加藤美由紀

岐阜県出身のアナウンサー、ナレーター。富山テレビ放送「Youドキッ!たいむ」などで活躍。2011年4月より拠点を東京に移し、活躍の幅を広げている。シグマセブンe所属。

妊娠。

私の40歳の目標の一つは「母」になること。そうはいっても子供がすぐに授かれるわけでもない。子供が欲しいなと思ってから、すでに、1年が経っていた……。
「子供って欲しい」と思っていると、なぜか妊婦さんやベビーカーや小さな子に目がいってしまうのである。「羨ましい」という気持ちでいっぱいになった。そんな自分が嫌にもなった。

そんな折に、友だちから言われたのが、「私もそうだったけど、子供は欲しい、欲しいと思っているとなかなかできないものだよ。でもね、2人にとっていい時期なったら、ちゃんとやってきてくれるものだよ。だから焦らないで……」。この言葉が、私をとても楽にしてくれた。40歳まで自由に生きてきた「ツケ」がここにきてやってきたのかと、後ろ向きな気持ちになっていた私には、救いの言葉となった。


3ヵ月ほど基礎体温を付けたのち、病院に向かった。病院って、できれば行きたくない場所の一つ。昔から「病院なんか行かなくても平気! 病気は自力で治す!」という性格だったので、より病院への抵抗があった。ましてや、産婦人科……。でも私は、誕生日を迎えたのをきっかけに「よし! 勇気を持って自分の身体を調べてもらおう!」と、産婦人科の門を叩いた。しかし、あの独特の雰囲気に息がつまりそうになり、逃げ出したくなった。まわりにいる女性は、みんな笑顔もなくうつむいて、静かに自分の番を待っている。その空気に負けそうになる自分がいた。 しかも、先生に年齢を聞かれ「あ~、もう40歳ね~。不妊症かどうか検査をしよう」と即効で言われてしまった。私は「年齢で、すでにOUT!」とらく印を押すような言い方にムカつき、診療1日目は「もう二度と、病院なんか行くものか」となったのである。


が、その後、少し頭を冷やし「いやいや、自分が40歳なのは事実なんだし、ここで怒っても何も進まない! とにかく第1歩を踏み出そう」と病院に通うことを決意したのである。不妊症かどうかの検査といっても、その日のうちにすぐ結果がわかるというものではない。女性の月経周期に合わせて、1つずつ検査していくので、時間がかかるのである。

もし、正式に「不妊治療」するともなれば、期間は、数ヵ月から数年にわたる場合もあるし、金額だって大きくなる。お笑い芸人の森三中の大島さんも『妊活』を理由に、今春から休業宣言をしたが、彼女のように仕事を持つ女性はとくに、妊娠と向き合うにはたっぷりと時間をかけて生活リズムから見直さなくてはならないのだ。

私は、病院で①問診、基礎体温②血液検査(ホルモン測定)③超音波検査④子宮頸官粘液検査⑤性交後試験(フーナーテスト)を経て、その検査の途中で、新しい命を授かることができた。この妊娠は私にとっては、晴天の霹靂だったが、それが友人のいう「いい時期」だったのだろう。
 妊娠から出産、育児……。私にとってはすべてが未知との遭遇だ。本当に、毎日をたくましく生きる世のママに大きな拍手を送りたい。
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主人と安産祈願に。
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可愛い犬のお神酒。
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ママ友は強い味方♪
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