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【富山の街めぐり】独自の文化がレトロな魅力「城端エリア」
城端別院善徳寺に見守られ、独自の文化で発展を遂げてきたエリア。地域の食物や養蚕などの特色を生かした、城端ならではの魅力を発見できますよ。
●もくじ●
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1.菓子蔵処 田村萬盛堂
「木の葉石」(162円)。噛めば噛むほどアーモンドと黒ゴマの香りが際立つ逸品。
江戸時代から町とともに歩む
甘味で幸せを届ける老舗菓子店
江戸時代に城端別院前であんころ餅を売り始めたのを機に、200年以上の歴史を歩んできた菓子処。地元産コシヒカリ米粉のロールケーキや、城端の絹製品会社『松井機業』と協力した蚕紗クッキーの開発など、地域の特色を取り入れながら進化を続けています。「献上銘菓木の葉石」では、全国菓子博覧会内閣総理大臣賞を受賞。
「蚕紗」(162円)。蚕のフンを乾燥させた漢方薬の蚕沙を使用。
菓子蔵処 田村萬盛堂
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2.城端曳山会館 土蔵群 蔵回廊
一つに連なる土蔵群は壮観。旧野村家の影響力がうかがえる。
「とやまの土蔵百選」にも選定
豪商旧野村家が築いた土蔵群
北陸銀行の前身の一つである旧野村銀行を設立した城端の豪商の三代目・野村理兵衛によって明治36年に建設された土蔵群。当時は貸し倉庫としての役割や、接待道具などをしまう場として利用されていました。現在は各蔵を一体化した「蔵回廊」として曳山会館の一部となっており、城端の歴史と文化を伝える展示も楽しむことができます。
土蔵の中は展示スペース。絢爛豪華な曳山の御神像の衣装。招福除災の願いが現れている。
城端曳山会館 土蔵群 蔵回廊
南砺市城端579-3
TEL:0763-62-2165
営:9:00~17:00
休:年末年始
P:10台
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3.紅茶の店 TEA BELL(ティーベル)
イギリス風のシンプルな「スコーン」(400円)と「ミルクティー」(450円)。セットは650円。素朴な味わいの焼き菓子と、それを包み込むやさしいミルクティーでホッと一息。
爽やかな香りでリフレッシュ
英国風の本格紅茶の店
小学生のころに父親が淹れてくれたミルクティーのおいしさが忘れられなかったという店主が開いた紅茶の専門店。ネパールやスリランカなど、世界各地の茶葉を取り揃えています。なかでも、アッサム系のセイロン紅茶は鼻を抜ける香りが爽やかで、ミルクともスイーツとも好相性。藤田さんの豊富な知識でおいしい紅茶の淹れ方も教えてくれますよ。
50gから茶葉の量り売りもあり。価格は仕入れ値によって変動する。
紅茶の店 TEA BELL
南砺市大窪2785
TEL:0763-62-2324
営:10:00~21:00(LO20:00)、日曜、祝日10:00~19:00(LO18:00)
休:水曜
P:2台
席:テーブル18席
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4.Au milieu de la vie(オーミリュードゥラヴィ)
「鮮魚のポワレ」(コースの一例。3,000円~)。ジューシーな鮮魚が口の中でほどける。この日はカマス。
南砺生まれのシェフが贈る
地元野菜の魅力を伝えるフレンチ
フランス語で「生活環境」を意味する店名を掲げる通り、北陸の四季を活かした野菜を大切に味わうことができる店。井波出身で地元野菜の魅力を知り尽くしたシェフが、旬を見極めた食材を油少なめのシンプルな調理法で本来の旨みを引き立たせます。肩肘張らずに普段使いできるフレンチとして地域の人たちに愛されています。
落ち着いた照明に包まれリラックスできる店内で、料理を待つ間もくつろげる。
Au milieu de la vie(オーミリュードゥラヴィ)
南砺市城端418-5
TEL:0763-62-2733
営:12:00~15:00 (LO14:00)、18:00~22:00(LO20:30)※要予約
休:不定休
P:5台
席:テーブル10席、個室4席
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5.JOHANAS(ヨハナス)松井機業
「美髪枕カバー」(4,950円)。心地よい 肌触りで睡眠の質向上も期待できる。
触れれば心と身体が細胞から悦ぶ
奇跡の繭が織りなすしけ絹の魅力
明治10年の創業以来一貫して絹織物業を生業としている『松井機業』。工場では、糸状になった繭を織り上げて布にするまでの工程や養蚕の様子を見学できる。奇跡の繭と呼ばれる玉繭から紡ぎ出される「しけ絹」の魅力を幅広く伝えるための独自ブランド『JOHANAS』では、マスクや枕カバーなど日常に取り入れやすいアイテムが揃う。
現在富山でしけ絹を製織している唯一の工場を見学できるのは貴重な機会。
JOHANAS(松井機業)
南砺市城端3393
TEL:0763-62-1230
営:9:00~17:00、ショールーム13:00~17:00 ※工場見学は要予約
休:土・日曜
P:5台
HP:johanas.jp
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今回は、独自の文化がレトロな魅力を持っている城端エリアを、Takt12月号から『ぶらり街めぐり』のコーナーでご紹介しました。Takt12月号の特集は「2022年話題の新店」です。ぜひお手にとってチェックしてください。
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