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【映画「もみの家」公開記念インタビュー】全国に先駆けてロケ地・富山で先行公開中!

――「富山の魅力が詰まった、富山でしかできない作品なので、やっぱり富山から火がついてほしい。」


富山出身・坂本欣弘監督の最新作『もみの家』が、ロケ地の富山県にて2月28日(金)より全国に先駆けて先行公開されました。主演の南沙良さんは、数々の新人賞を受賞し、江崎グリコ「ポッキー」や「キリン 午後の紅茶」のイメージキャラクター、ソフトバンク「SoftBank 学割」のCMキャラクターに起用されるなど、今最も注目されている実力派女優のひとり。

本作では、南沙良さん演じる、心に悩みを抱え不登校になる少女が、自立支援施設「もみの家」での出会いを通し、めぐる季節とともに成長する様を繊細に表現しています。今回は、舞台挨拶のため富山に訪れた主演の南沙良さんと、自立支援施設「もみの家」で彩花をはじめとする若者たちを受け入れる夫婦役を演じた緒形直人さん田中美里さん、そして坂本欣弘監督の4名をお迎えし、映画についての詳しくお話を伺いました。

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――『もみの家』の台本を初めて読んだ時の率直な感想はいかがでしたか?

南沙良(本田彩花役):初めて台本を読ませていただいたときに、風景が心の中にイメージとして広がってきてすごく感動したので、この風景をイメージとして持ったまま撮影期間の1年を過ごしたいなあとずっと思いました。実際1年過ごしてみても、最初に自分が抱いたイメージが色あせることが全く無くって。毎日心地いい雰囲気の中でお芝居ができることが楽しかったですね。

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緒形直人(佐藤泰利役):舞台が自立支援施設ということで、それぞれ若者たちが抱えているものが大きすぎて。こっち側がどう接していくべきか、そのあたりが演じる上でかなり難しいことで、先生や親とは違った目線を意識していきたいと思いました。ちょうどその頃に監督にお会いして、『真白の恋』というDVDを貰って。「この人と組みたい、この人とだったらいい物作れそう」という直感があって。それでこの役をやらせて貰うことにしました。(『真白の恋』は2017年に公開された、富山県射水市の内川を舞台にした映画作品。坂本欣弘監督の長編映画デビュー作。)

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田中美里(泰利の妻・恵役):こういう「もみの家」みたいな施設があることを初めて知りました。主人公の彩花や施設にいる悩みを持った若者たちが、なんとか少しずつ自分の生きる道を見つけて少しずつ前を向ける環境や雰囲気作りをするって、すごく難しいことだと思いました。でも実際に富山に来て、「ここがもみの家だよ」っていう風に大きな一軒家を見たときに、自然と入り込めるような気がしました。

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――1年間の撮影の中で特に印象に残ったシーンを教えてください。

:本当にたくさんあって!一つ選ぶならば、砺波平野の「散居村」を一望できる丘からのシーンがあったんですけど、富山の美しさがぎゅっと詰まっていて、お芝居しながら物凄く感動しました。

緒形:全体的に繊細なシーンが多かったので、一つひとつに気を遣いました。特に彩花とアイスを食べるくだりは、監督も撮りたい絵や思いが明確に決まっていたので、それに近づけるためにいろんな撮り方を試しました。バックショットだけで責めてみたりとか、色々やった分思い出深いシーンになりましたね。

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田中:私は基本「もみの家」から出ないので(笑) でも親も見学に来て、みんなで田植えをするシーンとかは、「こっちにちょうだい」なんて皆がアドリブを入れていると、本物の親子に見えてくるというか。あとは冬に雪かきをしているシーンがあるのですが、小さいころから地元の石川県でも経験してきた風景だし、かまくら作ったりとか…そういう思い出が蘇ってきて、すごくリアルだなと!

緒形:今年だったらね、『もみの家』を撮ってても暖冬で冬のシーンが撮れないから、本当に去年で良かったね。

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――「もみの家」での共同生活はいかがでしたか?

:楽しかったです。私自身彩花と重なる部分が沢山あったので、撮影を通じて彩花が変わっているのを私自身も感じて安心できて。そういうのがうれしかったです。

緒形:こういう合宿スタイルでの映画作りは昔はよくあったんですよ。自分も『北の国から』で育っているので、わりと慣れているほうで。そのほうがチームとしてまとまるんですね。久しぶりにこういう現場を経験できてものすごくうれしかったです。監督には、こういう撮り方をこの先も貫いてほしい。

田中:撮影に入る前に「もみの家」で、監督から「撮影・台本関係なく皆で一日自由にしてください」と言ってくださった日があって。みんなと無理に喋ろうとしなくてもいいし、読みたければ本を読んでもいいし、ゲームをしたり、究極寝ててもいいし。その中で『もみの家』の空気感だったり、「初めまして」ですぐにシーンをやるよりは、名前が一致して、この人はこういう話し方をするんだって分かった方が、全然作品の空気感が違うのかなと思いました。すごくありがたかったです。

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――共同生活の序盤にそういう時間があったんですね。

坂本欣弘監督:そうです。クランクインがたしか4月30日だったかな。5月2日に撮休があって、皆さんに集まってもらって。なのでほぼ最初です。撮影前に、例えば、南さんは他の寮生役の方と会わないとか、そういう自分の中での約束ごとを設けてもらいました。準備期間も、例えば本読みは寮生と佐藤家だけで、南さんは本田家だけでやってもらったりして。自分の中で演出方法としては「ちゃんと生活して生きる」ということを表現してもらいたいので、少しでも早く慣れてもらえたらと思いました。

