加藤美由紀

岐阜県出身のアナウンサー、ナレーター。富山テレビ放送「Youドキッ!たいむ」などで活躍。2011年4月より拠点を東京に移し、活躍の幅を広げている。シグマセブンe所属。

原点は、草むしり女子

私の生まれ故郷は、岐阜の小さな村。下呂温泉にも近い、山深い場所である。東京でも富山でも「私の故郷は、下呂温泉の近くです。」というと、みなさんよくご存知で、とてもうれしい。
 現在は村から市になり、規模が一気に大きくなった。「関の孫六」で有名な刃物の町、関市である。なんとなく気分的には町の子になった気がするが、れっきとした田舎者である。
 当時、私が住んでいた村には、信号は1つ。コンビニはなし。という状況だったから(今でも家の近所はこうである)、富山に初めて行ったとき、「うわー、富山は道が広いな~。」「駅前も栄えている!!」と感動したものである。
 
 今では、そんな私が大都会・東京に住んでいるのだから、人生とは不思議なものである。東京で一番に憧れたのは「人混み」。きっとみなさんは驚くだろうが、渋谷のスクランブル交差点などを歩こうものなら、私はあまりの人の多さに大興奮するのである。行列ができれば並び、人だかりができていれば、何が起こったのか聞いてみる。都会は田舎者には、たまらない興味津々、「情報の宝庫」なのである。
 とはいえ、人混みが好きで、好きでたまらないというわけでもなく、「人混み」=都会の象徴、というイメージだけで憧れを抱いているだけなのかもしれない。だって現に、満員電車に乗ると、気分が悪くなったり、大きなイベント会場などでは、人に酔い目が回ることもしばしばある。これでは、東京生活もまだまだ初心者だ。
 
 考えてみたら、18歳まで田舎に住んでいた私の趣味は「草むしり」だった。そこに生きがいを見出していた時期もあった。父親が草むしりをすると、まるで獣道が一瞬にして、アスファルトになるくらい丁寧な仕事をしていた。それを見てきた私は、いつか父親の草むしりを超えてやろう!と、野望を抱いていたものだ。そう、草むしり女子、ある意味、草食系女子! てなとこかな(笑)
 小さい頃から自然豊かなところに育った私は、雑草に限らず、緑が大好きだ。いつも緑に囲まれていないと落ち着かない。だから、家には、観葉植物や花をいつも飾るようにしている。富山にいた頃は、窓を開けると雄大な山々が私を癒してくれたが、今はそれがない。だから、自分で居心地のよい環境を作っているのだ。キッチンにもイタリアンパセリなどを置いて眺めたり、時には料理やお弁当に添えたりして楽しんでいる。これは一石二鳥だ。
 
 18歳まで過ごした田舎は、今の私の人格が形成された重要な場所である。自然豊かな環境での生活は、私にとっては、かなり意味のあることなのだ。だから、いつも緑をいつも欲している。
~緑あふれる風景~
これこそが私の原点である。
100167_01.jpgキッチンにも緑を
100167_02.jpg実家の庭にて
100167_03.jpgアボカドの種から芽が……

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