の技を目の前で見学できる貴重な工房です。


104323_25.jpg


野村彫刻工房
南砺市井波3073
TEL:0763-82-2016
営:8:00~18:00
休:無休
P:なし

・ ・ ・ ・ ・

⑨田舎まんじゅう本舗 よしむら 瑞泉寺前店

104323_28.jpg
薄い皮に、上品な甘みのあんこがぎっしり詰まった「田舎まんじゅう」(162円)。お祝いごとにはもちろん、日常のおやつとしても親しまれている。

愛されて60年
こだわりのまんじゅう

 昭和の始めに開業し、地域とともに歩んできた和菓子店。看板商品の田舎まんじゅうは、純度の高い氷砂糖を100%使用するこだわりぶり。北海道産の上質な小豆と炊けば、あっさりとした甘みがクセになるあんこができあがります。ほかにも、せんべいや金平糖など親しみやすい和菓子が約40種類以上並びます。町歩きの小休憩やお土産にぴったりです。


104323_26.jpg

\おまんじゅうを持った木彫りのネコがドアの取っ手に!/
104323_27.jpg
八日町通りやその周辺には、いたるところに木彫りのネコが。店先の軒下や屋根、看板など、個性豊かなネコが30匹以上隠れている。お散歩ついでに探してみて。


田舎まんじゅう本舗 よしむら 瑞泉寺前店
南砺市井波3035
TEL:0763-82-6881
営:9:00~16:00
休:12/21~1/4
P:なし


ちょっと足を延ばして

⑩越中一宮 髙瀬神社

104323_29.jpg

卯年の今こそ訪れたい
うさぎゆかりの由緒ある一宮

 2000年の昔、山間の小高い瀬(川)のある地に鎮座したことに名の由来をもつ『髙瀬神社』。福の神・縁結びの神さまとして知られる大国主大神がまつられ、古より多くの参拝者が訪れます。また大国さまとつながりの深いうさぎを神獣とするこの社には「なでうさぎ」や大拝殿のうさぎのらんまなど、うさぎにちなんだ見どころも多いです。卯年は12年のうち一番願いがかなうとされている年。そんな今こそ、うさぎゆかりのパワースポットに訪れてみてはいかが。


104323_30.jpg
癒したい部位と同じ場所をなでることでご利益があるという「なでうさぎ」。天井に飾られた蒲の穂の下をくぐっても同じ加護が得られるという。


越中一宮 髙瀬神社
南砺市高瀬291
TEL:0763-82-0932
P:90台



******

 まだまだ紹介しきれない井波エリアの魅力を、Takt5月号でご紹介しています。お手に取ってチェックしてみてください。

書店・コンビニで好評発売中

\今、話題の井波エリアへ/
104323_31.jpg

その他のおでかけ記事