タナベマサキ

富山県砺波市出身のラジオパーソナリティ、役者。劇団 CASTINGBOARD 創立者。FMとやま「RADIO JAM」(毎週月〜木曜16:00-19:00)をはじめ、FM福井、FMとなみ、となみ衛星通信テレビ、ケーブルテレビ富山などでDJとして活躍中。
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Cosmos/8960/

球児の夏。緊張の夏。

夏休みも折り返しのタイミングだ。
海にはクラゲが出て、ヒグラシの声も日に日に早くなる。
ぼーっとしてても、アクティブに過ごしても平等に夏は終わっていく。
なんだか切ない。
高校野球がその切なさを助長している気がする。
買っても負けても涙。
それが甲子園児の醍醐味だ。
読者の皆さんにはすっかり引きこもりのイメージが定着しているタナベも実は中学時代は野球部だった。
運動神経が悪く公式戦おろか練習試合でも一度も打席に立ったことはないが、-それでもほとんど休まずに練習には参加した。
当時の野球部は(に限らずほぼすべての運動部は)練習中に水を飲んではいけないという暗黙のルールがあった。したがって、今では考えられない事だが3~4時間一滴も水を飲まずに練習するなんてことは当たり前だった。
こんなこと今の指導に当てはめようとするなら体罰や虐待に抵触してもおかしくないことだが、当時は当たり前だった。
真夏に喉がカラカラでなんとか水分を得たい時などは奥歯の根元を舌で押すと唾液が出てそれを飲み込んで水分を得た。ホントにヤバくなった時は田んぼの水を飲もうかと本気で考えたものだ。
中学でさえそんな厳しさである。
高校なんかもっと辛いだろうと考えると再び野球部に入ろうなどという気持ちは完全に失せた。
しかし野球への愛着はなくなった訳ではない。
むしろそういう試練の中で県予選を制し甲子園出場を果たした選手達の決死の思いは痛いほど分かる。
一つ一つのプレイには彼らの重い思いが詰まっているのだ。
高校野球で活躍してもプロにいけるのはホントに一握り。更に活躍出来る選手は更に一握り。ましてやメジャーリーグにいけるなんて夢のまた夢のような話である。
それでも彼らは野球をやり続けるのだ。
人は誰でも一生のうちに一度は輝ける瞬間を持っているハズ。
それが甲子園という舞台なら、もう後の人生がオマケであってもいいと思えるぐらいに燃え尽きるのも美しい・・・・。
高校野球はそういった美しさと切なさを含んだイベントなのだ。

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