加藤美由紀

岐阜県出身のアナウンサー、ナレーター。富山テレビ放送「Youドキッ!たいむ」などで活躍。2011年4月より拠点を東京に移し、活躍の幅を広げている。シグマセブンe所属。

人生の歩きかた

生きていると楽しいこと、うれしいこと、泣きたいこと、文句を言いたいこと、ストレスがたまること……いっぱいあるよね。本当にたくさんあるよね。

 去年は家族のことで特にストレスを抱えることが多かった。家族だからこそ離れられないし、助け合わなきゃいけないことがある。どこの家庭だって何かしら不満やらなんやら、きっとあるものだよね。人生、モヤモヤして過ごすよりも、今できることをいっぱい楽しんだ方が幸せだと思っている。ストレスの多い世の中で、いかにストレスをためずに発散させるか考えている。ここ1年は、妊娠、出産、授乳でアルコールとは無縁の生活をしている。お酒好きの私が「とりあえずビール1杯!!」ができないのが現状。ノンアルコールも少しは気分を和ませてはくれるけど、スッキリ! とまではいかない。たまには記憶をなくしたくなることもある。

 「ストレスをどう発散するか」を考えたところ、私には「食べること」「出かけること」「話すこと」が一番良い処方箋だとわかった。先日、20年来の友人のお宅でとびきりおいしいケーキを大人買いして、いろんな味を楽しみながら、とにかく自分の思いを聞いてもらった。そうすることで、心にスーッと風が吹き抜けていくのを感じた。自分の取り扱い説明書をたまには開いて自身を見直すことも必要かもしれない。
 この間、止まった時計の電池を変えた。すると、息を吹き返したかのように弾むように秒針が動き出した。時計は止まっていたら時計としての役目を果たさない。電池が切れていたら、いい働きをしたくてもできない。

 2014年は家族も増えた。それによってたくさんの笑顔も生まれたが、大きな責任感も背負うことになった。私は電池の切れた時計のようになっている気がした。あるとき1冊の本が私に声をかけてきた。『育児に疲れを感じたら』(海竜社 俣野温子)。タイトルを読んで「まさか! 私は対象外だろう」と思ったが、ページをめくってみると、私の心の内がそのままと言っていいほど見事に書かれていた。言葉が心に染みわたった。そして涙が出てきた。本は5分ほどで読み切れるものだったが、読んだらスッキリした。目の前の霧がみるみる晴れてきた。私には言葉の処方箋も必要なのだと思った。だから本が私に声をかけてくれたのかもしれない。

 女性は子供を産んでホルモンバランスが崩れ、それが気持ちにも大きく影響を与える。ホルモンは目に見えるものではないからわかりづらいのだ。今の私には、きっとそういうのも影響しているんだと思う。テンパっている私を認めてあげようと思った。

2015年、自分がこれから歩く道。みなさんがこれから歩く道。たくさんの道があると思う。ゆっくりゆっくり自分のスピードで楽しみながら歩いて行けたら幸せだと思う。歩き方によって人生の楽しみ方もきっと違ってくると思う。今日も、明日も、明後日も前を向いて歩いていこう!

100455_01.jpg
心に響いた1冊

100455_02.jpg
散歩でリフレッシュ
100455_03.jpg
友人のお手製カキシチュー!

Takt会員について レギュラー会員登録 プレミアム会員登録
JCバール mind saito 県広報とやま 大島絵本館 富山まちなか情報ハブステーション[なかもん Web] 〜Nan,Come on!〜 BiRAKU とやま家づくりネット会員募集!
ページの先頭へもどる↑