加藤美由紀

岐阜県出身のアナウンサー、ナレーター。富山テレビ放送「Youドキッ!たいむ」などで活躍。2011年4月より拠点を東京に移し、活躍の幅を広げている。シグマセブンe所属。

デビューして救われた!

息子は、あと10日ほどで生後4ヶ月となる。ここまではジェットコースターの急降下のように時間の流れがあっという間だった。それまでは底の見えない沼に足を滑らせた気分だったが、ようやく子ども中心の生活に慣れてきた。

この4ヶ月、子育ては想像以上に厳しいことを実感した。今まで私は子ども好きだと思っていたが、実は子どもが嫌いなのでは?と不安になるほど現実はしんどかった。
一番は、自分の生活リズムが子どもに崩されたことである。

私は今まで自由気ままに「自分時間」を過ごしてきた。ところが子育ては「他人時間」に合わせなくてはならない。結婚した時もそうだったが、その時は相手が大人だから、多少こちらの言い分や融通もきく。ところが、赤ちゃんはそういうわけにいかないのだ。
私は、子育てに大きな「ストレス」を感じた。いつも前向きで元気印が私の売りだったが、さすがにこの時は後ろ向きで放心状態になることが多くなった。家族の支えはあるものの、日中は、子どもと二人で過ごす時間がほとんどだった。今年の夏の暑さと睡眠不足とストレスで気がおかしくなりそうになった。「がんばろう!」と思えば思うほど苦しかった。世のママはさらっと子育てをしているように見えて実はこんな大変な思いをしているのかと驚いた。
親が子どもに虐待するなどというニュースが流れるが、今までの私はその親を「なんと心無い人間なんだ、最低だ!」と思っていた。

しかし、出産後は少しばかりその気持ちもわからなくもないなと思えた。ママ友にも話を聞いてみても、「虐待は、本当に紙一重。精神的にギリギリの所で均衡を保っているのだ。」という答えが返ってきた。すごく納得した。
ストレスまみれの私だったが、息子が3ヶ月になると、気持ちが変化した。ようやく外に出られるようになったのだ。サナギから蝶が大空に飛び立つように気持ちも解放された。その頃から区の施設で開催される子どものイベントにも頻繁に参加するようになった。このデビューをきっかけに私は、ママ友と話をしたり、悩みを打ち明けたりしてストレスから少しずつ解放されてきた。
「頑張っているのは自分だけじゃない、みんなもそうなんだ」、と思えるだけで気持ちがスッキリした。

この数ヶ月の子どもの成長は驚異的だ。人間の、いや生命の素晴らしさを感じられる時期でもある。体の大きさ、表情、声、すべてが猛烈な速さで変化している。その成長ぶりを眺めながら、私自身も「親」として、子どもに育てられているように思う。
電車、デパート、レストラン、すべてやることは「初めて」。今日も「親子カフェ」デビューした。いつも利用している駅のすぐ近くにあったのに今回、初めて知った。オープンして3年経つという。目線が変わると見えてくるものも違うことを実感する。子どもにとってのデビューは、新米ママにとってのデビューでもある。新しい経験を通して、私もまた一つ成長できるといいな。

ようやくいつもの前向きな私に戻れた気がする。今、頑張っているすべてのママ・パパへ・・どんまいどんまい!
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お子様ランチも充実
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広い遊びスペース
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息子は興味深々
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