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――撮影には富山の地元のエキストラの方々も参加されましたが、富山の皆さんの印象や思い出を教えて下さい。

獅子舞を踊るシーンがあって、実際に地元の方に教えていただいたんですけど、本当に丁寧に教えていただいて温かい方ばかりだなあと思いました。

田中:彩花の獅子舞を皆で見に行くシーン、本当にびっくりしたんですよ!彩花の獅子舞がものすごい上手だから。一生懸命練習したんだなって。そこがまた沙良ちゃんと彩花で重なって見えて。一つのことを皆で練習することは、自分の気持ちを見つめ直す機会になるだろうし、皆と交わって地域で盛り立てていくことがすごく必要だなと思いました。本当に感動してずっと見てたいなと思いました、彩花の獅子舞。また噛まれたい!(笑)

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――キャストの皆さんの撮影時の様子や、印象に残る思い出はありましたか?

緒形:砺波の『もみの家』の舞台になった大きい古民家でずっと撮影したんですけど、空いた時間はそれぞれ適当に過ごすんですけど、どこも行くところがないんですよ。「もみの家」に自転車が4台あって、「今日はこの自転車!」って言ってコンビニに出かけたり。あとは監督が大きい犬を連れてきてたんですけど、誰も面倒を見ないんですよ。みんな向こうで一生懸命撮影をしてるから。それで俺が散歩させたり。それで「でっかい落とし物」をして、どうしようってなったりとか。また散歩して帰ってつないで、トイレットペーパーを持って取りに行ったっていう(笑)

坂本監督:スイマセン(笑) すごい犬がキャンキャン鳴いてたよって、世話してくださって。

一同(笑)

緒形「夢の平」行きたいなと思ったけど、なかなかもう時間が合わなくて。だから次はどっかで行きたい。まだ見たこと無いんですよあの景色。
(「夢の平」は砺波市にあるスキー場で、毎年秋になるとゲレンデに100万本のコスモスが咲き誇る富山の絶景スポットの一つ。)

田中「もみの家」の中は美術がしっかりされてたので、ボードゲームがあったり、マンガがずらっとあったり、女子部屋がすっごい汚かったり(笑)。女の子が集まったらこんな部屋になるんだろうなと。逆にリアルで落ち着くというか。そこのマンガを取って読んだり、皆で寝転んでごろごろしたり、そういう時間が大事でしたね。撮影序盤に時間を設けてくださったときは意識して話しかけようとかもあったんですけど、最後の方は誰も何も考えずそれぞれのペースで「もみの家」にいたような気がしていて、空気感が自然と出てきているのかなと思いました。

緒形:ね。

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:寮生の皆と過ごす時間はすごく心地よかったです。休みに皆で喫茶店に出かけたりして結構富山を満喫しました(笑)

坂本監督:いつの間に(笑) 初めて聞きました。

:本当ですか!?

緒形:いいな~。


――2月28日(金)より、富山の劇場で先行上映が始まりましたが、観客の皆さんに伝えたいこと、見どころを教えてください。


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『もみの家』は富山の四季の美しさはもちろん、生活の中で息苦しさや窮屈な思いをした方になにか残せる・届く映画になっていると思うので、そういう方にもぜひ注目して見てもらいたいと思います。

緒形富山の魅力が詰まった、富山でしかできない作品ですので、やっぱり富山で火がついてほしい。それから彩花を含めた寮生それぞれ心の機微を感じ取ってほしいです。

田中『もみの家』という、そこにあるだけで安心できる・支えになる存在と同じように、この作品を見ると、自分と同じだなと安心したり、もう少し頑張ってみようかなと思えたり、心に寄り添ってくれるような映画です。そういう時に何回でも見直してもらえるような作品なので沢山の人に見ていただきたいです。

――最後にファンの方々へメッセージをお願いします。

:本当に富山の魅力が沢山詰まっているので、ぜひ見ていただけたらうれしいです。

緒形監督は富山の星だと思うので、これからも応援していきたいし、皆さんも監督を応援してほしいと思っています。

田中:私、本当に富山が大好きで、富山に来ると息がしやすいというかそういう場所で。ポスターにもあるんですが「大丈夫、ゆっくりと進もう」というフレーズのように、今回本当にゆっくり撮影してたと思うんです。贅沢な時間というか、そういう意味ではすごく……なんの質問でしたっけ?

一同(笑)

坂本監督:富山の方へメッセージです!

田中:そういう場所だと思うので、富山の方からしたら当たり前のようにある景色、四季の移り変わりだったりっていうのは、とっても特別なものだっていうのがこの映画を通して分かるので、改めて皆さんにとって「当たり前だった風景」に注目していただきたいです。


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映画『もみの家』

2020年2月28日(金)より、富山県で先行公開中!
TOHOシネマズファボーレ富山、TOHOシネマズ高岡、JMAXシアターとやま
3月20日(金・祝)より、新宿武蔵野館ほか、全国順次ロードショー。

主演:南沙良
出演:渡辺真起子 二階堂 智 菅原大吉 佐々木すみ江
島 丈明 上原一翔 二見 悠 金澤美穂 中田青渚
中村 蒼 / 田中美里 緒形直人
監督:坂本欣弘
脚本:北川亜矢子
音楽:未知瑠
製作:映画「もみの家」製作委員会
制作プロダクション:コトリ
配給:ビターズ・エンド
公式ホームページ



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