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グルメ Gourmet

【富山の名店】美食を巡る…富山で味わえる本格的な各国料理の名店


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Takt6月号の巻頭特集「街の名店」の第2部では、富山で味わえる本格的な各国料理の名店をピックアップしました。
長年地元で愛され続ける老舗や、味に定評のある人気店など、その理由はさまざまですが、共通して言えるのは「多くの人々から愛され続けている」ということ。ぜひその魅力を堪能して、富山での世界各地の美食を巡る旅に出かけてみませんか。


●目次●


・ ・ ・ ・ ・ ・

本町の赤いお店 Ripaille

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パテ・ド・カンパーニュなど全6種をのせた人気の「自家製シャルキュトリー盛り合わせ」(1,250円~)。


奥深いお肉の味わいに出会える
本格的シャルキュトリーの専門店

 富山でフランスの地方料理を味わえるシャルキュトリーの専門店。自家製生ハム、サラミ、ソーセージは、豚、鶏、ジビエなど多彩な食材を使い、挽き方、配合、調理法にこだわり、豊かな風味と食感を生み出す平野シェフ。粗挽き肉とレバー、香味野菜で仕立てたパテは、シェフが好む味を追求した究極のこだわりです。常連客を虜にするレバーペーストは、「それだけを食べたい」という声も上がるほどの人気があります。
 また、季節限定の「陸前高田産牡蠣のグラタン」など、海鮮素材を用いた創作料理も食通を魅了する唯一無二の味わい。自家製の奥深い味わいと、シェフが生み出す独創的なフランスの地方料理の世界を、ワインとともに心ゆくまで楽しんでみては。


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アルザス地方の郷土料理「シュークルートガルニ」(2,600円)は肉の旨みがしみ込んだ塩漬け発酵キャベツも絶品。

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肉のダシでじっくり煮込みオーブンで焼き色をつけたフランスの郷土料理「白インゲンと豚バラ肉」(1,650円)。


本町の赤いお店 Ripaille(リパイユ)
富山市本町4-16 藤山ビル1F
TEL:076-442-5545
営:18:00~23:00
休:日曜
 P:なし
席:カウンター8席、テーブル6席
Instagram:@ripaille1211

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cucina italiana KENTARO

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桜エビのダシを芳醇に効かせた「静岡産桜海老と竹の子・からすみのアーリオオーリオ」(1,600円)。


多くのファンに愛され時を刻んできた
五感を揺さぶるイタリア料理

 富山で18年間、愛され続けるイタリアンの名店。時代のニーズに合わせ変化しながらも、旬の素材を活かした本格コースを手軽に楽しめると評判で、記念日などの利用も多い。二世代にわたる家族連れの来店が喜びという渡邊シェフ。メニューに「青森産桜鱒」「宮城産メカジキ」など、それぞれの産地を明記するのは、地元の人に全国の良質な食材を味わってほしいから。コースのパスタ、メイン、デザートは常時5〜7品から選べるのが魅力。富山にいながら、全国の旬味を味わえる楽しさは、訪れるたびに新たな出会いがあります。特別な日はもちろん、カジュアルな普段使いにもオススメ。長年愛される理由がわかる、あたたかいもてなしと上質な料理を心ゆくまで堪能しましょう。


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レモンの泡でいただく「青森産桜鱒の炙りカルパッチョ・タプナードソース 春キャベツと新玉葱のサラダ」(1,400円)。

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「苺とホワイトチョコ・ヨーグルトムースのパフェ」(650円)はパリパリクレープにソルベ、ムースと多様な食感が楽しめる。


cucina italiana KENTAROケンタロウ
富山市堀川小泉町1-7-2 APHビル1F
TEL:076-482-5525
営:11:30~15:00(LO13:30)、
  18:00~22:00(LO21:00)
休:水曜
 P:12台
席:テーブル18席(個室あり、貸切は要相談)
Instagram:@kentaro.toyama

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MI CASA NO MIA

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コース料理の一例。「ホタルイカの冷製アヒージョ」「自家製チョリソーの赤ピーマン詰」「緑豆と牛筋の煮込み」といった一口サイズのクチャーラス(スプーン)のタパス料理など、季節やリクエストに応じて提供する。


