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【とやまもの】富山の技術を活かした新ブランド「プレートピクニック」をご紹介
約半世紀にわたり銘板づくりをしている『富山プレート』には、超微細な金属加工やエッチング(印刷)など特殊技術がたくさんあります。新ブランド「プレートピクニック」を通して、その技術が現代の暮らしに取り入れられようとしています。
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富山の技術を活かしたファクトリーブランド
『富山プレート』は、アルミやアクリル製の銘板、薄板や非鉄金属への鮮明な印字・超微細加工、レーザーエッチング・マーキングといった、特殊技術を生かした事業を展開しています。
「プレートピクニック」と名づけられた新ブランドでは、金属や非鉄金属、アクリルなど多彩な素材を扱い、エッチング(印刷)によって着色したり特殊機械で薄い金属を細く切ったりする、自社の技術力を発揮したものづくりをすることになりました。デザインを依頼した3人のデザイナーも工場に来て、『富山プレート』の技術や職人の仕事を見てもらい、日常で愛されるものを考えてもらったそうです。
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Linked accessories
精密金属レーザーカットの技術で作られた、オールサージカルステンレスのアクセサリー。
アクセサリーのデザインには、高岡市の『大寺幸八郎商店』の大寺桂さんが携わりました。形は「半円」「三角」「四角」の3種類。大きさの違う2つが交差していることで、着けているときにモチーフが横になったり縦になったり、見た目が変わる楽しみがあります。
機械を使った微細なカッティング技術が活きています。
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BIRD MIRROR
鳥のシルエットをモチーフにした、組み立て式のアクリルミラー。
福井県を拠点に活動する寺田千夏さんがデザインしたのは、組み立てて使うアクリルミラー。鳥のシルエットをモチーフにしていて、シンプルな2つのパーツで成り立っています。アクリルのカットと接着の技術を組み合わせることで、全面を鏡にしているため、見る方向、飾る場所によってさまざまな見え方に変わります。
高岡の伝統技術「煮色」で色を出した真鍮の羽。
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compass disk
半円状にカットしたステンレスディスクでできた、卓上型の方位磁針。
0.1㎜の厚さもない薄く軽いディスクの中心を磁石で挟んでおり、木の台にのせると磁力が働いて、ゆらゆらと揺れながら南北を指してくれます。デザインしたのは、東京に事務所を構えるデザイナーの三星安澄さん。カットの仕方が異なる3種類の薄いディスクを、裏面からレーザーで照射することで、表面に細かな模様を表しました。
模様のパターンは全3種類の展開。
富山プレート
1973年創業。時代の流れとともに創意工夫を積み重ねながら、耐候性・高い視認性・繊細な表現や美しさのある銘板を手がけています。
上市町和合31-1
TEL:076-472-3422
営:9:00〜16:00
休:土・日曜、祝日
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▼今回ご紹介した特集の詳細ページはこちら
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