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グルメ Gourmet

【富山のそば】食べ比べのできるおそば屋さん

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挽き方や配合産地によって異なる味わいを楽しめるのがそばの醍醐味。同時に味わうことでその違いをより一層感じられます。食べ比べて、自分好みのそばを探してみませんか?

|もくじ|

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神通町 田村

産地で食べ比べ
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丁寧に栽培された北海道産キタワセソバを使用した「北海道」(1,200円)。実を殻ごと挽いた黒っぽい田舎タイプの玄挽きそばで、香りが強く素朴な味わい。もちもちと弾力もあり、歯ごたえが心地よく全体的に力強い印象


産地を選んで違いを感じつつ
十割そばのうまさを噛みしめる

 北海道から九州まで、全国のそばの産地から特色あるそば粉を吟味し、定番5種と月替わり1種の計6種、土・日曜、祝日はオーガニックを合わせ7種から選べる『田村』のそば。そばそのもののおいしさを感じてほしいと、打ち粉やつなぎは入れず、自社設計の製麺機でなめらかに仕上げた純粋な十割のそばを提供してます。
 つるりとしたその喉ごしを楽しむのもいいが、各産地の豊かな風土で育まれたそばの味や香りを楽しむために、ここではしっかりと噛んで味わってほしいと店主。まずは何もつけずにそのままで。そして塩や出汁つゆで。噛みしめることでより風味や甘みが鮮明になり、産地や食べ方による味の違いが際だってくるのに驚きます。そんな気付きを楽しみながら自分好みのそばを見つけてみましょう。


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地元富山の山田清水地区の無農薬栽培のそばを使った「山田(富山)」(1,300円)。丸抜きといわれる殻をむいた実を挽いた白いそばで、瑞々しくあっさりとした味わいながら、噛みしめるごとに甘みが強くなる。塩との相性は抜群。

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福井県在来種を使った「越前(福井)」(1,350円)。福井県より「美味しい福井県産そば」の認定を受けており、香りと味のバランスがよく、食べたあとの満足感と印象が強く残る。店主も好んで食すそばのひとつ。

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テイクアウトにはオリジナルの「そば茶ジェラート」(450円)を。そばハチミツとそば茶を使用し、芳ばしくやさしい甘さがあとをひく。

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重厚なカウンターと開放的なテーブル席が広がる落ち着いた店内。今日はどこの産地にするか、ゆっくり選んでお気に入りを探してみよう。


神通町 田村
富山市神通町2-1-3
TEL:076-432-1505
営: 11:00~15:30(LO14:30)
休: 毎月10、11、20、21、30、31日、
※12/30、31は営業、1/1~3は休み
P:8台
席:カウンター6席、テーブル14席、座敷8席

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清水そば そば峠

割り方で食べ比べ
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十割そばと二八そばの食べ比べができる「二種盛り弁当」(2,100円)。サックリと揚げられた季節の天ぷらとモチモチのそば豆腐などの日替わりの箸休めもセットで付き、満足感たっぷりの一品。※平日限定、限定10食


十割と二八を贅沢に食べ比べ
香りとコシの違いを堪能

 栽培から手がけたこだわりのそばが人気を呼び、開店前から行列のできる『そば峠』。ここで提供される数量限定の「二種盛り弁当」には、風味とコシが強く感じられる十割そばと、つるりとしていてのど越しの良い二八そばの二種が盛られ、その違いは一口食べればすぐに分かるほど。どちらも丸抜きと玄そばを納得のいくまで試行錯誤して配合し、毎朝の手打ちによって仕上げられています。麺を細めに切ることでつゆとの絡みがよくなるなど、細かなところにまでそのおいしさの秘訣が隠れており、常連客が多くいるというのも納得です。自然に囲まれた穏やかな空間で、旅行に来たような気分に浸りながら本格そばを味わってください。


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きじのやさしい味わいのダシが身体に染み渡る定番人気「きじそば」(1,150円)。大根おろしや自家製の七味で味変も楽しみたい。

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時期に合わせて水分量などを調整し、1番おいしく感じられるそばを提供できるよう、日々研究を積み重ねている。


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大きな窓から店内にいても自然を感じられ、居心地がよく落ち着いてそばをいただける。


清水そば そば峠
富山市山田清水10-15
TEL:050-3433-5500
営: 11:00~14:00
休: 火・水曜
P:15台
席:テーブル14席

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黒部 そば屋

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そばの香りが豊かで力強い「田舎そば」と、上品な口あたりとのど越しの「更科そば」、さらにエビ天2本と野菜の天ぷら4~5種類が盛られた「天ぷら盛り合わせ」がセットになった「二色天ざるセット」(1,700円)


朱い器の上で寄り添う
黒い田舎そばと白い更科そば

 旧国道8号沿いにある『黒部そば屋』。「料理は何でも作りたてが一番」と心得、注文を受けてから、店主がそばを製麺して茹で、天ぷらは奥さんが担当。連係プレーで「天ざる」がタイミングよく仕上がるのはお見事です。
 店では主に、富山県産のそばの実を石臼で丁寧に引いた「石臼挽そば」と、長野や群馬の製粉所から仕入れる、殻ごと挽いた「田舎そば」、そばの実の中心だけで作った「更科そば」の3種類が味わえます。色も太さも味わいも大きく異なる2種類が一つの器に盛られた「二色そば」はとくに人気で、迷ってしまうときにもおすすめ。黒部のおいしい水を使ったそばつゆで、個性の違う十割そばを食べ比べてみて。


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立山町産てんたかくのごはんに、大きなバナメイエビの天ぷらをのせ、海苔で包んだ「そば屋の天むす」(380円)は、食べ応えも十分。

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日中のみの営業ながら、週末にはそばとともに日本酒を味わうお客さんの姿も。店主がそばに合うと選んだ「羽根屋 冷酒」(600円)。

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外から見るよりもずっと広い印象の店内は、テーブル席をコの字で小上がり席が囲む。


黒部 そば屋
黒部市三日市2052-1
TEL:0765-57-3553
営:11:00~15:00(LO14:45) ※そばが無くなり次第終了
休: 火曜、ほか不定休あり
P:15台
席:テーブル8席、小上がり24席
HP:Facebookあり


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今年も新そばの季節がやってきました。旬の今こそ味わいたい逸品をご紹介しています。
また、Takt1月号ではそば名人に徹底取材し、豆知識を学んできました。知れば知るほど食べたくなる、奥深い魅力が詰まったそばの世界へようこそ。

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