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Takt9月号より 愛され続ける名店の原動力とは? 今月の 「とやまの料理人」は『Bistroふらいぱん』
Takt9月号の人気コーナー「とやまの料理人」は、今年で38年になる老舗『Bistroふらいぱん』のシェフ野口利雄さん。愛され続ける名店の原動力とは一体何なのか、これまでの軌跡とその想いを教えていただきました。
富山の高校を卒業後、料理人を志し単身大阪の洋食レストランで修行を始めた野口さん。包丁の握り方もわからなかったというスタートラインは、慣れない環境下であることも重なり想像以上に厳しかったという。どんどん先へと進む周りの仲間に少しでも追いつきたいと、誰よりも早く厨房に行き、率先して自分に出来ることを探す日々。さらに、休日は精肉店で肉の種類やさばき方を学ぶなど、時間を惜しんで努力を重ねてきた。
当時の経験は、長い間お店を続けていく情熱に無くてはならないものだったと、野口さんは語る。富山へ戻ってから修行の場はホテルへ。28歳となった1980年、「自分のお店を持つ」という目標を叶え現在の『Bistroふらいぱん』がスタート。
それから38年。時代の変化を見極め、尊敬する『イル・プール』のシェフのもとでスイーツを学んだこともあった。今も新しい発見を求めて各地へと積極的に足を運び、「食」を通じて出会った人々との交流や情報交換は欠かさない。「若い頃はがむしゃらに働いていたけど、今はもっと人との繋がりを大切にしたい」と小気味よい口調で話す野口さんは、心の底から忙しい日々を楽しんでいる。それこそが、『Bistroふらいぱん』の大きな原動力なのかもしれない。
「三元豚のスペアリブ」(1,500円/税込)は現在、県外のシェフとして働いている元スタッフおすすめの豚肉を使用。地元の食材をアピールしていきたいという想いの込められた「呉羽梨のアイス最中」(300円/税込)も含め、マダムや若手からの新しいアイディアも取り入れている。
(2018Takt9月号/P136掲載中)
Bistroふらいぱん
富山市本郷2234-1
TEL:076-434-1174
営:10:00~15:00、17:30~21:30
休:月曜の夜、火曜
※火曜が祝日の場合は翌日休
P:10台
席:テーブル35席
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\書店・コンビニにて好評発売中/
あの店もこの店も気になるとこばかり!
少し涼しくなったら、パンを片手にピクニックやドライブなんかもステキかも?
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