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おでかけ Leisure

【富山の文化遺産】ディープに富山を楽しむ! 記憶に残る、インパクト大の文化遺産をご紹介

 国や県が指定・登録する文化遺産は、実は多種多様。一度知ったら人に教えたくなるような、記憶に残る文化遺産たちをご紹介します!

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もっと深いところ、見に行こう
めぐる・富山の文化遺産

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文化財登録の多様性やのびしろを感じさせる令和元年の大型クレーン登録。忙しく働き、役目を終えたその姿には、夕焼けの空が良く似合います。

富山の経済産業に貢献してきた
全国でも稀有なクレーンの文化財

 この「マンモスクレーン」がガシガシ働いていたのは高度経済成長の終末期から平成初期にかけて。まず、有形文化財に登録された名称を分解説明すると、現在は近くの外海に新しく伏木外港も整備され、いまは伏木内港と呼ばれる「伏木港」の「右岸三号」と名付けられる「岸壁」に導入された「水平引込式」の「旧」「クレーン」。

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小矢部川対岸からもクレーンがよく見えます。白雪の立山連峰とクレーンの富山港湾エリアらしい風景。少し南に架かる伏木万葉大橋からの景色も素晴らしいです。

先に導入されていたほかの3機とともに、石炭や鉄鉱石、紙製品といった“バラ物貨物”の積み下ろしに活躍しました。半世紀にわたり港湾荷役を支えましたが、老朽化にはあらがえず、自動車車検のような性能検査で億単位の修繕費用が必要に。撤去の検討もあったそうですが、地元関係者の熱意から伏木内港のシンボルとなりました。

旧伏木港右岸三号岸壁(きゅうふしきこううがんさんごうがんぺき)
水平引込式クレーン(すいへいひきこみしき)[国登録有形文化財]
射水市庄西町2-2573
見学可能時間/いつでも
見学可能曜日/いつでも
P/専用駐車場はなし
問/伏木港右岸三号クレーン保存会事務局
  0766-45-1161 (伏木海陸運送株式会社内)
<見学時の注意点>
・フェンスはゲートの先は立ち入り禁止区域のため進入不可

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和名「タブノキ」の通称を「イヌクス」と呼び、大伴家持が万葉集の中で詠んだ“都万麻(つまま)”ともいわれています。5月ごろには小さな花をつけるそう。

みんなに大切にされてきた
大きなイヌクスの老樹

 山あいの集落に鎮座する『長坂の大いぬくす』は、推定樹齢500年ともいわれる大樹。傘を広げたような立派な枝ばりは遠目にも目立ち、周囲ののどかな景観の圧倒的主役となっています。高さは約12m、目通り(目の高さで測る幹周り)約7mという数字を挙げても、やっぱりインパクトがある大きさ。

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この地点から約800mほど奥に進むと、「日本の棚田100選」にも選ばれた『長坂の棚田』があります。好天であれば、遠くに立山連峰までも見渡せる120枚もの棚田風景も見逃せません。

昔、厚い尊敬を集める源内という村役人がご神木として大事にしていたというこの木は、いまなお崇敬され、たずね来る人も多いそう。少し前までは、幹に近づき触れることもできましたが、この夏、生育状況を改善する保全対策がスタート。土壌改良などのため近づけなくなりますが、大樹に包まれるような清涼な空気を体感してみて。

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長坂の大いぬくす(ながさかのおおいぬくす)[県指定天然記念物]
氷見市長坂字前田598 ほか
見学可能時間/いつでも
見学可能曜日/いつでも
P/約5台
問/氷見市教育委員会総務課
  0766-74-8211
<見学時の注意点>
・根を傷めないよう、石囲いの中は立ち入り禁止

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 今回ご紹介した内容のほかにも、ディープな富山の情報が盛りだくさんです! Takt9月号『めぐる・富山の文化遺産』で、ぜひチェックしてみてくださいね♪


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