タナベマサキ

富山県砺波市出身のラジオパーソナリティ、役者。劇団 CASTINGBOARD 創立者。FMとやま「RADIO JAM」(毎週月〜木曜16:00-19:00)をはじめ、FM福井、FMとなみ、となみ衛星通信テレビ、ケーブルテレビ富山などでDJとして活躍中。
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Cosmos/8960/

最終回★ホントに思いつくまま・・・書いてみた。

バスとか電車に乗るとスマホばっかり見てる人が多い。
人の迷惑にならなきゃいいとは思いますけど、お年寄りや妊婦や小さい子を連れている方が席の近くで立っていてもおかまいなしにずーーーーっとスマ ホをいじっている姿を見ると果たしてこれでいいのか?って思う。
うがった見方をしてしまうと、他人に席を譲ったり気を使ったりするのが面倒でヘッドホンをしてスマホに集中している「フリ」をしてるんじゃないの だろうか、とさえ考えたりもする。
いずれにしても異様な光景だ・・・。

公共の交通機関に限らず今はどこに行ってもスマホを「活用」してる人が多い。
ご飯を食べに行ってもスマホを開いて写真をバシャバシャ撮ってみたりとか・・・・。それをネット上にアップしたりとか。


ボクはそういう事するのはあんまり好きじゃない。なんかお店の人に失礼な気がする。
確かにキレイな器にキレイに盛りつけられ、それがとっても美味しそうだったら写真に残してみんなに見てもらいたいって気持ちも分からないではないけど、それを実行してしまうのはちょっと違うような・・・。(その逆の「とってもマズそう」とか「盛りつけ最悪」って言う発言も・・・)

「茶の湯の心は一期一会」と言うような事を確か千利休が言っていたような・・・。
どんなにお客さんがいても、どんなに行列が出来ても提供される食事は「ただ一人のお客さんに向けて」という想いで出されているものだし、そう思いたい。
お店とお客。そこには一対一のおもてなしがある筈だ。
それを写真に撮ってバラまいてしまうのはお店の人の気持ちをきっと裏切る行為なのだ。
美味しいか美味しくないか。接客がいいとかダメとか。それはお店と消費者というお互いの世界でのみ評価すべきだと思うし、個人的な感想を拡散するようなことは卑怯な行為のような気がする。

ボクはサービスが悪いと感じる店があったとしても、それは「何か自分に不備があったのかも知れない」とか、例え味が好みでない店があってもそれは 「自分の体調が良くなかったのかも知れない」と考えるようにしている。
それでも納得出来なかったらその店に行かなきゃいいだけのことである。
何も「個人的な思い」を全世界に発信する事はないのだ。
ボクは食事もお店の造りやサービスはイマイチでもスゴくひいきにしている店がある。
でもボクはその店を誰にも教えてない。ヘンな情報が蔓延したりして閉店などされてしまっては困ってしまうからだ。
誰かにとってはどうでもいい場所でも誰かにとっては神聖な場所かも知れない。
その神聖な場所を「個人的な印象」でもって批判する事はいい事ととは思わない。
これは自分にとっては大好きな彼氏の事を悪く言われる感覚に似てる気もする。


だいたい写真では伝わらないものの方が多い。雰囲気や調理中のいいニオイなんてのはどんなに画素数の高い写真や文章を駆使しても100%伝えるのは無理な話だ。
「普段ラジオなどで伝える仕事をしてくせにそんな事言ってどうするんだ!」
とお叱りを受けるかもしれませんが、実際にそうだと思う。
ボクは楽しいことや悲しい事を冷静に言葉を伝えるよりも「楽しいんだー」「悲しいんだよぉ」っていう雰囲気を大事にしておきたいと思っている。
説明しようとすればするほど実体からは遠ざかるという経験は誰しもあるんじゃないかな。
理屈や理論より「もうね・・・ふふふ・・・とにかくね・・・・ふふふ・・・・楽しいのぉ!」って言った方が楽しく聞こえる事もある。
でも毎回こんなだとダメだけど・・・・。


告白しますがボクはモノを書いたり、もっというと人前で喋ったりする事は本来苦手なのです。
今までいろんな言葉に傷ついたりもしましたし、その経験から自分の言葉で傷ついてる人がいるのかも知れないとか考えると、言葉を紡ぐ事に臆病になって いた時期もありました。
でもラジオ聞いて元気をもらったとか、エッセイ面白かったよっていう言葉を頂いて最近になってようやくちょっとリラックス出来るようになりまし た。
ボクが仕事をする上で気を付けてる事はとにかく「人を傷つけない」という、究極的にほぼこの一点のみに集約されている。
ネットでも仕事でも自分が住む地域でもそういう気持ちが広がればもっと住みやすい世の中になると信じている。
自分自身でもそれは難しい事だと分かっているけど小さな一歩でも前に進まないよりもいい筈だ・・・。


このエッセイを愛読して下さった皆さん。
3年間本当にありがとうございました。
過去のエッセイを読み返してみると「やめちくりー!」というぐらい文章も考え方も稚拙なものが多かったように思います。
でも毎回こうやってエッセイを書く事によってほんのちょっとかも知れませんがいろんなところで成長出来た気がします。
読者の皆さんそしてTaktのスタッフの皆さん(特にM女史)。素晴らしい機会を与えて下さって本当にありがとうございました。
また何らかの形でお会い出来る日を楽しみにしています。
改めて・・・・ありがとうございました!!

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