タナベマサキ

富山県砺波市出身のラジオパーソナリティ、役者。劇団 CASTINGBOARD 創立者。FMとやま「RADIO JAM」(毎週月〜木曜16:00-19:00)をはじめ、FM福井、FMとなみ、となみ衛星通信テレビ、ケーブルテレビ富山などでDJとして活躍中。
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Cosmos/8960/

サンクチュアリ

 僕はこれまで自分の部屋に他人を入れたことがほとんどありません。部屋をみられることは、自分そのものを見られてるみたいな気になるからです。それは食事や仕事の現場を見られるくらい恥ずかしいのです。皆さんはどうですかね?
 例えば恋人が出来てドライブに行ったり、カラオケ行ったり、ごはんを食べに行ったり、お酒を飲みに行ったりします。やがてお互いに心を許すような関係になるとお互いの家に行き来したりするかもしれません。とはいえ、彼氏(もしくは彼女)の家に行ってもそんなに盛り上がることもないのも事実です。そりゃそうだ……。


 そもそも個人の部屋は自分が快適に過ごせるように設えてあるのであって、他人にとってはどうでもいい空間なのです。(別にみなさんのお部屋を否定している訳じゃないです。例えば「居心地のいいバー」などと謳っているお店の場合、大抵は居心地が悪いものです(笑)。居心地の良し悪しは自分で決めるのであって、他人には図りかねることなのです)。

 彼氏(ないしは彼女)の部屋に行って、だいたいしばらくは正座で待っています。するとお茶かコーヒーかカルピスが出てきます。ちなみに、カルピスに対する水の割合で自分への愛情の量が分かります。水ではなく牛乳で割られたカルピスが出てきたら最上級の客として認められたと判断して間違いないでしょう。

 飲み物を飲みながら卒業アルバムを見て、CDや本の棚を見てその内容について一通りの批評を重ねたらもうすることがありません。なんとなく気まずい時間が流れるだけです。彼氏(彼女)がいなければとっととスエットか何かに着替えて、ひっくり返ってテレビかスマホをいじってるところですが、ゲストがいる手前そんな訳にもいきません。居心地がいいはずの自分だけの空間が、何故か居心地の悪い空間と化し、時間がただただ流れていきます。

 招かれる側も勝手な行動もとれません。あちこちうろうろしてたら咎められますし、見てはイケナイ物を見てガッカリもしたくないですし。いろいろ考えると差し出されたちっちゃいクッションから動く訳にもいきません。「帰りたいなぁ」と「帰って欲しいなぁ」が交錯してもお互い口に出せない甘酸っぱさ。たまりませんね(笑)。

 

 この気まずさを打開するのが映画鑑賞会@彼氏(彼女)部屋です。
とりあえず時間は潰せますし、やり場のない視線の当座の居場所になります。
また招いた側にしてもすぐ帰さず、2時間は滞在させたという実績になります。
しかし、ここでまた問題になるのが映画のセレクションです。恋愛映画なんか良さそうですが、自分達の恋愛と何かと比べてしまってガッカリしてしまう可能性があります。
アクション映画は彼女(彼氏)がワイルドな男(女)の魅力にハマってしまう恐れがあります。
ミステリーは夢中になりすぎて恋人の存在を忘れる危険性もあります。
ホラーやパニック映画はリアクションを期待されてるケースが多いので上手く演技しないと幻滅されるかもしれません。そうなると映画どころではありません。
ドキュメンタリーは「世界の現状を考えたときこんなところで恋人とイチャイチャしてじゃダメなんじゃないか?」とか考えてデートどころじゃありません。アニメもいいですが業界の趣味趣向の細分化具合は半端ありません。その一本が恋を終わらせる威力を十分持ち合わせています。

もうね、いろんなリスクを背負ってまで恋人の部屋に行ったり呼んだりするこたないんです(笑)


多分この手の話、続きます……(笑)。

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お客さまのおもてなしにはコレ!

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お家デートでオススメしたい1本。

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お家にこんなのがあるとドン引きされる可能性があります。気をつけましょう。ちなみにこれは職場で誕生日プレゼントでもらったものです!わーい!

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