富山ではスペインバルの先駆け
本場の味を“カウンセリング”で

 当時の富山では珍しかった「スペインバル」の先駆けとして2004年にオープン。本場仕込みの確かな味と、雑多なカルチャーが混じり合う店の雰囲気は今もなお健在。コロナ前はほぼ毎年、訪西していた店主の島田(DECAWo)さん。念願叶い2025年2月に、以前何度も訪れた美食の街・バスク地方を5年半ぶりに再訪しました。バルを巡って舌と眼で確かめ、現地の〝新ネタ〞を仕込んできました。そのエッセンスと想いを料理に注力するため、予約客を優先した〝カウンセリング〞スタイルに辿り着きました。好みや予算、アレルギーなどを細かく聞き、コース仕立てで提供します。ふらりと訪れたくなる緩い雰囲気はそのままに、バージョンアップした料理とこだわりのお酒を思う存分楽しんでみては。


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店主こだわりの「スペイン人の魂セット」(時価)。目の前で切り分けるイベリコ豚の生ハムやオムレツといった現地のソウルフードを、おつまみ感覚でお手軽に。

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スペインワインにハーブやスパイスを漬け込んだ「ベルムー」(グラス1杯1000円~)や「シェリー酒」など、現地の定番や流行りのお酒がラインナップ。


MI CASA NO MIAミカサノミア
富山市中央通り3-4-20 センター小西ビル1F
TEL:090-8269-3746
営:18:00~LO 深夜0:00、
  金・土曜 18:00~LO 深夜2:00
休:日曜(日曜が祝日の場合営業、代休あり)
 P:なし
席:カウンター7席、テーブル8席
※コース予約客を優先するため、バルはお休みの場合あり
※パエリアは要事前予約
(仕上がりまで約60分の時間がかかるため)

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香港酒家 富紀

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「海鮮料理」 ※コース料理「百合」(1人5,900円)で提供されるメニューのひとつ。地元猟師から仕入れる、朝どれ鮮魚を使った料理。コース中で味わえる。


富山の食材で香港料理を
シェフのこだわりを堪能

 旬の食材と選び抜かれた上質な素材を惜しみなく使用し、香港で親しまれている広東料理や一つひとつを丁寧に生地から手作りされる自慢の点心類を味わうことができます。伝統的な中華料理の味を守りながらも、素材本来の味わいを最大限に引き出すため、 使用する調味料を極力少な目に。また、時代の変化に合わせたここならではの独創的な料理も日々考案し提供しています。人気メニューは、お昼に気軽に楽しめる「お昼のコース」(2,800円)や、本格的な広東料理を堪能できる「菊コース」(3,300円)など。要望があれば、「secret menu」としてエビのチリソース、海老餃子や焼売などの点心、ゴマ団子などのデザートの追加注文も可能です。四季に合わせて変わる器にも注目したい。


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「海老餃子」(750円)。 海老に竹の子、豚の背脂を混ぜて作る海老餃子。プリプリの海老がぎっしり。

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香港の調理法を駆使し、富山の食材を使って料理を提供するオーナーシェフの山下さん。水墨画調の壁画も見る価値あり!


香港酒家 富紀(とき)
富山市西町6-10
TEL:076-421-1091
営:11:30~15:00(LO13:30)、
  17:30~22:00(LO21:00) 
休:水曜(祝日の場合は営業) 
 P:5台
席:テーブル36席

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ジャマイカ料理 Jellyʼ

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「ジャマイカMIXプレート」(中盛り1,000円/大盛り1,300円)。カリーもチキンも一緒に食べられる店内限定のお得なメニュー。


レゲエを愛する店主が生み出す
本場仕込みのジャマイカ料理

 富山で本格的なジャマイカ料理を堪能できる専門店。名物の「ジャークチキン」は、そのジューシーな味わいが人気。約15分かけて丁寧に下焼きした後、高温でカリッと焼き上げることで、外側のパリッとした食感と、ふんわり柔らかな味わいを実現しています。独自にブレンドされたスパイスは風味豊かで、程よい辛さが食べやすい絶妙なバランスで、幅広い世代から好評。ほとんどのメニューがテイクアウト可能なので、気軽にジャマイカの味を楽しめます。さらに、店内限定で、自慢のジャークチキンとスパイシーなカリーを一度に味わうことができるお得なメニューもあり。本場のジャマイカビールと共に異国情緒溢れる雰囲気を楽しみながら、カリブ海のクールなカルチャーとジャマイカ料理を味わってみては。


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「チェリーチーズパティ」(400円)。甘酸っぱいチェリーとチーズの相性抜群。食事の後のデザートに人気。

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神田店長は主催する『音楽朝市』や各種イベントへの参加など、定期的にキッチンカー出店も行っている。


