桂樹舎 × D&DEPARTMENT TOYAMA 「d TALK 11 越中八尾の紙漉きと桂樹舎の型染め」
3月25日に『D&DEPARTMENT TOYAMA』で開催された「d TALK 11 越中八尾の紙漉きと桂樹舎の型染め」におじゃまして来ました。今回で11回目を迎えるギャラリートークは、現在開催されているギャラリー企画展「桂樹舎の型染めと和紙展」と連動。桂樹舎の吉田泰樹社長と吉田南子さんをゲストに迎えて、八尾の和紙産業の歴史や、桂樹舎の型染めのことなどをテーマに開催されました。
トークでは、富山には古くから売薬の歴史があり、薬の包み紙、それをまとめる紙袋の需要があり発展してきたこと。その後、機械で作る紙が登場し、八尾町の和紙産業も衰退したこと。そして、そのような厳しい状況の中、桂樹舎の創業者である吉田桂介さんが、試行錯誤を重ね、民藝の父である柳宗悦・染色工芸家の芹沢銈介などとの交流の中、現在にも続く素晴らしい和紙製品を生みだせた理由。和紙に使用するのは全国的にも珍しい、型染めの技術についての説明など、興味深いお話が沢山きけました。
また最近は、他のお店とのコラボレーションも増えて来ているというお話もあり、「D&DEPARTMENT TOYAMA」のオリジナル柄も発表。会場からは今後作って欲しい柄のリクエストなどもあり、吉田社長が「今後の参考にしたい」と答えられるなど、終始和やかなムードの中トークが繰り広げられました。
「桂樹舎の型染めと和紙展」は、D&DEPARTMENT TOYAMA GALLERYにて、5月7日(日)まで開催中なので、ぜひおでかけください。
「D&DEPARTMENT TOYAMA GALLERY 第13回企画 桂樹舎の型染めと和紙展」
場 所:D&DEPARTMENT TOYAMA GALLERY
日 時:~5月7日(日)10:00〜19:00
入場料:無料
主 催:D&DEPARTMENT TOYAMA
お問い合わせ:076-471-7791