ジャマイカ料理 Jellyʼs(ジェリーズ)
富山市荒川新町1-8
TEL:076-481-6292
営:11:30~14:00、17:00~19:30 
  ※土曜夜は22:00まで  
休:月曜、他定休日あり 
  ※SNSにて確認
 P:4台
席:カウンター4席、テーブル10席
Instagram:@jamjellys

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Tiem com Vietnam

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豚肉・海老・もやしなどを、米粉ベースのパリパリの皮で挟んだ「ベトナムお好み焼き」(1,650円)。添えられたたっぷりのレタスで巻き、酸味のあるヌックマムの付けダレで豪快に味わって。ハーブの香りが口いっぱいに広がる。


シェフの腕と県産食材で彩る
唯一無二のベトナム料理

 開店から約30年、富山の本格ベトナム料理における老舗。ヌックマムなどの独特な調味料と、ハーブや野菜をふんだんに使用した「香りを食べる」というベトナム料理の魅力を伝えてきました。フレンチ出身の杉原シェフは、かつて仏日本領事館の料理人として腕を振るう中、27歳でベトナム料理に出会いその奥深さに魅了され、本場の味の再現に情熱を注いできました。現在は、地元の新鮮な野菜、コシヒカリ米、富山湾の魚介類を積極的に取り入れ、独創的な「ここでしか味わえない味」に力を入れています。昨年より始めた「朝ベトナム」では、本場の味わいを気軽に楽しめる「バインミーとストリートヌードルのセット」(1,700円)を提供。長年の経験と新たな挑戦が織りなす、深みのあるベトナム料理を存分に堪能しましょう。


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海老などの具材をプリっとしたライスペーパーで巻いた「生春巻」(880円)。赤味噌をベースにした自家製味噌ソースをつければ、より深みのある味に。

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ベトナムの定番スイーツ「チェー」のひとつ「緑豆白玉ぜんざい」(715円)。甘さ控えめの緑豆あんに、ハーブの香りを移したココナッツソースが合う。


Tiem com Vietnamティエン・コム・ベトナム
富山市黒瀬277-1
TEL:076-491-2820
営:11:30~14:30(LO13:30)、
  17:00~21:30(LO21:00)
  ※月1、2回(不定期)の「朝ベトナム」
   7:00~売り切れ次第終了 
休:月曜(祝日の場合は営業、翌日休み)、
  不定休あり 
 P:10台
席:テーブル18席
Instagram:@tiem.com.vietnam

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焼肉と韓国料理や 汝矣島

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「チャドルペギ」(1,980円)、「キムチ盛り合わせ」(小850円)。あばら付近の肉の塩焼きで、いわばサムギョプサルの牛肉版。サンチュ付。キムチと一緒に食べれば益々韓国感アップ。


いいものだからこそ、もっとシンプルに
本格焼肉と韓国料理に舌鼓

 国産牛を中心とした厳選素材の焼肉が堪能できる『汝矣島』。上質な和牛カルビやロースに加え、近年人気のプルコギ、テジカルビ、サムギョプサルなど韓国スタイルの焼肉も充実。その焼肉メニューにはサンチュと自家製薬味が付き、本場の味わいを満喫できます。焼肉と合わせてぜひともオーダーしたいのが「石焼ビビンパ」(1,080円)、「冷メン」(1,130円)、「各種チヂミ」(1,060円〜)といった定番の韓国料理。熱々のビビンパや、〆にぴったりの冷麺、バラエティ豊かなチヂミはどれも絶品。隠れ家のような落ち着いた雰囲気の店内で、ゆっくりと韓国気分を味わうことができます。本格焼肉と多彩な韓国料理で、心ゆくまで満喫できる至福のひとときと本場韓国の食文化を堪能しましょう。


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「冷メン」(1,130円)。喉越しがいい、細くて少し塩味のある黒い麺が『汝矣島』の冷麵の特徴。ハーフもあり。

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「自慢の肉は、多くの人に喜んでもらえるよう厚く大きく切って提供するよう心がけています」と話す店主の松倉さん。


焼肉と韓国料理や 汝矣島(よいど)
富山市西中野町1-4-17
TEL:076-423-0733
営:17:00~21:00、日曜・祝日17:00~20:30
休:月曜、他不定休あり
 P:6台
席:テーブル8席、座敷27席


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今回の特集では、昔から地元で愛されてきた名物メニューや、今も変わらずおいしい食べ物を提供し続ける老舗の味をご紹介します。店主の思い、地域とのつながり、そしてその味がこれからも続いてほしいという願いを込めて。
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